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ご供養について考える

 「終活」という言葉の世間での認知度はどれくらいなのでしょうか。スマートフォンなどで「しゅうかつ」と文字を入力すると、「就活」と「終活」が変換候補に同時に表示されます。

 終活にはさまざまな要素がありますが、そのなかでご遺骨の行方を決定する「ご供養」。最近では「永代供養」や「散骨」「樹木葬」などさまざまな言葉が使われています。今回は弊社で取扱いしているサービスをご紹介させていただくとともに、ご供養について考えてみます。

【ご遺骨をダイヤに】

 ご遺骨に含まれる炭素成分を抽出してダイヤモンドを精製します。アクセサリーにして身につけたり、そのまま飾ってご供養することが可能です。イマデヤは業界大手のアルゴダンザの代理店です。受注事例多数あります。お気軽にお問合せ、ご相談ください。


【ご遺骨を海へ】

 ご遺骨は海へ、とのご要望は以前からありましたが、サービスとして利用されてきたのは最近だと感じます。海洋散骨は今の日本の法律には定めがないので、既に法整備されている国のガイドラインを基に運用しています。価格は5万円~。セスナやヘリをチャーターするプレミアムプランも。ちなみにペット散骨も承っております。徳島は海に面している地域が多く、原風景として海を愛する人も多い土地柄です。こちらも申込やお問い合わせはお気軽にどうぞ。


【ご遺骨を宇宙へ】

 現状では究極の散骨といえるでしょう。その名も「宇宙散骨」。世界中の富豪が宇宙を目指す中、ご遺骨も宇宙に散骨することができるようになりました。死後の宇宙旅行。なにか、仏教の中宥にもつながるような気もします。遺灰封入カプセルや打ち上げ証明書、フライト時の映像が納められたデジタルフォトフレームなどがセットになり、価格は49.5万円~。生前予約の方には搭乗券やメモリアルスタンド、証明カードなどの記念特典があります。こちらもご相談、お問合せ絶賛受付中です。


【ご遺骨をウィーン中央霊園へ】

 オーストリアの首都ウィーンは芸術の都としても知られる街です。この地にはヨーロッパでもとりわけ美しい霊園と謳われるウィーン中央霊園があります。この霊園の特別名誉区32Aにはベートーヴェンやモーァルトのほか、数多くの楽聖・偉人が眠っています。この32Aはオーストリアにおいて最も神聖な領域のひとつと言われています。この32Aと中央正面入り口の間にある霊園参道の重要な分岐点に位置する霊廟アーケード。歴代の諸侯、貴族とその一族、著名人などが眠るこの霊廟アーケード内の一室、AAR-№5に埋葬するプランです。価格は3,300,000円~。2110年までの使用権です。


【ご遺骨をお手元に】

 ご遺骨はお手元に、そんなご要望に応えるお手元供養の商品もございます。本社ギャラリーに展示中の「やさしい時間 祈りの手箱」がご好評いただいております。他にもさまざまなラインナップがございますので、お気軽にお問合せ、ご来店ください。

など、一例をご覧いただきました。

 他にも、樹木葬、〇〇葬、などなど今後も多種多様なサービスが生まれていく、そんな流れがあります。

 今後も、多様化していくことが想像される、ご供養の問題。これは様々な角度から検討してみることが大切です。社会の変化、価値観の変化、家族のカタチなど、時代と共に習俗は変化します。古い形のご供養の役割についても分析をしていただくことをお勧めします。

 参考までに、個人的に京都大学特任教授のカールベッカー氏の講演を聴講したことがあるのですが、その中で氏は日本人の死生観について話をされていました。おぼろげにしか覚えていないのですが、記憶をたどってみると、「……日本には仏壇があります。これは素晴らしい文化です。亡くなった人と対話できる場所が自宅にあるのです。受験に行くときには、孫は「おじいちゃん、頑張ってくるね。見守っていてね。」と心の中で話しかけます。家族が病気になったときは、「おばあちゃん、お父さんの病気が早くよくなるように応援してあげて」と祈ります。どの家にも、亡き人と対話できる、そこに存在しているかのように想いを共有できる、仏壇という装置があります。この日本の文化は本当に素晴らしいものです……」という趣旨の話をされていました。

 こうした、死の受け入れ方(肉体→霊魂のような存在の変化とともに、向き合い方も変化させる)をスムーズにする役割を担うものが葬儀であり、ご供養なのだと思います。ご供養の先を検討するには、そのような観点や価値観をどう捉えるのかも判断の材料に入れてもよいのではないか、と考えます。

 また、ご供養は遺される人がいるかどうか、の観点も必要だと思います。「子どもに迷惑をかけないように…」という話は多く聞きます。親心とはいつの時代もそういうものなのかもしれません。

 ここで、とある真言宗の住職がお通夜で仰っていた話が個人的に刺さりましたので、覚えている範囲でご紹介させていただきます。

「最近檀家さんからこんな話を聞きました。『住職、子どもに迷惑をかけたくないんよ。立つ鳥あとをにごさず、で逝きたいんよ。』と。それでわしはこう言うたんです。『あんな、子どもが生まれたときには、ご飯食べさしてあげて、学校行かして、おもちゃ買うたげて、至れり尽くせり子どもにしとるわけよ。なんなら結婚式とか家建てる補助したり、間でも色々しとる。ほんで、そこまでしとるのに、最後も『迷惑かけたくない』と。ほんだけしてもろとる親の最後を見るのに『迷惑や』感じる子どもがおったら、育て方間違えとるか、心が成長してないんやわ。子どもがそんなん言うたらわしが怒ったるから連れてきい、と。ほしたら、『子どもが『迷惑や』言うたわけではない、勝手に思っただけや』と。わしは、子どもに何か残そうと思ってない。なんなら、残す方が喧嘩のもとになったりすることもあるやろう思てる。最後に見送ることは、残されたもんの務めよ。ほれを繰り返してきとるんやから、自分もそれを子どもに教えたらなあかん。わかったで?言うたら、『住職ようわかったわ』と。人を想う気持ちは大事やけれども、相手も人を想っていることを忘れたらいかんよ。」

 送られる人、残された人を構成する要素。経済的事情、人間関係、家族関係、思想、主義、信仰、などについて、送られる人と残された人が共通のもの、共有できているものも、そうでないものもあります。そこで、どのような決断をするのか。どう折り合いをつけるのか。

 あまりに深い問題なのですが、こうしたことをクリアにする作業も終活の一つですね。(エンディングノートなど)

 相続の対策も基本は、「争族にしない」が基本的な考え方だと聞きます。あなたにとって何が大切かを明らかにしていくこと、その大切なものをまもったり、受け継いだりしていくためにどんなことをしていくのか。

 この問題の最適解は、それぞれの人にしか導き出せないものだと思います。一度しかない人生、それをより素晴らしいものだったと振り返ることができるように、想い遺しがないように、少しずつ考えていくことをお勧めします。

 そうしたことを考えるきっかけづくりに、ご相談や対話をイマデヤのスタッフとしてみませんか?家族や親しい友人ではない第三者だから言える本音があると思います。豊富な経験と傾聴力に自信、安心と信頼の創業140年のイマデヤに、ぜひご相談を(*'▽')


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