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石鹸作りの基本

石鹸作りをはじめたきっかけ

 わたしは何を使っても荒れない、頑丈な肌の持ち主でした。
それがこの夏、突然夜も眠れないくらいの痒みに襲われて顔がパンパンに腫れ上がってしまいました。

 別人のような顔で病院に行ったら、「原因はもう分からないけどね」と症状が出て日が経ち過ぎているから判断しかねるとのこと。保湿剤とステロイド2種をもらって帰宅。
 薬を塗り始めて2日後には痒みも軽くなり、5日後にはすっかり治っていました。

 原因は分からないまま・・・だったのですが、2週間後にまた痒みが出だして、前回と今回使ったものを考えると化粧品が原因だと判明。その化粧品は捨てたのですが、その後、今まで使えていた化粧水やクリーム、洗顔もしみるくらいの敏感肌に変わってしまいました・・

 ステロイドは使い続けたくないし、主人がアトピー性皮膚炎であることもあって、肌に触るものを見直そうと思ったのが石鹸つくりのきっかけです。単純に何かつくるのが好きっていうのもあります^^

 まだまだ経験は浅いですがよろしくお願いいたします。

 私が石鹸作りを始めたときに困ったのが、色んなサイトを見なければならなかったことです。石鹸を作るソーパーと呼ばれる人たちの共通語が私には分からずあちこちのサイトを見て回ったり英文をGoogle翻訳を使って読んだり、それでも素朴な疑問への答えが見つからなくて作り出すまでに何日もかかりました。

私のように作り出すまでに迷いがないように、誰でも分かるような言葉で石鹸作りについて記していきます。

必要な道具

ガラスビーカー(またはポリプロピレン製ビーカー)2つ(1つでも可)
耐熱ガラスボウル 1つ
・ボウル2つ(素材は何でも可)
泡立て器(またはスティックブレンダー) 1つ
ステンレス製スプーン 1つ
ゴムベラ 1つ
温度計 2本 
0.1g単位で計れる計量器 1台
・マスク
・ゴム手袋
・目を保護するもの(ゴーグル、メガネ、サングラスなど)
(別名:モールド)(シリコン製、木製、アクリル製どれでも)
・ダンボール(または発泡スチロール)(型に入れた石鹸を保温しておくもの)
・クッキングシート
ソープカッター(石鹸を切り分けるために使いますが、糸や包丁でもOK)

※泡立て器について
泡立て器を使うと30分くらい継続して混ぜていくことになります。(私は50分くらい混ぜました・・)スティックブレンダーに利用をオススメします。

※型について
シリコン製が取り出しやすいです。小さいものでもよければ100均にもあります。ダンボールにクッキングシートを敷いて、ダンボールを型にするのもアリです。(めちゃ大きいのができてしまいますが・・)
牛乳パックを型にして、石鹸を抜き出すのではなく牛乳パックを破って取り出すのも一般的です。

材料

オイル各種:スーパーに売っているオイルでもOK
苛性ソーダ:劇薬です。限られた薬局で取り扱われています
精製水:薬局で買えます。100円くらいです。
精油(アロマオイル):オプションです。なくてもOK
マイカ(色付けの粉のことです):オプションです。なくてもOK

※オイル各種について
石鹸の用途によってオイルの配合が変わります。
現在でもたくさんのレシピがネット上にありますが、そこからお料理のようにアレンジしながら作るのも楽しいです。
私が実際に作った石鹸のレシピは今後の記事に書きたいと思っています。

※苛性ソーダについて
苛性ソーダは劇薬扱いです。薬剤師さんがいるような薬局で販売されています。薬局によっては取り寄せになる場合もあるようです。
価格は500円くらいと安価ですが、劇薬なので購入時には名前や住所、使用目的を記入し、免許証と印鑑が必要になります。
正しく使えば怖いものではありません。

基本の作り方(コールドプロセス製法)

洗顔石鹸、台所石鹸、洗濯石鹸・・・いろんな石鹸が作れますが、基本の作り方は同じで材料とその配分が変わるだけです。
コールドプロセス製法以外にも複数の製法があります。

① 精製水と苛性ソーダを計って、ガラスビーカー(またはポリプロピレン製ビーカー)に入れておく。

② 精製水に少しずつ苛性ソーダを入れる。ステンレス製スプーンで苛性ソーダが溶けるまで混ぜる(透明になります)。

③ 化学反応で②の温度が90度近く上がります。ボウル(素材は何でも可)に冷水を張って、②をビーカーに入れたまま40~45度まで冷やす(湯煎の反対)。

④ ②の温度を下げている間に、オイル各種を計って耐熱ガラスボウルに入れる。

⑤ ④をボウル(素材は何でも可)にお湯を張って、40~45度まで温める(湯煎)。※③と同じ温度にするという作業

⑥ ③を⑤に入れて、泡立て器(またはスティックブレンダー)で、カスタードクリームくらいの硬さ(生クリームで言うと角が立つくらい)になるまでよく混ぜる。
(オイルの配合によって時間は変わりますが、ブレンダーで10分くらい)

⑦ 精油やマイカを入れる時はこのタイミングです。入れた後はまたよく混ぜる。(作る量によって精油やマイカの量も変わってきますが、私はいつも適当です(笑))

⑧ ⑦をに流します。最後にトントンとして泡を抜く。(私は気にしたことないけど)

⑨ ⑧をダンボール(または発泡スチロール)に型を入れ、24時間保温する。

⑩ 24時間経ったら型から出す。(まだ型から出せる硬さになっていなかったらもう少し時間を置く。)

⑪好みの大きさに切り分けて、直射日光の当たらないあまり温度の変化がない部屋で乾かす。(我が家ではお盆にクッキングシートを敷いています)期間は4週間〜。寝かせれば寝かせるほどよい石鹸になるそうです。
乾いたらできあがり。

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