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さつまいも再考

この時期、史上最強にさつまいもがおいしいって知ってました?

さつまいもの旬といえば、秋~冬ですね。おいもほりは大好きで、家庭菜園で作ったこともありました。ただ正直、どの調理法も「これはおいしい!!」というものがない印象で…。嫌いではないけれど、好きというほどでもないなあと思っていました。

しかし、運命の出会いはこの春。スーパーに、ぷっくりと太った「紅はるか」が並んでいるのを見て、なぜか子供たちが「これほしい!これ食べたい!」と言ったのです。まるまる太ったおいもちゃんの見た目が、かわいかったからでしょうか…

「買っても食べないでしょ。ダメダメ」

となだめたところ、近くにいた60代ぐらいの女性が寄ってきて…

「あら、さつまいもは春が一番甘くておいしいのよ。ゆっくり火を入れると、本当にあまくなるんだから」

と、教えてくれました。ゆっくり火を入れる…そういえば、炊飯器でお芋を炊くと、おいしくなると聞いたことがあるな…

その日は試しに、2本で500円もする太っちょ紅はるかを購入。鍋に水を入れ、蓋をして、ごく弱火でじっくり1時間、蒸し焼きにしました。

結果は…これまでに出会ったことのない甘さ!信じられない!サツマイモってこんなに甘いんですね。

これは先日の朝食のサツマイモ。
この日は色があまりよくありませんが、とても美味しかった

さっそく食卓に出すと、家族のお箸は一気にサツマイモに殺到!一瞬でなくなってしまいました。これまで、サツマイモ料理を何度か出しましたが、こんなことは初めて。

煮る時間はかかりますが、手間もかからず、栄養もありそう。最近では買いだめをして、毎朝食卓に出しています。

そもそも、秋に収穫されるサツマイモ、どうして春に甘いのか。実はサツマイモは、15℃ぐらいで数か月貯蔵すると、でんぷん質が糖化してどんどん甘くなるんだそうです。15℃で貯蔵するって大変そうですよね、農家さん、ありがとうございます。しかし、そんなこと初めて知りました。

そしてさらにうれしいことが!一番大好きな紅はるかですが、春ごろは1本250円ぐらいが相場だったのですが、6月末ごろから、なぜか1本100~150円ぐらいに。

これは推測ですが、お芋は6か月以上貯蔵すると劣化してしまうそう。そのため、貯蔵から半年ぐらいたったサツマイモちゃんが、大安売りに出されているのではないかと推測しています。

この味を楽しめるのも、長くてあと一か月くらいでしょうか。さみしいけれど、こうやって季節を感じるのも悪くないなあ…と思っています。

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