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[企画紹介14]大学見学(2023年度) ~医療と科学の体験教室・アイラボキッズ~

【企画紹介】では、
医療と科学の体験教室として、
これまでに実施した企画を紹介していきます。

これまでの紹介はこちら


アイラボキッズの企画は、
●医療や科学にまつわる体験・観察の実施
●体験・観察内容に関連する科学者や研究者の紹介
 (オリジナル絵本の読み聞かせや、研究者本人によるお話)
といった特色があります🌱✨



~ 企画紹介 その14~
企画:大学見学

【実施事例】
実施日:2023年12月15日 9:00~11:30
対象:阿見町立君原小学校6年生7名 +引率2名

昨年度に引き続き、君原小学校の6年生さんに、
茨城県立医療大学にてさまざまな見学や体験をしていただきました


体験教室の様子

はじめに大学紹介。

スライドを使って解説

まずは茨城県立医療大学医療大学がどんなところで、
ここに入学して勉強したら何になれるのか、
といったところを解説しました。

君原小と同じ阿見町にありますが、近くに来たことがない子も多いようでした


【見学1】
まずは代表の鹿野先生の専門である放射線関係の機器の見学をしました。

CT(Computed Tomography(コンピュータ断層撮影))やレントゲン装置
どれもX線(放射線)の力で身体の中を診る機器です
骨密度を測る機器
乳がん検査に使われるマンモグラフィ
大人にはおなじみのバリウムを飲んで胃の検査をおこなう機器

放射線技術科学科の学生さんが実習で利用する機器を間近で見学しました。


【体験1】

次は磁石と電波の力で身体の中を診るMRI装置のある部屋へ。
こちらも学生さんが実習で利用するものです。

MRI(Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像))装置

ひもとクリップを使って見えない磁場を感じてもらいました。

クリップがくっつきます!

また、MRI装置を使うとどんな画像が撮影できるのかも見てもらいました。

なにを撮影したのかな?

こんなふうに、MRIでは断面の画像を撮影することができます。
(実際には血管や脊髄の病気などを診ます。)

今回撮影したのはこちらの野菜や果物(どれがどれだかわかるかな?)


【見学2】
食堂やラウンジのある福利厚生棟や付属図書館など、
大学にあるさまざまな施設の見学もおこないました。

学生さんの日常を体験(?)
実習棟や講義棟がいくつかあります
医療に関する専門書がたくさん所蔵されている附属図書館

【読み聞かせ】

担当島本のオリジナル絵本

医療に関係する研究者の紹介として、
「杉田玄白」を紹介するオリジナル絵本を読み聞かせをおこないました。

せっかくなので学内一広い講堂にて


【体験2】
最後はシミュレーション教育実習室あいらぼへ。

学生さんと同じ実習体験!

今回は、どうやって点滴をおこなうのかも体験。

点滴のセッティングは代表の児童さんに
血管に針をさすのは担任の先生に
どきどき

点滴や注射に使われるさまざまな針も見てもらいました。

いろいろな太さや長さ
実際に手にとって


次は、脈拍をはかったり、聴診器で呼吸音を聴いてみたりしました。

まずは自分で。自分の脈がわかるかな?
正常な脈と、脈が乱れているときの違いを感じてもらいました
異常のある呼吸音と、通常のものと、聴き比べ
聴診器を使って


実習用の人形を用いて、一人一人体験をしてもらいました。

救急カート(救急に運ばれてきた患者さんにまず持っていく物が揃っている)の紹介も


最後に質問コーナーの時間を取り、
記念撮影をして終了しました。


今回も、茨城県立医療大学のなかでも、
看護学科と放射線技術科学科にフォーカスした見学と体験となりました。

いずれ理学療法学科や作業療法学科の体験や見学もできたらと考えています。

ありがとうございました!


アイラボキッズの体験教室は、茨城県立医療大学の地域貢献研究の一貫として実施しています(2023年度現在)。

お問い合わせは代表の鹿野へ、お気軽にご連絡ください。

レントゲンさん



(担当:春名)