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1162 学校における「人権教育」が いかに歪められてきたか③ ~「日本はアジアで日本語を強制したが英仏は母国を強制していない」??~

教員の「無知」の下で
学校の人権教育が
行われていたことについて
昨日書きましたが

今日は「誤解」についてです
「誤解」というよりは
「曲解」と言った方が
いいのかもしれません
要するに事実は事実でも
その理由や背景が
メチャクチャという感じです

「中国や韓国では夫婦別姓で
 日本よりも進んでいる」
と言って呆れさせた教師が

「日本はアジアを侵略して
 言葉を奪い日本語を強制した
 イギリスやフランスは
 母国語を強制していない」

と言って、またもや
唖然とさせられました

日本は台湾、朝鮮をはじめ
インドネシアやインドシナで
占領後に日本語教育を
行ったことは事実ですが

その理由や背景を
彼は全く考えないのです

台湾を例に考えると
日本は日清戦争によって
台湾を領土にしましたが
それまでは一応、清国の
領土とされてましたが

清は台湾を「化外の地」と呼び
インフラも、教育も、衛生も
何一つせず「ほったらかし」
にされていたのです

だから、部族によって
言語が全く違っていて
通じない状況でした
その台湾が大日本帝国という
近代国家に組み込まれ
その行政下に置かれる以上
地域によって言葉が
バラバラというのは困ります

だから共通語として
日本語を教育するのは
当り前のことです
もちろん、公的以外では
現地語で話すのはOKでした

そして、その教師曰く
「英仏などは母国語を
 強制していない」というのは
ウソではありませんが

欧州の白人は有色人種を
人間扱いしてなかったので
言葉を教えることなど
やらなかったのは当然です

日本語は当時、世界の
メインの言語の一つであり
マイナーなローカル言語しか
話せない庶民にも
日本語教育をしたのです

昭和の終わりごろに
交流でやってきた
インドネシアの高官が
「日本を話せる老人は
 たくさんいますが
 オランダ語を話せる老人は
 金持ちばかりです」と
話してくれましたが

こんな背景を語らず
日本を貶めてきたのが
当時の「人権教育」でした

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