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【技術×運用】リモートワークを楽しく続けるために作ったエンタメ系slackbotたち

こんにちは、imaimaiです。現在、弊社では原則全員が在宅勤務です。

うちの仕組みづくり担当大臣がせっせと裏でいつリモートワークの状況になっても良いような社内システムスタックを組み上げてくれていたので、システム面ではとてもスムーズに移れました。まだ見ていない人、要チェック!

しかし、どちらかというと心配だったのは運用面です。この記事に書かれている通り、私もシステムの浸透にはどんなツールを使うかより、どのようにツールを使うかが大事だと思っています。リモートワークしやすい環境はあれど、その環境の中にいる人達が適応できなければ、絵に書いた餅で終わってしまいます。トップダウンに「やってみてね」言い捨てポイなど許されません。

工場からの社員は、毎朝8時に勤務し17時に帰る、仕事はすべてオフラインという人が多く、その価値観を崩すのは簡単なことではありません。私も、オフラインのコミュニケーションが状況によって大事なのはその通りだと思っている派で、リモートワークってどうしても顔が見えない分、不完全な情報のコミュニケーションになります。私も面着で話すときはノンバーバルな要素をめちゃくちゃ観察しながら話すので、テキストだけで不安な気持ちはとても良くわかります。そのため、普段は社内の雰囲気を掴むためにリモートワークができても会社にいることが多かったりもします。

チームメンバには「くだらないことでも話そう。」と、オンラインコミュニケーションガイドラインを配ったりはしましたが、まあ人の気持ちのことなので、どこかで違和感があったら難しくなってくるのですよね。そうやってコミュニケーションに億劫になっていくうちに、slackが凍りついてしまい、iSTCの氷河期が訪れることを心配していました。

だったら技術屋らしく、「くだらないことを話せる空間」を作ろう。と思い、slackにいろんな仕掛けを作ってコミュニケーションの活性化を図ることにしました。今回は色々と作ったものや、その効果とかを紹介してみます。slack使っている人は是非参考にしてみてください!

その1 : 今日のチャットランキング

裏でAPIを叩いて、下記項目を取れるようにしてみました!

☑ その日最もチャットが盛んだったチャンネルランキング
☑ その日最も使われたリアクションランキング
☑ その日最もリアクションされたリアクションメーカーランキング

狙いは可視化によるゲーム性の付与、コミュニケーションの活性化です。一日の振り返りに、こういうのがあると盛り上がるかなと思って作りました。

運用上のポイントは、ポストを自分自身ですることです。必ず最後に一言コメントを残して手作業でポストしています。少し面倒だけど、ポストを完全自動化するのではなく、人間味を残すことで、ゆるさを出して、反応しやすい環境を作ることを狙っていたりします。(これはすべての制作物で意識しています。)

コミュニケーションが活発になっていることが、毎日の集計でわかります。実際の画面がこちら。初めは義務付けられている勤怠の報告チャンネルが1位だったけど、今では雑談や各種営業に関するチャンネルなど、色々ところで議論が活発に行われていて、とても良いなぁと集計後に眺めています。

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おや、、、?4/8から4/9にかけて、バグみたいに爆増しているリアクションがありますね。。。これは後述!

その2 : ステキワードbot

☑「はたらく言葉たち」から自動で言葉を拾ってくれるbot

以前このbotを作って放置していたことを思い出し、再度運用することにしました。話しかけるとはたらく言葉たちからデータを取ってきて、POSTしてくれます。↓に作り方もあるので、興味があったら読んでくださいね。

なかなか含蓄ある言葉や、トンデモ発言では!?みたいな言葉まであり、味わい深いです。かなりの種類があるので、聞いたら何を答えてくれるかガチャ感覚で楽しめます。アイコンは社長にして、あたかも社長がしゃべっているようにしてみました。社長で遊んでごめんなさい!!

...まあ社長も遊んでくれているようなので、いいでしょう。

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※この話はフィクション(多分)です

その3 : ッスポリス

slackといえば、絵文字(リアクション)ですよね。slackに慣れてくると、皆さん思い思いのリアクションを作ってくれるようになりました。初めは僕含め2、3人しか作らなかったリアクションも、今ではたくさんの人が追加してくれて、独自のコミュニケーション形態が生まれ始めております。その中で、たまにシンデレラボーイのように人気の絵文字が爆誕するんですね。

その1の一番右の画像、なんかバグみたいになっていません!?リモートワーク2週目に入り、私が追加した絵文字「ッス」が、一躍みんなの間で多用されるようになりました。

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この「ッス」、弊工場の若手社員の口癖です。「そうです」が「そうっすッス」になるくらい多用します。彼は愛されキャラなので、みんないつも彼の語尾につく「ッス」を真似しているんですね。それを思い出して、リアクションに追加したら大盛況になりました。こういう程よい内輪ネタをスパイスとして入れると、コミュニケーション活性化します。

さてさて、このカオスな有様をみて、取り締まらないといかんな!と思ったのです。そこで作ったのが「ッスポリス」です。

☑ 「ッス」を語尾につけると勝手にリアクションしてくる
☑  キリ番で返信がくる

というシンプルなものを作りました。たまに現れるキリ番返信がいい味を出していますね。これもなかなかの人気botになりつつあります。

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今後の開発スケジュールとしては、は彼の口癖をランダムに発生させていく所存です

まとめ

こんなふうに、思いついたら空き時間で色々と作っています。
意識しているポイントは

☑ ゆるさと人間味を残す
☑ 適度な内輪感
☑ なるべくインタラクティブに

ですかね。

社員みんなの運用もあって、当初懸念していたコミュニケーションの氷河期は杞憂に終わっています。

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オープンなコミュニケーションによって、やりやすくなったところもかなりあり、組織として少しずつレベルアップしているなと感じます。そんな組織と一緒にレベルアップしたい方は是非弊社へ!!

私のモットーは「制約条件下で楽しさを最大化する」なので、こんな状況でも、楽しんで仕事ができる環境を作れたらなと思っています。ではではっ

※ そういえば、自社サービスやsalesforceとslackを連携して、仕事に直結するbotも作っていたのですが、紹介し忘れました。便利系botはまたいずれ。



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