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自信はどこから?

わたしくは自分の価値観で生きています。
いろいろなことを言われているのは知っていますけれども、
それによってわたくしの価値観や生き方を変えるつもりはありません。
たとえ、そのことによって誰からも好かれないとしても、かまわないのです。
引用:「叶恭子の知のジュエリー12ヵ月」第二夜すべての悩みは対人関係

極端なイメージが先行しがちな叶姉妹ですが、この本は姉の叶恭子さんのエッセイです。
彼女の語録をもとにライターさんが書き起こしたと思われますが、内容は人生の本質をついており、秀逸です。
思春期の女子中高生の悩みに答えていく形式なのですが、誰でも効くような人生相談コーナーになってます。
アドラーの心理学が気持ちを楽にする理論を教えてくれるとすると、この本は背中をふっと押してくれる本です。
金言はたくさんあるのですが、ここでは「自信」に関する考え方を紹介します。

自らの価値観で生きながら、同時に、自分自身を客観的に見る。
それは、自分との対話から生まれる姿勢であり、その姿勢から得られるものは、多角的なアングルから検討されつくした、ゆるがない「確信」というものです。

叶恭子の知のジュエリー12ヶ月 対話と確信

ここでいう「確信」とは、「自信」です。
「確信」や「自信」は、日本の文化にはもともと馴染みない概念なので、
それを正面きって説明することは少ないと思いますが、その日本語で表現しにくいものを、表現してくれています。

他人の目は気にしないで自分の価値観で生きることは大事。
でも「ひとりよがり」、「自分勝手」にはなってはいけない。
自分自身を客観的に見て対話することにより、自分の内側から「自信」が生まれてくる。だからブレない人生が送れるし、自分も他人も幸せにできる。
他人との比較ではなく自分のものさしで価値観を計れるようになる、それが彼女が女子中高生に一番言いたかった、人生の秘訣だと思います。

日本人は文化的に謙遜に重きを置くので、自信もった態度や言動が苦手なのですが、
日本の外で魅力的に映るためには内側から出てくる自信が大事です。
優劣は関係なく、自分の価値観に自信があるか、それが全てなのです。
一緒に自分と対話して確信をもちましょう。

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