イマジソ

田舎を飛び出して上京したものの、大学生活に馴染めず2回中退。つらいことや苦しいことばか…

イマジソ

田舎を飛び出して上京したものの、大学生活に馴染めず2回中退。つらいことや苦しいことばかりの人生ですが、出版業に従事して10年、毎日必死で生きています。30代も半ばを過ぎ、ブレイクしなかった人生を悔やんでいますが、それでも前を向いて生きていきます。

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『フジモトマサルの仕事』と滝本哲史『2020年6月30日にまたここで会おう』を2020年5月に読んだ

平凡社から『フジモトマサルの仕事』(コロナブックス)という本が発売された。いい本で、感動した。 フジモトマサルさんはイラストレーターであり、漫画家でもあり、文章を書く作家でもあり、なぞなぞと回文も作られる方だった。出会ってからその作品が好きで、本が出る度に買っては読んでいたけれど2015年、突然、亡くなってしまった。 それから5年経って、この本がいきなり出た。なぜ今のタイミングなのかは分からないし、調べてもいないけれど、本を読んで、亡くなったのが突然ではなかったことを節々

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      2002年の春に東京に上京してきて、もうすぐ18年が経つ。たくさんの人と出会い、たくさんの人が去り、悲しい出来事が山のようにあった。 その中には、かけがえのない思い出もあるけれど、「もっとあっても良かった」という思いと、「これからが人生の本番だ」という思いも、とても強くある。 この18年間、私は何をしてきたか。 新刊書店で本を買い、古本屋で古い漫画やがらくたを買い、吉野家で牛丼を食べ、餃子の王将で餃子とチャーハンを食べ、映画を見て、せっせと仕事をしてきた。「いつか報わ

      • いい年をして公共の場で知らない人から叱られること

        この週末は来たる令和に向け、万葉集について見聞を深めるべく、奈良に行ってきた。東京およびネットの世界では、万葉集と奈良ブームがアッパーな世代を中心に到来し始めていると感じていたけれど、奈良はまだそんなに盛り上がっていない様子だった。相変わらず鹿が多く、空気が穏やかで、ゆったりとしたいい街だった。 いくつかの寺や庭を訪ねつつ、今回は春日大社の中にある万葉植物園にも行ってみた。園内は万葉集に登場する花々が、それぞれに対応する和歌の看板と共に植えられており、絶好の令和スポットな

        • 有名うどん店での無銭飲食騒動

          一昨日、昼食を食べに神保町の有名うどん店に行った。 このところの出張ラッシュで疲れ気味だったのか、私の様子は少しおかしく、釜玉うどんを頼んだのに、トッピングで温泉たまごをつけようとして、店員さんに聞き直されもした。 温泉たまごは頼まないということでオーダーを終え、出てきたうどんは非常に美味しく、トッピングで注文したちくわ天と野菜天盛りも見事な揚げ具合で、特に茄子の天ぷらは塩加減と茄子の柔らかさが絶妙で、本当に見事だった。 そんなうどんを半分くらい食べたところで、は

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          年始USJひとりぼっち

          2018年の年始は、実家から東京に戻る途中、初めてユニバーサルスタジオジャパンに行った。電車を乗り継ぎ、到着した時にはもう夕暮れ時だった。 私は中で友人と待ち合わせをしていたが、中に入ったら、友人と連絡が取れなくなった。 仕方ないので、一人で端から端まで園内を一通り見物した。それでも連絡がつかなかったので、一人でノンアルコールビールを飲み、フライドチキンを食べた。購入する際、レジの人が親しげに話しかけてきてくれた。USJは、園内で労働する人すべてが親しげで、でも嫌味が

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