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本に励まされて 沢村貞子さんのエッセイ

あいかわらずnoteから学ぶ日々


先日noteを回遊中に知った沢村貞子さんのエッセイ。私もさっそく読んでみました。
素敵な記事を書いてくださるリエイターの皆様、ありがとうございます、お陰様で私も新しい本や作品との出会いがあります。(*^^*)


人が日々の生活の中で思うことはいつの時代も同じなのかしら。
ー自分で自分の機嫌をいかにとって生きていくかというようなこと…。

トットちゃんから知っていた沢村貞子さん


沢村貞子さんといえば、戦後、テレビ映画全盛期に名脇役として活躍された女優ということは、80年代生まれの私でも知っていました。
というのも、トットちゃんこと黒柳徹子さんの本にはずいぶんと励まされてきたのですが、その中にしばしば「母さん」として出てきていたからです。

黒柳徹子さんがすごく慕われていた方として記憶に残っていました。

芸能界で大活躍でも…

仕事がすめばすぐ、仲間の群からスルリと抜けでて、自分の砦に帰ってしまう。帰巣本能が強い、とよく冷やかされたものだった。…相手を傷つけずに自分の生き方を守るためには、それが一番無事なやり方だということを、身にしみて知っているから…

『わたしの台所』沢村貞子

こんなところを読んでいくうち、自分に似たところのある人だったんだ…と思う箇所もありました。(*^。^*)

とはいえ、全く別の面も。

とにかくなんともかとも、手のかかる…手をかけた生活ぶりに溜息がでます。
朝からシャッキリとして、素材を活かす料理に掃除、一日働いてきて家に帰り着いても和服のお手入れを必ずする…生活というものに手間ひまを惜しまず愉しみつくすその姿。
(私だってそれなりにやっているけれど、全然だわ、と( •͈ᴗ•͈))
昔のひとはみなこうだったか…と思いかけた矢先、

これではどんな利口なお嫁さんもとても勤まらないに違いない。

とあるのだから、時代のせいでなくひと次第なのだと安堵。

いわゆる「芸能界」の印象と全然違いますよね。
どの分野であっても、長く活躍できるということの土台は、しっかりとした生活者である、という基本的なことなのかもしれない、などと思います。ーなんて、えらそうですよね、すみません。

誰であっても、自分の手足を動かして生活のあれこれをこなし続けていること=自分軸を立て直し続けていること=長く健やかにいられること、なのかもしれないなぁ、と感じます。
ー家事というだけのことでなく、身の回りを整頓できることは素敵な土台だな、と歳を重ねて思うようになりました。(*^^*)

静かに寄り添い励ましてくれる存在が本

とにもかくにも、周りで遭遇することや世界のニュースに心を揺り動かされながらも、日々気持ちを調整しながら生きてゆく一生活者として、こういうエッセイに出合うと心強さを感じました。

やっぱり本はいいですね。新しいとか古いとかも全く関係なく毎日を励ましてくれる存在です。これからもたくさん出合いたい…☆彡

最後までお読みくださりありがとうございました。( ꈍᴗꈍ)



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