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ちゃんと後悔する強さ

昨日までの暑気を一気に攫っていく

朝から長い雨。


香皿に立てた線香の煙を見上げる。

ルーシーが無事ほとけさまになるのを見届けたら、

この喪失の夏も終わりかな。

後光がさして涅槃(ごめん寝)しているルーシーを妄想して
また死んでもカワイイと思ってしまう(親バカ。

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小さな命を預かった飼い主は、共に生きたことを
決して後悔しないようにと全力を尽くすでしょう。

そして離れ離れになった後も、
「もっと大切にしてあげていれば」という呪いのifを必死に払いのけて、
悔いはないと自分に言い聞かせて生きていく。

当たり前だ。弱いから。


後悔とは、自分の過ちを認めることだ。

自尊心が贖罪の刃でズタズタに切り裂かれる様を、
血涙絞って見届けることだ。

それでもなお、その千切れた屍を愛おしく抱きかかえる強さは到底私など持ち合わせていないから、「後悔しない」なんて体よく置き換えて、そこから逃げているだけなんだ。

今更強い人になりたいとは思わないけれど、
せめて、そんな自分を認める自分でありたいと
終わりかけの線香の煙を見つめておりました。



見出し写真は前に載せたやつの視線アンニュイVer.(HasselBlad500C/M)
ごめん寝写真はiPhoneです。
言い訳ですがフィルムも中々追いつかないので、iPhoneでチートする機会も増えそうですm(__)m

最後まで見てくださりありがとうございます。 またご縁がありますように。