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結果が出るから幸せ?幸せだから結果が出る?

結果が出るから幸せなのか、幸せだから結果が出るのか。

最近この話を何回か聞く機会がありました。

「幸せになるために成功する」
「結果を出して幸せになる」
「お金持ちになって幸せな生活をおくる」

そんなふうに考えている人はいませんか?

僕はそのように考えてしまうことが多いです。

そのような思考の人は何か成功したり結果を出した時点で、すぐ次の成功や結果を求めに行き、結果として幸せを感じている時間が短いと言われたりしています。

「ハピネスアドバンテージ」
という言葉があります。

これは言葉の通り、「幸福優位の法則」です。

今、この瞬間が幸せかどうか、幸福風土をあげることにより、エネルギーが湧いたり、クリエイティビティが上がったりして、パフォーマンスが上がり、結果として「成功」や「結果」がついてくる。

というような考え方。

コーチングの現場にいると、どうしても、結果を求めてそのさきに喜びや幸せがあると考えがちになってしまう。

でも、それは先日noteにも書いたように、結局は質の低いモチベーションへのアプローチであり、それを求め続けることによって疲弊してしまうこともある。

「努力は夢中に勝てない」

とよく言うけど、それは本当にその通りで、頑張ることよりも、好きで没頭しているときの方が時間を忘れて、仕事に対して出力が出ているし、パフォーマンスも高い。

基本、僕は好きなことを仕事にしている。
だから、幸福度は高いと思っているけど、夢中になれる時とそうではない時がある。

それは、仕事以外の時間がどうかに結構影響される。

睡眠不足だったり、嫌なことがあったり、体調がすぐれない時は日々の生活で幸福感が低く、仕事にも集中できず、パフォーマンスも低い。

結果として結果は出ない。

コーチの皆さんも、選手が幸せになるために結果を出しに行くのではなく、日々の生活や練習の中で幸福感を上げるようなコーチングを行うことが実はとても大切。

もちろん、そんな綺麗事が通用しない時もあるかもしれない。

でも、どんな状況でも、それ自体が幸せなんだって物事を捉えることができるようにコーチングしたり、日々の小さな成長や行動に目を向け、認めてあげること、自立感や有能感、関係性を高めてあげることで人間は幸福を感じることができる。

コーチングをする上で、どれだけ選手に幸せを感じてもらえているか。

自分の胸に手を当てて、今一度考えてみましょう。

そして、選手だけではなく、コーチも自分自身の幸福感を高めていきましょう。

結果が出たから幸せになれるのではなく、幸せだから結果が出る。

深い考え方です。

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