ワーキングメモリー…

思春期の息子のずっと気になっていた違和感…
処理速度は遅くないようだが、ワーキングメモリーが狭いのではないか?
しかし短期記憶は早いところもあり
分からなくなったりもしたが…
どうも短期記憶とワーキングメモリーはまた別物らしい

ワーキングメモリーとは短期記憶を処理する時にに不可欠な領域だけれど、短期記憶を処理するための机みたいなもの

これが狭いと小さい机で作業している状態だから、同時処理が難しかったり、ものごとの優先順位がつけにくかったり、ミスが多くなったり、さまざまな困りごとがおきてくる

知能検査をしたら各検査の平均すれば
まさしく平均の範疇ではあるが…
処理速度をはかる検査とワーキングメモリーの検査の差がわりとある

専門家ではないので、数値的に困りごとが当然あるだろう域か判断することはできないが…

差が苦しみを生むのではないだろうか?

処理速度は早く一見困りごとがなく見えるが、ケアレスミスや集中力のなさ、片付けのできなさ、いくつもの指示はいくつか抜け落ちる…などの特性が、すべて努力不足として片付けられプレッシャーを与えられる

もちろんプレッシャーを与えてしまっていたのは母親の自分自身でもあるが…

もしかしたらミスが多いことや片付けが苦手なこと、よく忘れるとことは努力が足りないのではなかったかも
ある時よぎった…
もしかして本気?」という違和感

小学5年生ころから反抗期のはじまりかというほどイライラしはじめた
少し早め?という違和感あったが…
今思えば、そのころから本人は困り感を自覚しはじめていた可能性

あれから長い間髪を切らなくなったり、特性ありの子にありがちな変化を恐れる特徴もあらわれたりもしたが、、
思春期特有という言葉にあえて騙されたりすがったりしつつ…モヤモヤする時期を過ごしてきた

診察では不得意なことは自覚して自分で調節することが大事と医者から諭されていたが
息子が、どこまで理解しているのだろう…というのもまた新たな悩みの一つになった

しかし昨日、やるべき勉強は済ましてからという約束を守り、行きたかった映画を友達と見に行きご機嫌な様子だった息子
約束通りの勉強したとはいえ、受験前とは思えない余裕な様子をみせる息子に
余計なことは言いたくなかったが…
「宿題終わったといえ、人間は6時間で忘れるものだから時間あまったんだったらもう一度やるくらいじゃないと受験は甘くないよ」と苦言

すると返してきた息子の言葉
6時間どころじゃない!人の基準をあてにしたらあかん」…と
ワーキングメモリーという言葉は知らないが
自分が忘れやすいことを自覚してたのか!?
と気づかされる一言…
だったらなおさら人の数倍やらなきゃダメでしょ!とツッコミたくなる自分をグッとこらえて考え直した👀

自分の特性を自覚してるだけでも
それも成長か✨…と

息子と苦しんで成長させてもらってるんだなぁ
慰めとも自分への言い聞かせともなんとも言えない気持ちになる

苦しみか喜びか?
子育てというのは奥が深い…
きっと成長が必要な自分を学ばせるために
神様が子供をよこしてくれたのかなー✨と

ワーキングメモリーに関する…喜ぶべきでもないことから
不思議な気持ちにひたった瞬間だった❣️




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