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スマホをなくして人をもっと好きになった

12/2、わたしは友人と万博記念公園で開催された、蚤の市というイベントに行っていた
アンティークの家具がたくさんあり、他にも古着や古本、お花屋さんなど、たくさんのお店があった。わたしはアンティークには疎いけど、古本や、ガラス瓶や、ドライフラワーにわくわくした

古すぎる古本!

19世紀に作られた本を見つけたり、かわいい瓶を見つけたり、映画のパンフレットを見つけたり。
たくさんあったパンフレットの中から、友人に1冊選んでもらって、それを購入した。もし機会があればどこかで見れたらいいなと思っている
友人は、陶芸家さんの本を買っていた

きれい〜

お昼ご飯の時間になったので、うろうろして、スパイスカレー屋さんの長い列に並ぶ。美味しい香りを嗅ぎながらさっき買った本とパンフレットを読むふたり。何分並んでいたかわからないけど、気がついたら1番前に来ていて、2人ともなんとかカレー(名前が難しかった)とチャイを選んだ

この日、人生でいちばん美味しいチャイに出会えた。
カレーもとても美味しくて、おいしいね〜って言いながらたべて、さぁ続き回るか〜ってまだ見てないブースを見て回った

かわいい瓶とかポスターにうきうきしていたところに事件が発生。

スマホないかも……

最初は無くしたかもわからなくて、「かも」だったけど、3回カバンをみてもポケットを裏返しても見つからなくて、それは確信に変わった

スマホがない………

そこから何回さっき入った店をうろちょろしたかわからない。友人はわたしより本気でスマホを探してくれて、インフォメーションに行ってくれたり、お店の人に聞いてくれたりした
「見つかるまで帰れま10だ」とか「絶対見つけるぞ!!」って、ほんとにわたしより張り切っててありがたかった

わたしと友人で1回ずつインフォメーションに行ったけど、「届いてないですね〜」と少し申し訳なさそうに言われてしまった

どれだけ地面を探しても見つからないから、とりあえず眠いしお昼寝しようってことで、お昼寝しに丘へ行った。ふたりで芝生に寝転んで空を眺める。わたしは空を眺めながら友人がくれたピーナッツを永遠に食べてた
ピーナッツを食べながら空を見ていると、世界って広いなぁと思えてきた。この世界のどこかにはスマホがいるなら、まぁ別にいいかな…とも思えてきた。

もしスマホが見つかったらこのことを記事に書こうと友人と話して、タイトルをどんなのにするか考えた。友人は「全部あとから笑い話になるよ〜」と言っていて、それはちゃんと事実になった

ぼーっといろんなことを考えていたら気づけば寝ていて、寒かったけど1時間くらい寝た。

起きて、もう1回インフォメーション行ってみよう!と言って行ってみた。そうしたら奇跡が起きた!
わたしたちが寝ている間に誰かがスマホを届けてくれていた!!
なにかメモが張り付いていて、読むと、届いたら連絡くださいとのことだった。

友人とふたりでわーー!って喜んで、この世界にはいい人がいるもんだねと感動した。
うれしかったな〜

スマホがなくなって焦ったこと
・SNSはログインできるけどスマホに入ってる写真は帰ってこない
・1700あるメモもついでに帰ってこない
・中の個人情報(SNSのパスワードとか)が見られたら身バレする
・新しく買わなきゃいけない

写真とメモが自分にとって大切すぎて、それがなくなるのが何よりも嫌だった。
だけど心優しいだれかのおかげでスマホが帰ってきて、本当によかったなぁ、うれしかった

見知らぬ人のやさしさ、友人のやさしさ、なんならスマホのありがたさにまで感謝した。人のことがもっと好きになった日だった。うん、いい日だったな〜。拾ってくれた人に電話したけど、連絡つかなかったからまた明日かけてみようかな

231203

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