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1116 必要以上に学校を責めて糾弾することは 障害を持つ子供たちの不利益につながる ~支援学校での給食中の死亡事故について~

学校の最大の目的は
「児童・生徒が安全、安心に
 過ごせる環境」です
いじめ事件などの不祥事が
起きてしまったとき
メディアは上から目線で叩き
徹底的に追い詰めるので
一般国民の学校に対する
イメージはあまりよくありません

確かに、事なかれ主義や
責任から逃げ回っている
カスみたいな教師が
いることも事実ですが
多くの先生たちは
本当に子供たちのために
必死で頑張っているのです

それでも、悲しい事故が
起こってしまうことはあります

このニュースを見た時
すごく複雑な思いがしました

最愛の我が子を亡くした
親御さんの気持ちは
痛いほどわかるのですが
学校や教師を一方的に
「悪」と決めつけ
対決姿勢をとり続けることは
一体何を生むのだろうと
疑問しか感じません

この事故が起こったのは
支援学校ですが
大阪でも、支援学校には
普通科の何倍もの教員が
配置されています

クラス担任も一人ではなく
3~4人体制で対応し
いつでも補助できるように
対応しているのですが
それでも、一人に一人を
つけることはできないのです

この親の気持ちは
尊重したいと思いますが
敢えて、現場経験者として
言いたいことがあります

「こういうことが続けば
 もう重度の障害のある子は
 受け入れなくなりますよ」
ということです

何でもかんでも学校に
責任をとらせようとするなら
リスク回避のために
そういう生徒の入学を
断らせてもらうしか
学校の選択肢はありません

メディアも
「親=苦しむ被害者
 学校=加害者」という
構図の方が都合いいのでしょうが
もう少し考えてほしいと思います

このニュース記事の下の
読者の書き込みを見て
自分が思っていることと
同じような人が多かったので
少しホッとしています

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