見出し画像

…✍️12/26まで公開ビデオ // (12/23まで) 「ユダヤはなぜ差別されるのか?ユダヤが背負う大罪と1本の映画」(コメントが秀逸)

🔴「必ず公明党は、あなた方の足手まといになります」今は亡き安倍総理へ、、今は亡き石原慎太郎氏が忠告。 お二人とも、今の岸田政権を嘆いていますよ、
岸 田 草 履 、 、 、✍️🐧💦

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
12月26日まで公開ビデオ: 追加したメルマガの冒頭文章にリンク先が
ありますので、そちらからも飛べます〜 ✍️🐧

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
🐧💦 なんだか、ユダヤ関係の投稿が続いてしまいました。
ユダヤといっても、ハザール王国由来の改宗ユダヤもいるし、複雑ですよね。
スファラディ、セム、、、、そして、
アシュケナージ系のグローバリスト、、、
謎が多い〜 ?🐧?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この👇コーヒーの話は知らなかった・・・。 や、やばい…。 ((((;゚Д゚)))))))💦

コーヒーと農薬の危険性 食品世界No1の農薬使用量 | しかめがね珈琲

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<< 12月23日まで公開 >>

【藤井厳喜】藤井厳喜の情報リテラシー大全「宗教学・民族学」編
ユダヤはなぜ差別されるのか? ユダヤが背負う大罪と1本の映画

一足先に講座をご覧になった方からのコメント

✍️「宗教を理解することが、こんなに大切だったとは」

”藤井先生のお話は、とても聞きやすくわかりやすいです。日本で宗教を語ることは、話しにくい雰囲気がありますが、国家や考え方の根幹に繋がるとても大切なことだと理解できました。理解するというより、当然大切だよねと腑に落ちました。

そして、宗教で政治の動かし方まで変わってくるとは。先進国になれる条件の話は、聞けば納得ですが、聞かなければ盲点となることでした。とても勉強になりました。

日本は孤独でないこと。ご先祖様は世界とつながっていること。日本はなるべくして世界のリーダーになっている。大切なことを知ることができました。ありがとうございました。” by kikiさま


✍️「漠然としていた感覚が腑に落ちた」

”国際関係や世界各国で起こっている様々な出来事の理解のためには、先生のおっしゃるように宗教と民族を理解することが不可欠だと思います。

しかし、それを理解するどころか、日本ではなかなか耳にすることさえも少ないのが現実だと思います。しかし、藤井先生の丁寧で、的を射た解説のおかげでずいぶん整理されました。

また、日本人の精神世界に関して、漠然としていた私の中に存在する感覚が腑に落ちた気がいたします。同時に日本人としての喜びを感じ、講義8を見て、祖先たちがつないできてくれた命を大切にしなくてはならないことをより感じました。”
by ぶへいさく大好き さま


✍️「とてもわかりやすく、希望を感じられる講座」

”人の上に人をつくる。これは、天がやっていることでも、神がやっていることでもなく、人がやっていることです。自由と平等を謳いながら、世界は階層社会の中でもがいているようです。イギリスは明らかな3層社会、インドもカースト、中国は独裁政権、アメリカはひどい所得格差…この事に、宗教が何をしてきたのだろうという疑問がずっとあって、この講座はその考えを進める糸口になりました。

ユダヤから分かれ出たキリストとイスラム、とてもわかりやすく、またクエーカー教会での体験に基づくお話しには、希望を感じる事が出来ました。人が不平等を実現しているのだから、平等も人が実現すればいい、とは思いながら目の前の敵と戦わずにはいられない現実を、情報リテラシー大全は提供してくれていると思います。” by竹田 雅宣さま


✍️「世界では良い・悪いではくくれない事を改めて認識した」

”この講義は、世界政治に影響を及ぼしている主要宗教を、それぞれの歴史をさかのぼり、それらを比較することで、その宗教が、現在それを信じている人々の、価値観・世界観・生活習慣と密接に結びついており、<良い・悪い>ではくくれないことを、改めて確認するものだと思いました。
そして、異なる宗教を信ずる国々の平和共存の道を探るうえで、日本人が縄文時代から受け継ぎ、外国文化を受け入れながら進展させてきた、<観念>ではなく、<集団の生活>を価値の元に置く文化が、役に立つ可能性を感じました。”
by匿名希望 さま


✍️「全く知らないことで勉強になりました」

”序盤の人類の科学的な進歩と宗教の関係、精神と物理的の話、一般化した宗教と民族の話は初めて聞く話でした。私自身が科学の仕事をしているので、ピンとくることもありましたが、科学の至らなさを考えさせられました。中盤の世界の宗教の誕生や民族との関連、各国の宗教に対する姿勢の違いなど、全く知らないことで勉強になりました。

最後の古代ローマの多神教は日本人の宗教観に通じるという話は三橋貴明さんの話にもありましたが、武士道や儀式、公共や国家の概念にまで共通性があったことは驚きでした。ご講義、ありがとうございました。” by市川 道教さま


✍️「人間を動かす原動力は宗教や科学」

”日本の天皇陛下は世界に誇れるものだとわかり、日本人として嬉しかった。日本の天皇制は世界でもユニークな存在なんですね。そこに、その存在に、それを続けてきた歴史に、日本人の精神性が見てとれると思いました。私は別に特別な業績を残したわけではありませんが日本人に生まれたということだけで誇らしい気持ちがしました。

それともうひとつ。人間を動かす原動力は宗教や科学などでしょう。宗教も科学も諸刃の剣です。使う人を選びます。「宗教学」の終わりのほうで、藤井先生が(宗教と科学の整合)について述べていたことがなぜか心に残りました。”
byひよっこひより さま


✍️「素晴らしい道標を得ることができました」

”先生の造詣の深さ、広さには、只々敬服するばかりです。世界を読み解くためのリテラシーを得るには最適な講義と感じ入りました。

実は、いい年になっても(当年68歳)この世を理解できませんでした。筋道の立った解説は、抵抗なく染み入るもので、素晴らしい道標を得たと喜んでおります。これからも探索の旅を続けますが、心から御礼を申し上げます。”
by橘内 芳一さま


✍️「日本を論じた部分に最も感銘を受けた」

”藤井厳喜先生は、私が現在もっとも信を置く言論人です。情報が広範にして深く、また信頼性が高いことで比較を絶した方だと思っています。「宗教学」は、他民族を理解する上で極めて重要な、しかも他からはほとんど得られない知見をもたらしてくださる講座でした。

しかし、私がもっとも感銘を受けたのは、先生が日本を論じた部分です。私たちが自らをとらえ直し、あるべき姿、進むべき道を決めるためにもっとも本質的な見方・考え方を示してくださっていると思いました。藤井先生のような最高の知性の持ち主が、このようなお考え、信念を持ってくださっていることに、深い感動を覚え、また、自信を抱きました。" by鶴井 博理さま

( 🖥 画像をクリックすると、拡大されます〜 🔍🐧💦 )

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーメモ:_φ(・_・
マスメディアによる三度目の日本破壊 。。。大石久和
日本の原発をやたらに危険だと煽るのに、これ(中国製太陽光パネル)について
注意を喚起するメディナなど一社の存在しない。
国債を『国の借金』などと意味のないことを言い…

日本は日清戦争とは桁違いの犠牲者を出しながら、賠償金も取れないまま・・・
この時に朝日新聞が「内閣に国民と軍隊は売られてしまった」・・・
このメディアの煽りによる騒動によって、この事件そのものも大変だったが、問題はその後遺症の大きいことである。

日本は、満州に強烈にこだわり始めるたのである。・・・ポーツマスでの停戦交渉の間に、アメリカの鉄道王と言われたエドワード・ハリマンが首相の桂太郎と会って「満州での鉄道施設を日米共同で行いたい。自分が持つ日本の戦時国債はちゃらにしてもいい」・・・帰国した小村が「外相を辞職する」とまで大反対してこの話は潰れたのだった。もしこれが生きていたら、この後の歴史はまったく違ったものになっていただろう。

国力の限界も考えずに、強気の態度を取り続けることが国民の支持を得る唯一の道と誤った学習をしてしまったのだ。・・・要するに日露戦争の総括の失敗が、第二次大戦での対米戦への導火線へとなったのだが、これに点火することになったのもメディアの所為なのである。

当時の政治家も軍の上層部の誰もが「もはや戦争に反対と言える雰囲気ではなかった」などと述べ、「真の意思決定者」が不明のまま対米英戦争に突入していった。・・・この国策についての最終決定者が存在していないという構図は、ほとんどそのまま現在に当てはまるところにこの国の真の「末路」が隠れている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

唯一の天皇暗殺事件から読み解く〜 聖徳太子が教科書から消されかけた謎

( 画 像 )

中国政府の手先と化した財務省|
イギリス経済の嘘で日本国民を洗脳した手口 - YouTube

( 画 像 )

大手メディアが「円安」という嘘を報じる理由|
マスコミを裏で操る〇〇〇真理教の正体

( 画 像 )

【金爆買い殺到】世界が一斉にデジタル通貨(CBDC)導入に動き出すワケ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(メルマガより〜✍️)

<<  先人から学ぶ「中国から世界を護る」方法  >>

元寇、日露戦争…日本がこれまでに直面した国家存亡の危機に、
日本の皇室が大きく関わっていたことをあなたはご存知でしょうか?
戦いで活躍した偉人につい注目しがちですが、実はそこに、
日本国民と皇室の知られざる歴史がありました…

今すぐ確認する  👈 🔴 12月26日まで公開ビデオのリンク先です〜

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日本が歴史的勝利を収めた日露戦争。歴史の授業では、日本海海戦での海軍の
活躍や、ポーツマス条約などについては習いますが、日本がロシアに勝利するに
至った様々な要因については教わりません。
今回のメルマガでは国際派日本人養成講座・編集長を務める伊勢雅臣氏に
覇権主義超大国から世界を護る〜日露戦争に学ぶ国内結束、国際連帯」という
テーマでお話をして頂きました。
この記事を読むと、かつての日本が日露戦争で勝利するために多くの偉業を
成し遂げていたことがわかります…
*****

覇権主義超大国から世界を護る ~ 日露戦争に学ぶ国内結束、国際連帯
From:伊勢雅臣

日本は自由独立の価値を掲げて、
多くの国、民族、勢力の共感と協力を得た。

■1.覇権主義国家に対抗する正攻法



アメリカのブリンケン国務長官は3月3日の演説で、
中国を「21世紀最大の地政学的な試練」と名指しして、

香港やウイグルのように人権や
民主主義が踏みにじられた時には、
これらアメリカの「価値」を護るために
立ち上がらなければならない、と主張しました。

そして、そのためには同盟国や協力国との
連携が必要だとしています。[Blinken]



バイデン政権としてこの方針に
どれだけ本腰を入れるかは、まだ分かりませんが、
最近の米軍の動きを見れば、かなり本気のようです。

2月4日には米ミサイル駆逐艦が台湾海峡を通過し、
米海軍は「自由で開かれてインド太平洋」
への米国の関与を示すものだ、と声明を発表しました。



英国は2月12日、
最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を
太平洋に派遣すると発表しました。

フランスは5月の日米合同軍事訓練に
参加する予定と公表しています。
ドイツもインド太平洋に独軍の
艦船を派遣する方針を表明しています。



日米豪印の「クアッド」に英仏独も加わって、
自由民主主義の主要国が対中抑止に
立ち上がりつつあります。

こうした共通の価値観に基づく国際連帯こそが、
強大な覇権主義国を抑止する正攻法です。



強大な覇権主義国家を打倒した成功例としては、
ソ連に対する第一次冷戦と、
ロシア帝国に対する日露戦争があります。

日露戦争はロシアの極東侵略に対して
我が国が最前線で立ち上がった事例で、
この点で今回の対中抑止と状況が似ています。



明治日本が、何倍も強大なロシア帝国の侵略に
どう立ち向かって、抑止に成功したのかをご紹介します。



結論から言えば、日本の勝因は国内の一致結束、
および諸外国との連帯でした。

一方のロシアの敗因は、政府内の足の引っ張り合い、
国内の不和と革命騒ぎ、周辺属国での独立運動、
英米の妨害干渉など、国内外での多くの不和対立でした。

それらに阻害されて、ロシアは実力を
十分に発揮できないまま、判定負けを喫したのです。


■2.「若(も)しやこれが失敗したなら、何とも申訳がない」



ロシアが極東に触手を伸ばした様子は、
以下の簡単な記述でも明かです。



・1895(明治28)年、日清戦争の結果、
日本に割譲された遼東半島を、
仏独と組んだ三国干渉で返還させ、
その後、ロシアが租借・要塞化。


・1896年(明治29)年、内乱を恐れた韓国皇帝・高宗を、
ソウルのロシア公使館に収容。
以後、そこで執務させた。


・1900(明治33)年7月、義和団の乱に乗じて、
アムール川(黒竜江)沿岸の江東六十四屯
(現在のブラゴヴェシチェンスク)を占領し、
同地の清国人約2万5千人を虐殺。


・同年10月、ロシア軍は全満州を占領し、
その後も撤兵協約を無視して居座る。


・1903(明治36)年5月、韓国と満洲の国境をなす
鴨緑江が黄海に注ぐ河口地帯・龍岩浦を
軍事基地化しようとした。



ロシアがついに朝鮮半島にまで触手を
伸ばしてきたことで、日本は直接対露交渉に入りましたが、
5ヶ月も進展なく、その間ロシアは軍への動員令、
満洲での戒厳令など、着々と戦争準備を
進めるのみでした。

明治政府は1904(明治37)年2月4日、
対ロシア断交と開戦を決定します。



ロシアは世界最大の陸軍、
世界第2位の海軍を持っていました。

歩兵数では日本の13万に対して、ロシアは66万と5倍。
戦艦では日本の26万トンに対して、51万トンと2.2倍です。

元老の伊藤博文はこう語っています。


__________

この戦を決める前に、私は段々陸海軍の当局者に聴いて見ても、
確信のある者はなかった、しかし打捨てて置けば、
ロシアはどしどし、満洲を占領し、朝鮮に侵入し、
遂には我が国家までも脅迫するに至る、事ここに至れば、
国を賭しても戦うの一途あるのみである、
成功・不成功などは眼中にない。([渡辺])

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

まさに座して死を待つか、かすかな可能性に掛けて
決起するかの瀬戸際だったのです。

開戦を決定した御前会議の後、明治天皇は皇后に
「いよいよ、ロシアと国交を断絶することに決定した、
朕の志でないが、已むを得ない」と言われ、
2、3分の沈黙の後に、うつむかれたままで、

「若(も)しやこれが失敗したなら、何とも申訳がない」
とつぶやかれたとのことです。


「申し訳ない」とは、日本の民の幸せを
代々祈られてきた歴代の天皇方に対して、でしょう。
もし敗れれば、建国以来初めて属国に
転落する運命が待っていたのです。





■3.旅順攻囲戦、日本海海戦をもたらした和の力



戦闘の大きな山場の一つは旅順要塞の攻囲戦でした。

1904(明治37)年8月から、翌年元日まで続き、
両軍合わせて10万人以上の死傷者を出しました。



ロシア側は6年もかけて近代的な大要塞を築いており、
厚さ1~2メートルのコンクリート壁に囲まれた
大小の堡塁と砲台をびっしりと並べていました。

乃木希典司令官率いる第三軍は当初多大な
損害を受けましたが、急遽取り寄せた28センチ砲で
分厚いコンクリート壁を打破し、さらに旅順艦隊が
逃げ込んだ旅順港を見渡せる203高地に
攻撃目標を変更して、攻略に成功しました。



バルチック艦隊が極東に着くまでに、
旅順艦隊を撃滅しなければならない、
という海軍側の要求に、膨大な犠牲を払っても
陸軍が応じるという見事な連係プレーでした[JOG(783)]。



バルチック艦隊はバルト海を出発し、
アフリカの喜望峰を回り、インド洋を横断して、
7ヶ月もかけて対馬沖に現れたのでした。

しかし、その間、日本の同盟国イギリスは、
途中の多くの寄港地で徹底的な妨害をしました。

たとえば、ロシアの同盟国フランスが支配する
ベトナムのカムラン湾でも、こんな事があったと、
バルチック艦隊の一員は書いています。



__________

(ベトナムの)カムラン湾でも(イギリスの圧力は)同様であった。
入港時には(宗主国フランスの)巡洋艦デカルトに乗艦した
キエルツ少将が訪れ歓迎の意を表した。

しかし、6日後に再びキエルツ少将が訪れ、
24時間以内に領海外に出るよう要求した。

そして、それから後続の艦隊が到着するまで、
20日も泊地を転々とし、日本艦隊の襲撃を警戒しながら
洋上をさまよわねばならなかった。


このようなことからわれわれ兵員たちは、
だんだんロシアの専制政治に対する信頼を失い、
何よりも大切な将兵の戦意を消耗してしまった。[JOG(328)]

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



フランスが態度を一変したのは、
イギリスの外交圧力があったからでしょう。

ロシア艦隊に便宜を図ることは、中立義務違反である、
と強硬に警告したものと思われます。

7つの海を支配する英国から、こういう妨害をさんざん受けて、
バルチック艦隊は7ヶ月後に対馬沖に現れた際には、
将兵の戦意も消耗していたのです。





■4.和の力がもたらした日本海海戦の「完全な大勝利」



旅順艦隊の全滅とイギリスの妨害工作で
お膳立てが整った日本海海戦では
「歴史上、未だかつて、このような
完全な大勝利を見たことがない」と
イギリスの戦史家が驚嘆する戦果を
上げることができました。

しかし、勝因として日本海軍全体の一致結束も見逃せません。



主力砲の数ではロシアの33門に対し
日本は17門と半分程度でしたが、兵員の猛訓練によって、
同じ時間でも3倍の砲弾を撃ち込める射撃速度と、
3倍の命中率を得た結果、1門あたり9倍の能力を持っていました。

砲数は半分でも、破壊力は4.5倍です。


また、ロシアの砲弾は装甲部を貫いて
一定の深さまで達しないと爆発しませんでしたが、

日本の砲弾は、榴弾型で敵艦に当たりさえすれば、
弾殻が3000以上の破片となって飛び散らせるもので、
ひとたび炸裂するや甲板や舷側は、
蜂の巣のようになりました。



しかも海軍技師・下瀬雅允によって発明された
下瀬火薬を使っており、爆発するとに気化したガスが
3千度にも達し、装甲に塗ったペンキが引火して
火事を起こすというものでした。

艦船は沈まなくとも、人員や艦砲にダメージを与えて
戦闘能力を奪う、というものです。[JOG(236)]



日本海海戦はT字戦法が有名ですが、
その戦術のみならず、こうした兵員の鍛錬、技術陣の工夫、
それらをまとめ上げた東郷平八郎提督の人格という
一致結束がもたらした成果でした。





■5.英米での戦費の調達と親日世論醸成



奮戦していたのは、軍人だけではありません。
膨大な戦費を調達する必要がありました。
海外に流出する不足費用だけで、年1億円。
国家予算が約6億8千万円の時代です。



高橋是清・日銀副総裁は公債を募集するために、
ロンドンに飛びました。毎日のように
英国の銀行家と会って話をすると、
彼らは兵力からして日本に勝ち目はないと
判断していることが分かりました。

日本が負ければ、公債は紙くずになってしまいます。


そこで高橋は、日本としては国家生存のため、
自衛上已むを得ずして起ったのであって、
日本国民は二千五百年来、万世一系の皇室を中心とし、
老若男女結束して一団となり、最後の一人まで
戦わざれば已まぬ覚悟である、と説明しました。

高橋の語る日本国民の覚悟に
英国の銀行家たちは理解を示して、
徐々に公債を買ってくれるようになりました。



必要額の半分がようやく売れた頃、幸運が訪れました。

米国のユダヤ人大富豪ジェイコブ・シフが
残りをすべて引き受けてくれたのです。
ロシア国内ではユダヤ人が虐待されており、
この戦争で政変でも起これば、同胞を救えるかもしれない、
と期待していたのでした。

こうして、高橋是清の奮闘とシフの協力で、
日本は資金難を乗り越えることができたのでした。
[JOG(291)]

 

もう一人、アメリカが活躍したのが金子堅太郎でした。
金子はハーバード大学で、当時の米大統領
セオドア・ルーズベルトと同窓だったよしみから、
米国での親日世論の醸成と、時期を見計らっての
米国による講和仲介の依頼、という使命を託されました。



金子は各地で講演をして、
日本がいかに自存自衛のために、
立ち上がらなければならなかったかを、
説いて回りました。

また、世界的に有名はロシアのマカロフ大将が
戦死した際には、その死を追悼する武士道精神を見せて、
アメリカの民衆に感銘を与えました。

金子の世論工作の影響を、
駐米ロシア公使の娘は次のように語っています。



__________

ルーズベルト大統領、ヘイ国務長官、
そして米国政府全体が、公には中立だったにもかかわらず、
すさまじいまでに感情的に親日になっていました。

父は怒りのあまり髪をかきむしりながら、
ジョン・ヘイや皆に言ったものです。
いつの日か米国は、この選択を後悔するだろう、と。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



こうした根回しが功を奏して、
日本の国力がまさに尽きんとした際に、
ルーズベルト大統領が絶妙のタイミングで、
まだまだ余力のあるロシアと講和を取り持ってくれたのです。
[JOG(464)]





■6.ロシア第一革命に火をつけた明石元二郎大佐の工作



もう一人、ヨーロッパで秘密工作を実施して、
巨大な成果をあげた人物がいました。
明石元二郎・陸軍大佐です。

明石は、ロシアの革命を目指すレーニン、
フィンランドやポーランドの独立運動家、
ロシアと対立するルーマニア、トルコの反露活動家などに、
今日の価値で言えば100億円規模の資金を援助して、
活動を助けたのです。



明石が扇動してロシア帝国全体を震撼させた成果の一つに、
1905年1月9日の「血の日曜日事件」があります。

数万の群衆が、労働者の権利保障、
日露戦争の中止などを求めて、
皇帝に直接請願しようとしたのです。

先導者のゲオルギー・ガボン神父は
明石からかなりの金額を渡されていました。



歩兵1万2千、コザック騎兵3千が
空砲で威嚇しましたが、群衆は冬宮の前につめかけました。

コザックの部隊長が突撃を命ずると、
騎兵たちは馬上から剣をふるって、
群衆の中に斬り込みました。

数百人の死傷者が出て、冬宮の前の雪が赤く染まりました。

ロシア革命の前奏曲となった「血の日曜日」事件です。



この事件をきっかけに、ロシア民衆の皇帝への信頼は消え失せ、
全土で暴動やゼネストが広がっていきます。
これがロシア第一革命です。





■7.自由独立を掲げて、世界を味方につける



こうして見ると、日本は国内の強固な結束とともに、
同盟国の英国のみならず、中立国といいながら
「すさまじいまでに感情的に親日」になっていた米国、
ロシアの専制支配に抵抗するユダヤ人、
フィンランド、ポーランド、トルコ、

さらには国内の革命家から民衆まで、実に多くの国家、
民族、人民との連帯を築き、それらをすべて
ロシア抑止に活用した事が分かります。



これだけ多くの勢力の協力を得られたのは、
日本の戦争目的が自由独立の維持だったからでしょう。

人間にとって、自由独立は本能的な欲求のようです。
日本が自身の自由独立を掛けて先頭に立って戦ったことで、
多くの人々が日本が勝てば、
覇権主義超大国のロシアを封じ込め、
自分たちの自由独立も増進する、と思ったのです。



ロシアはその逆に、これらの勢力を
すべて敵に回していたのです。

ロシアは皇帝を中心とした利己的な目的から、
農民やユダヤ人に圧制を敷き、周辺諸民族を
属国として抑圧していました。



唯一の同盟国はフランスとドイツでしたが、
両国とも利己的な動機からロシアと結んでいただけなので、
ロシアが負けそうになっても、
自分たちの利益を優先して助けてもくれません。



こうして日露戦争は、世界の自由独立を求める人々が日本を応援し、
彼らの自由独立を踏みにじってきた
覇権主義超大国ロシアに敵対しました。

この構図は、21世紀の覇権主義超大国・中国から
世界を護るにも、そのまま応用可能です。

(文責 伊勢雅臣)


■リンク■


・JOG(783) 水師営の会見 ~ 乃木将軍とステッセル将軍

 敵将に対する仁愛と礼節にあふれた武士道精神は世界に感銘を与えた。

 http://jog-memo.seesaa.net/article/201301article_5.html



・JOG(464) サムライ達の広報外交 ~ 米国メディアにおける日露戦争

 彼らは卓越した英語力で、日本の立場を語り、
 アメリカ国民を味方に引きつけた。

 http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogdb_h18/jog464.html



・JOG(291) 高橋是清 ~ 日露戦争を支えた外債募集

 莫大な戦費の不足を補うために欧米市場で資金を調達する、
 との使命を帯びて、是清は出発した。
 
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h15/jog291.html



・JOG(236) 日本海海戦
 世界海戦史上にのこる大勝利は、
 明治日本の近代化努力の到達点だった。
 
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h14/jog236.html



・JOG(176) 明石元二郎~帝政ロシアからの解放者

 レーニンは「日本の明石大佐には、感謝状を出したいほどだ」と言った。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h13/jog176.html





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?