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0981 「不登校は親の責任」と決めつける市長と それを一方的に批判する教育評論家は どちらも多様性を認めない古い体質だ

ずっと教育の現場に
携わっていた人間として
一面的な発言をした市長にも
それを一方的に批判する
教育評論家なる人物の
両方ともに腹が立つというか
日本の教育の「古い体質」を
象徴的に表した記事と思います

なぜなら、市長も尾木氏も
両方とも「こうあるべきだ」
という自分の主張を
言ってるに過ぎないからです

今の時代に必要とされる
「多様性」という考え方が
双方とも欠けているのです

「不登校は親の責任」
という市長の発言ですが
実際、どう見ても親が悪い、
という不登校事例は
全体の半分はあると思います

特に中学生や高校生の場合
親が自分の価値観を
子供に押し付けていて
小学校や中学校の頃は
言うことを聞いてたけど
上の学校に進んでいく中で

それに対する反抗が
性格的に気の強い子は
反社会的な行動で現われ
弱い子は引きこもったり
無気力になる形で現れ
結果として学校に行かない、
ということになるケースが
多いというのは事実ですが

100人の不登校の子供がいたら
100個の理由があるのです

フリースクールについても
賛否両論があるのは当然です

自分も現役教師の頃
フリースクール主催者と
関わることもありましたが
本当に子供のことを考え
「これならこの子にとって
 学校に来るよりもいいだろう」
と思えるような所もあれば

「こんなところに通わせたら
 ロクな人間にならない」と
思うようなひどい所もありました

ましてや、文部科学省が
推進するようなことになれば
必ず「補助金」目当ての
悪質な業者が増えるのも
想定しなければなりません

結局は、この市長は
「不登校の責任は親」
「フリースクールは悪」
という自分の偏った価値観で

教育評論家の尾木氏は
「親は悪くない
 (学校や行政が悪い)」
「フリースクールは善」
というこれまた偏った価値観で
他を批判し多様な考え方を
否定しているだけです

こんな大人が多いから
教育が変わらないのです

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