「続かない朝礼」から、職場改革について考える その1

今朝、再放送されている朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」を見ていたら、職場の雰囲気を「女学生」風から「社会人」らしく変えようと、紀夫さん(主人公すみれの旦那さん)が「朝礼を始めます。皆さん並んで」と宣言する場面がありました。

そして、お店はなんだか不穏な空気に…
この後の展開が楽しみです(^^♪

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私は、職場の朝礼と言うと、課長時代に「ほろ苦い思い出」と「ほっこりする思い出」の両方があります。そして、それらは実は対になっています。

今回は、そんな思い出にまつわる話をつらつらと文章にしてみます。
次回は、思い出を基に「職場の風土改革」ついて考えてみようと思います。

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私が勤めていた会社では、職場ごとの「朝礼」は義務ではなく、私の職場では古くから朝礼は行われていませんでした。もちろん、毎日「朝礼」で各人の体調や業務内容の確認をしたり、「夕礼」でその日の出来事や不具合を共有したりと、そういう職場もありました。

ある時、会社の上層部から「全社のお手本となるような、よい職場にしなさい」と指示があり、課長として私は一生懸命に考えました。平行して、職場のメンバー一人ひとりに「職場のよくないところ」を聞いて回りしました。その結果、「隣の人が何をしているのかわからない」や「お互いに協力できていない」と考えているメンバーが多いことを確認しました。

そして、同僚の課長さん・係長さん達が「朝礼や夕礼は面倒くさいと思うだろうけど、長年続けているとやって当然のものだし、お互いの声が聞けるし、情報共有もできるし、案外いいもんだぜ」と言っていたことを思い出し、「よし、我が職場でも朝礼で情報を共有しよう!お互いのことをもっと知ろう!」と、課長権限で朝礼を始めました。

結果としては、朝礼は半年程しか続きませんでした→ほろ苦い思い出。
でも、朝礼をやってみたことで、発見したことや始まったことが幾つかありました→ほっこりした思い出(戦利品!)。

上記の事例は、組織開発の実践者であれば「典型的なダメパターン」となるでしょう(涙)。詳細に検討すれば、山ほどダメ要因が見つかりそうです。

今から当時を振り返って一番残念なことは、発見したことや始まったことを大きく発展させていく力を、当時の私が持っていなかったことです。今の私なら、嬉々として次のステップへと跳躍できただろうな、と思います。

次回は、このケースを基に「職場改革」や「風土改革」、「組織開発」についての考察をしてみます。

では、また~(^^♪

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