ベトナムの山岳地帯の村にホームステイしてきた。
山肌には100段にも及ぶ棚田。
暮らしは犬と鶏と牛と豚と、火とともに生活している。
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情報量に比例して人は不幸になるというが、情報がない故の幸福を感じた。
夜ご飯はみんなで火を囲み、朝はにわとりの鳴き声で起きる。
たまににわとりたちに起こされることもあるけど...(笑)
人も生きものたちもみんな笑顔でほのぼのだった。
自然とともに生きながら、村人みんなで助け合いながら...
食と暮らし、人と人との境界線、自然と人、みんな乖離しすぎたのかもしれない、と思う。
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暮らしと一緒だったはずのものが、一枚一枚剥がされてきた結果が、いま。
その乖離を埋めていくのが、わたしたちの宿であり、暮らしだと思っている。
昔やっていた、あたり前の蘇生。
わたしたちが進むべき道の解像度があがってきた気がする。
ほんとうの心地よさを体感する、山の民のホームステイだった。