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音楽業界とは違う道を選択した人でも、音楽の世界に参加できるチャンスがある

2020年7月に活動を開始した、新人アーティスト発掘・発信プロジェクト「IMALAB」。今回は、プロジェクトを動かすスタッフとIMALAB主宰・今村圭介との対談シリーズ第二弾。「何年も何十年も一緒にドキドキできる音楽」を創出するプロジェクトIMALABに興味をもつきっかけになれば幸いだ。

▼対談第一弾はこちら

■対談者プロフィール
ほしのん
出版社でデジタル案件を携わりながら、IMALABでは主に「コンテンツクリエイティブユニット」にて企画立案やアーティストのインタビュー記事作成を担当。また、ライターとして楽曲レビューやライブレポートも執筆。

今村 圭介
音楽ディレクター(EMI / UM) + IMALAB主宰。ナンバーガール・プロジェクトのアシスタントを経て、これまでにフジファブリック、Base Ball Bear、相対性理論、9mm Parabellum Bullet、The SALOVERS、ザ・チャレンジ、10-FEET、南無阿部陀仏、WurtSを担当

実は「音楽ライブ」に価値を感じてなかった。

今村:IMALABスタッフにインタビュー、今回はほしのんさんにお越しいただきました!ほしのんさんは、僕と同年代かなと思うのですが、趣味的な部分での音楽との関わりはどんなスタートだったんですか?

ほしのん:実は大学時代とかは「音楽ライブ」に価値を感じてなかったんですよね。音楽を聴くこと自体は大好きでしたが、当時は東京の小劇場に勢いがあった頃で、5,000円払ってその瞬間だけの芝居を観ることに興奮してました。

音楽にはCD があって、3,000円で購入したら一生聴き続けられる。でも、芝居はその2 時間が全てで、「音楽はCD でいいじゃん」って感じがありました。 それが2003 年にNHK ホールでのスピッツのライブに行く機会があって、「音楽ライブってヤバい!」みたいになって、ライブの魅力に気づきました。 

今村:その前は全く音楽には触れてきていないんですか?

ほしのん:初めて自分で買ったCD はゲーム音楽でしたね。そのあとはラジオで流れてきた曲とか友達が聴いていたアーティストとかに触れていて。思い返すと音楽との接点としては、音楽番組とかドラマの主題歌、その劇伴とかに手を伸ばしてたことが多かったかも知れません。CD をレンタルしてカセットテープやMD に入れて自分だけのベストを作ったり。

あるとき、スピッツを追いかけて観に行ったフェスで、THEイナズマ戦隊がオープニングアクトをやっていて。そこで彼らにハマってしまい、THEイナズマ戦隊を観るためにライブハウスに通うようになりました。その後はKEMURIを大好きになって、ますます音楽ライブにハマっていきました。

最初のきっかけをくれたスピッツは今もずっと聴き続けてますね。

今村:文字のお仕事を始められたきっかけはどういう流れだったんですか?

ほしのん:小劇場に通っていた頃にシナリオライターという職業があることを知ったんです。その後、大学を卒業するタイミングで就活をせずに何か文章を書く勉強をしようと思ってバイト生活に入りました。2000年頃、個別のサイトに対する評価と紹介文がセットになった、当時としては新しいポータルサイトのプロジェクトに参加して、サイトレビューを書くようになりましたが、そのプロジェクトも結局頓挫しまして。

そろそろちゃんと働かないと、というプレッシャーもあったりして気づけばプログラマーの仕事に就いていた時期もありました。ただプログラマーとしてもう一段上のステップに行かなきゃってタイミングで、モチベーション的に自分には難しいなと感じて。やっぱり書く仕事、エンタメの仕事がしたいと思って、転職活動をして占いサイトのディレクターになるっていう流れで、WEBとモバイルでサイト制作をやっていました。

そこでの知見を活かした形で、その後出版社で漫画の公式サイトを作るという仕事に就きました。アニメ化するような作品が出てくると、その主題歌を担当するアーティストさんのライブにお邪魔するようになったりして、そこから音楽業界の人たちとの縁が広がった気がします。

今は出版社で働きつつ、趣味でライブにも行きつつ、間を繋ぐような仕事がちょっと生まれ始めている感じですかね。


迷っている方がいたら、勇気を出して「やってみたいです」と言ってくれると嬉しい

今村:IMALABとの出会いは何だったんですか?

ほしのん:コロナ禍が始まりつつある頃の今村さんのツイートです。
問い合わせた際に「積極的に発言をする人」みたいなのがIMALAB参加スタッフの条件にあって、「できるかな…」とちょっと迷ったりはしましたけど笑。

今村:最後に、IMALABの新メンバーを募集しようと思っているので、働きながらIMALABに参加されているほしのんさんから、ひと言あればお願いします。

ほしのん:音楽を聴くだけじゃなくて、音楽の世界に携わりたい人にとってIMALABはすごくいい場所だと思っていて。音楽業界の人間ではない自分でも、アーティストの発掘や音楽が作られていく現場を垣間見れたり手伝いが出来たり、という実感があって。音楽業界への就職がうまくいかなかったり、迷って違う道を選択した人でも、年齢も関係なく、いつでも音楽の世界に参加できるチャンスがIMALABにはあります。

これまでの仕事で身に付けたスキルを活かせるかもしれない場所でもあるので、もし迷っている方がいたら勇気を出して手を上げてくれると嬉しいですね。



ほしのん

出版社でデジタル案件を携わりながら、IMALABでは主に「コンテンツクリエイティブユニット」にて企画立案やアーティストのインタビュー記事作成を担当。また、ライターとして楽曲レビューやライブレポートも執筆。

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■FAVORITE SONGS

記事内にもある、音楽ライブの魅力を教えてくれた3バンドの大好きな曲を選びました!
♫スピッツ「8823」
♫THEイナズマ戦隊「オマエ・がむしゃら・はい・ジャンプ」
♫KEMURI「Go! Under The Sunshine!」

TAGGS
#ライブレポ職人
#I_LOVE_SKA
#すぐ涙腺崩壊


今村 圭介

音楽ディレクター(EMI / UM) + IMALAB主宰。ナンバーガール・プロジェクトのアシスタントを経て、これまでにフジファブリック、Base Ball Bear、相対性理論、9mm Parabellum Bullet、The SALOVERS、ザ・チャレンジ、10-FEET、南無阿部陀仏、WurtSを担当

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■FAVORITE SONGS

♫The Beatles「Let It Be」
♫Prince「Purple Rain」
♫Fugees「Killing Me Softly With His Song」

TAGGS
#EMI音楽制作ディレクター
#IMALAB主宰
#感動屋 &笑い上戸

文 壽


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