「続かない朝礼」から、職場改革について考える その3

朝の連続テレビ小説が年末年始休に入り、ちょっと寂しいです(´・ω・`)。
さて、「べっぴんさん(再)」を見ていて思い出した、過去の私の職場改革事例「朝礼」について、2回に分けて書いてきました。
(その1はこちら、その2はこちら

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ざっくり言うと…
① 会社上層部から「全社のお手本となるような、よい職場にしなさい」と指示があり、② 職場のメンバーに聞き取りをしたり、管理職仲間の意見を聞いたりして、③ 解決策として課長権限で「朝礼」を導入してみたが、④ 結果として、朝礼は半年程で立ち消えになった...(ほろ苦い思い出…)。

さて、今回は「今の私がタイムスリップして対応するとしたら、どうするか?」について、書いてみようと思います。

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【今の私なら、どうするだろうか?】
根本的に、会社上層部からの指示を華麗にスルーします。
だって、私もメンバーも、ご指示くださった偉い方も、毎日とっても忙しいんですもの。飛びついて取り組むことは、関係者全員の首を絞めます。

そもそも「全社のお手本となるような、よい職場にしなさい」と言う指示は、具体的に何をしたらよいのか、その結果としてどんな賞罰があるのか、全く読み取れません。

もしかしたら、ポッと思いついただけの言葉を口にしてしまったのかもしれません(会社上層部の偉い人だって、人間だもの…)。だとしたら、一週間もしたら忘れてしまっているでしょう。

また、賞罰の基準がはっきりしていなければ、改革がうまくいったとしても職場メンバーの賞与には影響しませんし、うまくいかなくても誰かが罰せられることもありません。強いて言えば、私が残念な思いをするだけです。

とは言え、「全社のお手本となるような、よい職場にしなさい」と、その時、その場で発言されたことは、真摯に受けとめます。私なり私の職場に何も要因がなければ、そのような発言にはならないわけですから。

「何か、ありましたか?もう少し詳しく教えていただけませんか?」
指示を出した方が気になっていることや思い、その裏にある価値観、更にどんな事象を見聞きしてそう思ったのか、問題を解決することで本当に得たいものや成し遂げたいことは何なのか、いろいろ教えていただくことから始めるでしょう。その場面が対話的になれば、より素敵だな、と思います。

次に、指揮系統(責任範囲と役割分担)と成果基準、終了基準を明確にし、文書化・共有化するでしょう。それができて初めて、職場に伝えます。
(言葉にすると難しいけど、「黙って温かく見守ってくださいね」や「3ヶ月経過で終了ね」くらいのことでよい)

もしも、会社上層部の偉い方が「お前は面倒くさいな。黙って言われた通りにしろ」と仰るなら、間違いなく笑顔でスルーです。信頼関係を築けない間柄で、こんな難しい案件を本当の意味で成功させることはできませんから。

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