素敵な生活


贅沢
デスクとチェアを自宅に導入。QOLが上昇する。組み立てに一時間くらいかかったのも許せる。
NHKオンデマンドのクラシックコンサートをずっと流している。オーケストラが好き。世界でトップクラスの演奏家達を何十人も束ねた音楽というのはとても贅沢なものだ。クラシック音楽に特別詳しいわけではないがこの贅沢は理解できる。
ところでクラシックと呼ばれる音楽は古典楽曲を演奏することが多いのだけど、現行の作曲家の作品も百年後にクラシックと呼ばれるものをあるのだろうか?きっとあると思う。よく知らないけど。

不快
気分が沈むとすべてに嫌気が差す。心を無にして8時間過ごす。
どこに向かっているのかわからない。何も、積み上がるものがないように感じる。人生が浪費されているように感じる。かといって活用方法もわからない。ゆっくりと消耗しているのを感じる。

流れていく

妻の家に3日滞在する。祝日は朝からずっとnetflixを見て夜は銭湯へ行く。熱い湯とぬるい湯に交互に浸かりながら頭がふやけていくのを感じる。これが人並みの暮らしなのかもしれない。
コンビニで私より少し年上の男性が高級車に乗って私より年下の美女を連れているのを見た。私には縁のないわかりやすいタイプの成功だ。
既に自分の底も天井も見えた。その天井の向こうの男性を、いや、そこは天井の向こうなのかもわからないけど、別世界の人のように不思議な気持ちで見ていた。

勉強について

取り寄せた成績表を見てため息をつく。
政治学系と基礎法学系はSかA。あとはほとんどC。取得単位68。中途退学。
つくづく不真面目だった。今思うと勉強の仕方がわからなかった。地元の二番手くらいの大学で高校まででそこそこ勉強してきた学生が多く勉強の仕方を分かっている学生向けだった。
私は本を読んたり理屈を捏ねたりは出来たが体系的な勉強をしてこなかった。興味ある講義ではいくらでも良い成績が取れたがその他はぎりぎりで取るか落とすものばかりだった。しかも得意なことでやたら評価されて金も稼いでいた。だから変なプライドがあった。
素直に周りに頼んで勉強の仕方を教えてもらっていればもうちょっとマシだったかもなーと。

バーチャル受験生

休日の気まぐれにセンター試験の国語とを解いてみる。
現代文   8割
古文漢文  3割
現社、政経 8割
倫理    7割
世界史A         6割

まあ地方の文系の私大なら入れそうなレベル。
国語は現代文は8割くらい取れた古文漢文がほとんど歯が立たず。さておき現代文は問題がとても面白かった。牧田真有子の『桟橋』を読んでみようと思った。
思ってたよりレベルが高かったし面白い。上位校志望の受験生はこのレベルの試験を何科目もやってしかも高得点狙うんだから大したもんだ。
なかなか暇つぶしになった。今度は英語もやってみよう。数学?理科?やるわけねえだろ。こちとらド文系だ。

模範的クリスチャン青年(バツイチ)
ほぼ毎週礼拝に参加し行事ごとの手伝いをする。余裕があれば聖書研究会に出席する。
毎日少し聖書を読む。今はヨブ記を読んでいる。現世という糞ゲーに翻弄されっぷりが面白い。

わたしが生まれた日よ、呪われろ

この世界、即ちバグだらけの糞ゲーに唯一クレームを叩きつける方法は祈るしかないというなんとも。それが届くかどうかは思し召し。なんともこの世は度し難い。それでも祈ることはできる。

コンテンツ貧乏

アマチュアのコンテンツに金も時間も使わない。
傲慢な物言いなのは自覚しているがこれが私のコンテンツを楽しむ時の基本方針だ。
ではプロはどんなものかというと

  • 金になるコンテンツを作る

  • それを継続させる

この二つ。それで食ってるかは問わない。例えば歌人なんかは本業あるのが当然だしね。
ハズレを引いて時間と金を無駄にしないための品質保証がほしいのだ。ケチな根性なのはわかっている。貧乏性だ。

区役所の精霊

婚姻届をもらいに区役所へいく。時間外だったので裏から入るが守衛さんが巡回中のためしばしベンチで待つ。思えば前回の婚姻届も離婚届もこの区役所の裏口であった。
結婚とはなにかとバツイチになってからより考えた。つまるところ連帯保証契約だ。互いに死ぬまで相手の命を保証し合う関係だ。かなりヘビーな関係だ。迂闊に触れてはいけない取扱注意。
そんなことを考えていたら守衛さんが戻ってきて婚姻届を二通渡してくれた。
この老人は日々婚姻届や離婚届や死亡届を渡したり受け取ったりしていると考えると不思議な気がした。もしかしたら精霊なんじゃないか。人と人との関係を繋いだり離したりする精霊なんじゃないか?
そんなことを考えながら帰宅。

発掘

何年か前に頑張って書いたけど箸にも棒にもかからなかった小説が発掘された。読んでみたら自分でいうのもなんだけど面白かったから供養のために放流しようと思う。
名古屋によく似た街で爆弾テロや暴動が発生してポン引きが巻き込まれて最終的には海の向こうで戦争が始まる。そんなお話。


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