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#11 隣の奥さんが預言者だった?!件

この家に引っ越して来て3年目、築古40年のボロ家だが、家の前に小さな公園があり、春には家の窓越しに桜が見える。それだけで買ったw 

古い住宅街だから、年寄り世帯が多い。とても穏やかで静かだ。
「終の住処」には抜群の環境にある。

隣の奥さんは、70代。高齢のお母様を介護しながらの二人暮らし。
朗らかで、さばけた人柄ながら、実は熱心なクリスチャンで、時折、綺麗な声で讃美歌・・・あ、聖歌か?(よくわらかんがw)を歌いながら、庭いじりをしている。誠に好ましい隣人だ。

昨年初夏の頃、回覧板を渡しがてら、お喋りをしていた時、話は思いがけず、「国際情勢」にまで及んだ。すると、その奥さんはやにわに

「今年の秋頃、もしかしたら、もうひとつ戦争が起こるかも知れない。」

と言った。「え?!何でまた?!」と私が尋ねると、

「私はね、第三次世界大戦もあるな、と思っているの。実はね、”聖書”にも書いてあるのよ。ちゃんと。今までの事も、これからの事も、聖書に書いてある。まぁ、私が読んでいる聖書は、”あんまり知られていない聖書”なんだけどね・・・。そういう話をあんまりすると、娘に怒られるからw」

「あぁ、なるほどw」と、私は適当に相づちを打ちながら、何となく、胸がザワザワしたのを良く覚えている。

そして、その秋、『イスラエル紛争』が勃発した。

隣の奥さんの”預言”通りだった・・・。(マジかよっ?!)


Photo by futen_seisuke

さらに、隣の奥さんが読んでいる聖書が、
今、noteでも話題の『エゼキエル書』だと知った。

「私はね、死ぬのは恐くないの。だって神に召されるのだから。アレコレ悩む必要は全くなくて、ただ”自分の務め”を果たすだけでいい。だから、気が楽なのよ。」

隣の奥さんは、そう言って朗らかに笑う。
もう20年も、年老いた母の介護を一人で担っているというのに・・・。

そしてその母上様は、今はすっかり寝たきりではあるが、今年満100歳を迎え、母娘供に公園の桜を眺めて笑っていた。まさに『小さな奇跡』が、すぐ隣で起こっているような気がする。

当家は『高野山真言宗』なのだが、色々と、”負けている・・・。”

そんな気がする今日この頃w

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