看護師の私が「ラジオde経営学」のパーソナリティである理由
ポッドキャストで配信している「ラジオde経営学」のパーソナリティをしている社会人佐藤ゼミの今川です。
私は現在精神科の病院で働いているごく普通の看護管理者(看護師)です。
そんな私が‟何故ラジオのパーソナリティをしているのか?”ということをを軸にして、ラジオde経営学を始めるに至った経緯、パーソナリティをしている私の社会人としての想いをご紹介していきたいと思います。
目次
はじめに(ラジオde経営学について)
「ラジオde経営学」が始まった理由
生活し働く人への想い(私の苦労の経験から願うこと)
1.はじめに
「ラジオde経営学」についてどのようなものかをご紹介させていただきます。
・「ラジオde経営学」はポッドキャストで毎週金曜日に配信されている社会人のためのラジオです。(2021年7月より配信)
・北海道の札幌市にある北海学園大学経営学部の佐藤大輔教授と佐藤ゼミOBで運営しています。
・忙しい社会人でも気軽に学べることを目指しています。(困っていることを整理したり解決して社会の中で元気に生活してほしい!…←これは私個人の想い)
詳細はこちらから
Facebook(社会人佐藤ゼミ)
リットリンク(ラジオde経営学、佐藤大輔教授のnote、FUTA LABO)
2.「ラジオde経営学」が始まった理由
私は2020年に佐藤教授のご指導のもと経営学修士課程を修了しました。修了後は元通りの生活で看護管理者として忙しく働いていました。そんな中で大学院の時に佐藤教授に返却し忘れた本があり1年ぶりに連絡をとりました。連絡を取ると「経営管理のコンテンツなど流用して、社会人が経営学や学術的なアプローチを学ぶためのオンラインサロンのようなことをしようと考えている」という佐藤教授のプロジェクトのお話を聞きました。
私は大学・大学院生の時から「プロフェッショナルマネジメント塾(PM塾)」と称して佐藤教授のご協力(無償)のもと、一般社会人を集めて仕事の中での苦労を話し合い、佐藤教授にその苦労は一体なんの問題なのかを整理していただき、解決のための学術的な理論をその中で話してもらうという活動をしていました。そんな経験もあったためか、本を返却し忘れていたということの怪我の巧妙なのか(苦笑)、声をかけていただきプロジェクトに参加することになりました。このため、私は「社会人佐藤ゼミ」も「ラジオde経営学」も‟困っている社会人のため”のコミュニティやコンテンツだと思って活動に参加しています。
プロジェクトメンバーは佐藤教授、佐藤ゼミOB出身で経営学の先生のまさと先生とひで先生、社会人のくにえださん、動画クリエイターの神野くんとがんちゃん(FUTA LABO)と私の合わせて7名でした。
コロナ禍であることもありZOOMで話し合いが始まりました。プロジェクトミーティングではコンセプト、具体的なコンテンツ、プラン、検討課題などが話し合われました。佐藤教授は既にコロナ禍の授業で動画コンテンツを用いたり、動画クリエイターの神野くんとがんちゃんも大学生や若手社会人のためのYOUTUBE動画を作成していました。
大学生や若手社会人のための動画はこちらから
Facebook↓
https://www.facebook.com/futalabo
そんな情報交換をしながら‟音声コンテンツ”って案外いいのかも?という話になりました。何故ならば、通勤中に聞くことができる、家事や育児をしながら聞くことができる、普通に生活しながら聞き流して自然に経営学の知識が得られるっていいのではないか?と話は盛り上がり、じゃあやってみよう!ということで「ラジオde経営学」の制作が始まりました。
そんなこんなで始まったラジオ作りですが、今後、マネジメントについてはもちろん、運営や制作のお話などについても随時発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
3.生活し働く人への想い(私の苦労の経験から願うこと)
そもそも、看護師の私が何故、佐藤大輔教授のもとで学ぶようになったのかを紹介させていただきます。
私は21歳で看護師になり普通に働いていました。29歳のころに転職した病院で中間管理職をすることになりました。今までに経験したことのない精神科であったこともあり看護師としても管理職としても未熟なことだらけで、仕事が思うようにできませんでした。いつも夜遅くまで残業して深夜0時を過ぎて帰ることも少なくありませんでした。そんな風に仕事における困難さを感じつつも、相談できる人がいなくて(相談するのが苦手なタイプなのも影響して)、看護とは「こうあるべき」、働く人として「こうあるべき」という自分なりの考えを持ちながら一人でもんもんとしながら働いていました。
そんな働き方を続けどうしたらいいのかわからないまま2年がたちました。当時私の一番の困りごとは、何かトラブルや困ったことが起こった時に管理者としての判断基準となる知識や経験が自分には不足していることでした。そんな時に「管理職をしているなら大学に行って学んだほうがいい」「北海学園大学は夜間の授業もあり通学できる」「通信教育より対面で教授と話せたほうがいい」と60代の管理者経験が豊富な先輩看護師にアドバイスを受けました。「看護管理者として必要な知識が学べるのであれば大学に行ってみようかな」と思って北海学園大学経営学部を受験し無事に3年次編入学をすることができました。(ちなみに北海学園大学は2部(夜間)があり社会人も多く入学されていました。)私は大学に3年次編入した時に佐藤大輔教授のゼミに入り、そのまま大学院に進学して2020年の3月に修士課程を修了しました。中間管理職として必要な知識を学ぼうと思って入学したのですが、経営学の面白さに触れてしまい気がついたら佐藤教授に大学院への進学を相談していました。仕事も私生活も大変だったのですが、その時は学ぶことが私の救いであり、日常の悩みを忘れられる癒しの時間だったかもしれません。
そんな風に大学生活を書きましたが、成績は今ひとつで実は十分に学ぶことができませんでした。それは自分の体調不良があったからです。大学3年の冬あたりから4年生の夏の間に風邪を頻繁に引き、結局夏風邪をこじらせて耳の鼓膜感染を起こしました。(その後、手術などもしましたが結局は現在も聴力が落ちたままです。)夏風邪をこじらせたときは精神的にも病的な状態に陥っており、一時的でしたが4日間くらい涙が止まらなくなって外出するのに困ったり、その後は年単位で不眠や抑うつ気分や集中力の大幅な低下が続きました。元気だった時の自分の体調に戻ってきたのはここ最近の話です。
私が体調不良に陥ったのは仕事だけが原因ではありませんが(私生活も大変な時期でした)、社会で生活する人にとって仕事における人生の時間は長く、人生を幸せに暮らしていくことに仕事のストレスは大きな影響を与えると思います。心の病気は意思の弱い人がなる等ということはなく、風邪のように誰もが患う可能性があること、そして目に見えにくい病気であるからこそ周囲の人は気がつかず、その辛さを1人で抱えて理解してもらえないということから苦しむ人も多いということがあります。
また、今回自分が経験して思ったのは、自分の心の不調に自分で気づきにくいということです。
人は誰でも、眠れない時はあるし、不安になることもあるし、うつっぽくなることはあるし、集中できないことはありますよね。
誰もが日常的に経験することだからこそ、今自分は相当無理をしているということ、誰かに助けを求めたらいいのかもしれないこと、病院に行った方がいいのかもしれないという判断が難しい。その時に病的な状態に陥っているのであれば、なおさら判断は難しい。
もし仮に病院に行って睡眠薬や安定剤の処方をしてもらっても、現実の仕事や家庭の悩みが減るわけではないし、人間関係の悩みは尽きません。だから、病院に行くだけでは解決されないということがあるのではないか?このように困っている人がいるのではないか?と個人的に感じます。
今までこんな風に仕事でも私生活でも個人的に苦労をした部分はありますが、反対に人が学んで成長した時の活き活きとした瞬間も私はたくさん経験してきました。私自身も実践の中でわかった瞬間はとても嬉しくワクワクすることが多くあります。そして、大学では自分の経験したことと学問がつながって色んなことがより深くわかり、とても嬉しくなりました。(子どもの頃に逆上がりが初めて出来た時の感覚のように嬉しい!)
私個人の考えですが社会人にとって大切なことは、生活の中で学びながら自分らしさを見つけて成長していくことだと思います。そして、それだけではなく心と身体も健康的で楽しいと感じられることが大切だと思います。
社会人佐藤ゼミは「わかる」ということにエキサイティングに取り組み、誰もがわかる経営学を目指し対等に学ぶことを大切にしています。社会人佐藤ゼミの活動がみなさんにとって少しでも役に立つことがあればとても嬉しく思います。そして、私個人としては看護師でもあるので働く人の心や身体の健康についても発信していけたらと思います。
慣れないラジオパーソナリティのことはもちろん、経営学のこと、心の健康のこと、また働くいち社会人(管理者)として、悩みながら人生を歩む人間として発信していこうと思います。一人でもんもんと悩んでいた過去の私のような人が減ることを願っています!
さぁ、みなさん一緒に学びあいましょう♪♪
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?