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【ホロライブ事件簿】第1話兎田ぺこら〇人事件【脚本】

兎田ぺこら〇人事件編1

◇ホロライブ事務所内
A氏がドアを開ける。
悲鳴。

◇ホロライブ事務所前
サイレンを鳴らしながら数台のパトカーが勢いよく事務所ビル前に止まる。
車から出てきたのは、
大空スバル刑事と部下の姫森ルーナ。
眩しそうにビルを見上げるスバル。そこには窓に張られたHoliveの文字。

◇ホロライブ事務所内
うつぶせに倒れている兎田ぺこら。
声を震わせながら、状況を説明するA氏。
A「はいそうなんです。朝来たらこの状態で・・・」
スバル「なるほど。ほかに変わったことはないですか?例えば事務所を荒らされた様なことは?」
A「ええ、なにも」
考えこむスバル。
ルーナがスバルに近づき話しかける。
ルーナ「後頭部に鈍器で殴られた跡があります。おそらくそれが死因でしょう。」
スバル「凶器は見つかったか」
ルーナ「見つかりません・・・」
ハッとするA氏。
スバル「どうしましたか?」
A「あ、あの無いんです・・・」
スバル「はあ・・・?」
A「にんじんが・・・にんじんが無いんです!」
スバル「・・・冷蔵庫の中に無いってことですか?」
A「いえ違います。普段からぺこらさんは髪ににんじんを付けているんです。それがありません!」
スバル「えっ、どういうこと?」
ルーナ「ちょっ、普段から髪ににんじんを付けているなんてヤバイ人なのらね」
スバル「おいっ!」
とルーナをたしなめるスバル。

屈んでぺこらの髪を調べるスバル。
スバル「なるほど。三つ編みに何かが挟まっていた空間がありますね」
A「いつもそこに挟んでいました」
ルーナ「・・・どんなセンスやねん」(ボソッと)
腕を組み考え込むスバル。

◇ホロライブ事務所近くのビルの谷間
薄暗いビルの谷間、二つの黒い影。一人は背の高い男。もう一人は太った背の低い男。
建物の間から見えるパトカー。そこに乗り込もうとするスバルとルーナ。
男の不気味な影が二人を見つめている。


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