ソロキャンプをはじめよう。はじまりの話
みんなでソロキャンプしよう!と誘われて、
遂に初キャンプに行くことになった話。
キャンプしてみたいけれど、躊躇していた今まで。
数年前からヒロシちゃんねるをはじめ、焚火会メンバーのキャンプ系youtube動画を見まくるほどソロキャンプには興味津津。
だがキャンプギアをそろえるには非常にお金もかかるし、部屋の収納スペースも必要になるし、もし全部道具をそろえて1回キャンプした後、もうやらないとなったら全部無駄になるしなぁと、ずっと悶々として躊躇していた。
でも、ソロの楽しさは十分知っている。
もともと海外一人旅が好きで、去年まではよく行っていたのでソロキャンプも絶対楽しいのはわかる。
宿泊先を決めて行く旅行と違い、キャンプは寝食の準備が全くない状態で行く点に若干の不安を感じる。だがしかしそれに反発するような期待とワクワクも膨らむのも事実で、そこで葛藤し今までは行動できずにいた。
そんな矢先のグループソロキャンプのお誘い。
何人かで行くソロキャンプなら初めてでも安心。
一緒に行くメンバーはキャンプ歴は浅いけどソロキャン経験者たちなので、隣で見ていて、きっと勉強になることもあるし、本当にピンチになったらアドバイスはもえるだろう。
そんな淡い期待を胸に、グループソロキャンのお誘いに思い切ってYES!と言ってみた。
何が必要?とりあえず寝袋があれば一夜は越せる。
さて何から用意したらいいのだろう?
一式全部そろえるのは、なかなか大変だなぁと思い相談したところ、テントは貸してもらえる事になった。ありがたい。
そして
とのアドバイスをもらう。
と追加アドバイスをもらう。
確かに。学生時代、フローリングに雑魚寝して体がバッキバキになった記憶が蘇る。今やったら受けるダメージは相当なものだろう。
結構買うものありそうだなと思ったのも、つかの間。
「!」
みんなでBBQじゃないのね…と心の声が漏れそうになる。
「はい」
経験者のアドバイスは止まらない。
そう、ここで自分はハッと気付いた。
経験者たちは、これからキャンプをはじめようとしている初心者をキャンプギアの沼に引き込もうとしている。
沼にハマったら最後、抜け出せないらしい。
すでに沼にハマった人たちが、さらに人々を巻き込んで沼に引き込む。
ゾンビ映画を彷彿させる強烈に迫りくる圧力。
ダイソンのような衰えることを知らない吸引力。
危険な香りがひしひしと感じられる。
やばい沼の中から手招きしている人たちを脇目に、沼の淵で今たたずむ自分。
定額給付金を握りしめて飛び込むか…。
どうする、自分?!
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