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自分たちの造ったお米でどぶろくを造りたい!ペイザナ×とおののどぶろくプロジェクト その1

きっかけは、「ドメーヌ・オヤマダ」小山田さんの突然の一言

去年から進めている楽しみなプロジェクトのために、岩手県遠野にある「とおの屋 要」さんにお邪魔してきました。

きっかけは2年前。
「遠野のどぶろくが美味しいから造っているところに行ってみたい」という、山梨県勝沼で「ドメーヌ・オヤマダ」というワインを造っている小山田幸紀さんの希望に便乗して初めて遠野へ。

私たちが取り扱うお酒の種類は多いけれど、どぶろくはとても少なく、どぶろく自体が基本的にどういうものなのか?ということをその時はぼんやりとしか理解していませんでした。

そんな乏しい理解でも、どぶろくの造り手でもあり、「とおの屋 要」のオーナーでもある佐々木要太郎さんの作る、地元の食材やご自分で発酵させた食品を使ったお料理とどぶろくの組み合わせは、ペアリングというよりもお料理自体がこのどぶろくを欲していると思うほどの相性。

それに感心しながらお酒とお料理をいただいている最中に、「うちでも酒米を作っているので、今度それでどぶろくを作ってもらえませんか?」と突然小山田さんが佐々木さんにお願いしたのが、今回のプロジェクトの始まりです。

お米を運びに遠野まで?

その後、1年空いて「今年は五百万石(酒米の名前)がまとまった収量になるので、どぶろく造りに向けて段取りを組むように」との小山田さんからの指令(笑)を受け、せっかくなら遠野までお米を自分たちで運ぼう!ということで二度目の訪問となったのでした。

画像1遠野に届けるためのお米を収穫した日

張り切って車で遠野までお米を届ける気でいたものの、訪問を予定していた2020年12月下旬はここ数年稀に見る大雪…。
スタッドレスタイヤもなく、雪の運転にも慣れていない私たちはお米を運ぶ気持ちだけはあるものの、車で行くのは自殺行為だと諦め、お米は発送し、おとなしく新幹線で向かうことになりました。

この時点でお米を持たない私たちは、「もはやなぜ遠野に行くのか…」という疑問が頭をよぎりましたが(笑)、せっかく佐々木さんと小山田さんという素晴らしい造り手お二人が揃うので、対談をお願いすることにしました。

酒蔵やワイナリーにお邪魔する時は、造り手の方はその場にいらっしゃる方だけというのがほとんどなので、違う造り手の方が同じ場にいて一緒にお話を伺う機会というのは、実はあまりありません。
ましてやどぶろくとワインという、違うカテゴリーの場合は尚更です。

私自身も改めてお二人にお話を伺うのがとても楽しみで、お米を持っていないというマイナス要素はなかったことにして、対談が今回の一番の目的になりました。(笑)

画像2「とおの屋 要」オーナー 佐々木要太郎さん


ということで、次回はお二人に伺ったお話をお伝えしたいと思います。

その前に、新しくリリースされた『とおのどぶろく 速醸火入れ』のご案内です。
今まで生のみだった佐々木さんのどぶろくですが、お酒の元気が良すぎて開ける時に吹き出してしまう、という難点がありました。
今回の火入れのどぶろくは、火入れしているため吹き出してしまう恐れが全くありません!

佐々木さん曰く「どぶろくの入門編」のこのお酒、今まで敬遠されていた方も、ぜひお試しください。

【とおののどぶろくはこちらでお買い求めいただけます。】
https://www.imaday.jp/c/nihonsyu/gd10338

https://www.imaday.jp/c/nihonsyu/gd10874


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