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一緒に考える、とはどういうことなのか

こんにちは、TRAIL の戸田です

私たちの仕事は、正解を教えるというよりも、一緒に考えるほうに近いと感じます。

絶対これが正しいとは言い切れないけれども、持ちうる限りの情報・データと複数の社内外の関係者の意見や立場を組み合わせて考えてみると、この方向性と基本方針で進むことが良いのではないか。そして、勝ち筋となる戦略とシナリオはこう見えるが、どう感じるか。

自分なりの見解を提示して、問いかける。
そして、相手(複数います)の声を、聴いて、表情や動作も含めた反応を見る。
その上で、お互いに考えを煮詰めます。

前提の認識違いもあるかもしれないし、優先順や時間軸が違うこともあるし、相手によっては利害が直接ぶつかってしまってBATNA※を意識して交渉しなければならないこともあるし、選択肢として新しいものが見つかることもあるかもしれません。

ここで大事になるのが、その人との関係、です。本音で語ってくれなければ、問いかけても得られるものは少ない、或いは、全くない。表面だけを取り繕っているだけかもしれないし、大人だから嘘も少し入っていることもあるでしょう。

よく「まずは人の意見を聴いてみます」という言葉を聞くことは結構多いです。でも、あらかじめ自分の中に、本当かな?本音かな?という、健全で冷静なフィルターがあるべきだと思います。また、意見を聴く前に、自分なりに考えを煮詰めてから行くべきです。

それでも、きちんと関係ができるまで、人は本音を話してはくれません。そして関係ができてからであっても、時と場合によって、オブラートに包まれることはある。時と場合によって言葉を変えるのはある意味で当然ですし、私自身もそうです。

正しい意思決定を導くためには、お互いの右脳を擦り合わせていく動作が必要である
これが一緒に考えるときのイメージ。そんな風に、思っています。

本日は、以上です。

※BATNAとは、交渉相手から提示されたオプション以外で、最も望ましい代替案(Best Alternative to Negotiated Agreement)/グロービス経営大学院 MBA用語集より

TRAIL INC.(トレイル)
経営変革のための伴走パートナーシップ
Open Management®
(オープン マネジメント®)

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