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スポーツ庁と振り返る1年目、そして2年目の展望|イマチャレコンベンション2024SPRINGイベントレポ#1

※本記事は3月28日に開催されたイマチャレコンベンション2024SPRINGのオープニングセッションをご紹介します。

イマチャレコンベンション2024SPRINGのオープニングでは、『スポーツ庁と振り返る1年目、そして2年目の展望』について、スポーツ庁地域スポーツ課・課長の橋田裕氏より、お話しがありました。本記事では、スポーツ庁の取り組みと部活動改革の意義、今後の展望についてご紹介します。


■スポーツ庁の取組みにおける課題背景と部活動改革の意議

部活動の部活動の地域移行の課題として、橋田氏より下記の課題が挙げられました。

  •  少子化・人口減少が加速化しており学校数や学校規模が小さくなる中で部活動の継続が困難である。

  • 1運動部あたりの参加人数は近年減少傾向にあり、令和3年度の統計では16.4人である。

  • 運動部の参加率も減少傾向にある。

 部活動には、子どもたちがスポーツ・文化芸術に親しむ機会になることや自主的・主体的な参加による活動を通じて責任感・連帯感を養うこと、子どもたち同士や子どもと教員の好ましい人間関係の構築などの意義があると橋田氏。

そこで部活動改革の必要性として下記の3つのポイントが挙げられました。

  1. 少子化が進む中でも、将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむ機会を確保する。

  2. 「地域の子供たちは、地域で育てる」という意識の下、地域のスポーツ・文化資源を最大限活用。生徒のニーズに応じた多様で豊かな活動を実現する。

  3. 生徒のみならず、地域住民にとってもより良いスポーツ・文化芸術の環境整備。スポーツ・文化芸術による「まちづくり」に繋がる。

■スポーツ庁の取組みについてと今後の展望

部活動改革におけるスポーツ庁の取り組みについては下記のことが紹介されました。

  1. 『学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン』の策定について

  2. 学校部活動の地域連携・地域移行に関する関連制度の運用について

  3.  令和4年度における運動部活動の地域移行等に関する実践研究事例集の作成について

  4.  運動部活動の地域移行に関する実証事業について

  5.  地域スポーツクラブ活動アドバイザー事務局について

  6.  部活動改革ポータルサイトについて

  7.  令和6年度予算案について

当事者である子どもたちの意見として、こども家庭庁が行う
「こども若者★いけんプラス」の取り組みの中から
部活動の地域移行に関する子どもたちの意見も紹介されました。

こうした取り組みを通して部活動の地域連携・地域移行と地域スポーツ環境の整備を進めていけるような自治体の支援を進めていくと橋田氏。

また、改革を進めていくためには、

  • 行政・学校・家庭・地域が共に考え行動していくこと

  • 首長や教育長のリーダーシップ

がポイントになるとのこと。

今後もスポーツ庁としては部活動改革における全体的な取り組みの支援に向けて取組んでいく意向があることをお話しくださいました。

■アーカイブ動画はこちら

スポーツ庁「部活動改革ポータルサイト」

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