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1028 「自粛を指示」「自粛要請」という おかしな日本語こそ 保身第一の無責任体質の象徴

今の世の中、変な日本語が
増えてきていますが
変と感じることなく
普通に使われている言葉に
「自粛」があります

求めたり、指示したり
要請した時点で、もはや
「自粛」ではありません

一国の総理大臣自らが
率先して使ってるのですが

この「自粛を求める」は
変というだけではなく
非常に無責任な言葉、
言い換えれば権力者や
役人にとって非常に
都合の良い言葉なのです

政治家や役人というのは
「責任を取りたくない」
という人たちの集まりです

上のニュース記事でも
岸田首相が各派閥に対して
「資金パーテイーを
 すぐにやめなさい」
とは言わずに
「資金パーティーを
 自粛するように指示」
したというのです

これ、意味は全く同じでも
もし、後で文句が出たり
裁判で訴えられた時

「いやいや、私はやめろとは
 言ってませんよ
 あくまで、各派閥の意思で
 自粛したのです」と
言うことができるからです

教頭をやってたときに
教育委員会から
「○○を自粛するように」
という「命令っぽい通知」が
何度も来ていました

一度、腹が立って
「それは強制ですか?
 もし、自らやめない時は
 どうするのですか?」と
本庁に電話して聞いたら
「そういう問題じゃない」
「やってもらわなければ困る」
という回答でした

これって、ただの命令でしょ?
でも、府民から突っ込まれたら
「各学校の意思で自粛してます」
と言うためなのがミエミエです

この「事なかれ主義」と
「自己保身」が詰まったような
言葉を作り出した連中が
我々の国 日本を
ダメにしていると
自粛という言葉を聞くたびに
強く感じます

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