人は「目的地」を決めてから家を出る。
コロナ禍以降、特に顕著になったと思うのですが、
人は(私を含め)、出かけるときには「目的地」を決めてから家をでることが多いんです。
「どこどこに行って○○を食べよう」とか。
「あのお店に行ってあの商品を買おう」とか。
「ネットで買おうと思ったけど、やっぱり一度実物を見てこよう」とか。
買い物だけでなく、遊びに行くときも現地で立ち寄るお店やアクティビティを入念に調べてから出かけるというケースも多いはず。
出かけたついでに周辺をブラブラ歩くということはあるかもしれないけれど、現代人はなんせみんな忙しい。
さっさと目的地で用事を済ませて子どものお迎えに行かなくてはいけなかったり、帰宅してから愛犬を散歩に連れ出さないといけなかったり(これは私)。
とにかくみんな時間を無駄にしたくない(失敗をしたくない)気持ちが強いので、たとえばポップアップ出店や展示会を開催したとしても、通りをブラブラ歩いている人に、偶然立ち寄ってもらえればいいかな、という期待はあまり現実的ではないかもしれないのです。
ラッキーなことにブラブラする人が偶然立ち寄ってくれたとしても、実際に商品を手に取って、それを買う、というところまで到達するのは、相当ハードルが高い。
自分が消費者の立場に立ってみるとなんとなくわかります。
「私の商品は、実際に見てもらって、手に取ってもらって、私の説明を聞いてもらえれば、絶対買いたくなるはずなの!」というのは、たいていの場合幻想であると思ったほうがいい。残念ながらそれが現実。
「目的地」になっていますか。
ではどうすればいいのか。
答えは簡単。「目的地」になればいいんです。(いうのは簡単!てやつ)
人は出かけるときには「目的地」を決めて出かける。
もうその時点でそこでお金を落とすこともほぼ決まっている。
だったら私たちがその「目的地」になればいい。はい、きわめてシンプルです。
情報発信も、告知もやっているけど、イマイチ集客につながっていないと感じる場合、その発信は「目的地になるための発信」になっているか、確認してもいいのかもしれません。
どうすれば「目的地」になるのか。
ふむふむ、目的地として選んでくれたら人は来る。それはわかった。
次の問題は「どうしたら目的地になれるのか」。そこですよね。
私だったらどういうときに目的地にするかなと考えてみます。
・そこに行けば欲しいものがある、実物をみて確認できる(商品力)
・あ、ポップアップやるんだ。あ、私、予定あいてるじゃん!行ってみよう!と思う(先々にスケジュールを公開しておく)
・○○さんに会えるのね!(オーナーさんに会えるなら行きたい!)
・その土地(たとえば吉祥寺)に出かけたい理由が他にもある。(私は2つ以上の目的があると「よし、行こう!」と思う傾向があります。)
ざっと挙げてみましたが、以上の理由のどれかに当てはまるなら、足を運ぼう!と思うので、よろしければご参考までに。
ただし、これはあくまで私の個人的なケースです。
人によっても変わると思うので、まずはご自身が客として出かけるときに「どういうときに出かけるか(目的地にするか)」を書き出してみるといいかもしれません。
来てほしいなーと思う人が、どうやって「目的地を決めるか」なんていうことを想像するものいいのかもしれません。
では、今日も一緒に頑張りましょう!
※このマガジンでは、真面目に(でも深刻にはなりすぎず)前向きに「集客」とその先にある「売上アップ」について考えています。
東京・吉祥寺でポップアップスペース&ギャラリーを運営するイマイミホコがこれまでの経験で学んだこと、これから取り組んで行くことを記事にしています。ぜひフォローしてください!よろしくお願いします!
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