苦悩と循環。古民家DIYでわかる現実と理想。
ひとつひとつ自作ながら、こだわって作っている古民家改修。
洗面ボールは好きな陶芸屋さんから特注したもので、洗面台は杉の1枚板。
磨いて、切って、ニスを塗って、穴を開けて、蛇口を発注して...
楽しさを感じる反面、自分たちですべてをやる大変さも同時に感じる。
家を建てる、家を改修するって時間と労力がかかると体感。
だから、今では自分で家を建てることを諦めて、ほとんどの家が作ってもらう1軒家なんだろう、と思う。
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蛇口ひとつ頼むだけでも、洗面ボールの高さを測り、洗面台の厚さを考慮しながら、合う蛇口を選び、発注する。
取り付けるまでにはいくつもの過程が存在していることを、当たり前だけど実感する。
身の回りにあるものはあたりあたり前ではなく、誰かが作ったもの。
商品ができるまでには材料、人手、 技術、輸送...過程があることをあらためてありがたいと感じること。
知ることが必要だとも思う。
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燃料も材料も限りがある。
作るには時間と労力ががかかる。
古民家改修はいろんな、いま生きていると忘れてしまっていることを思い出させてくれる。
この宿はそうやって、作ったものひとつひとつが来る人に訴えかける広告塔になるだろう。
忘れてしまったものを呼び起こす...そんな体験と日常を伝える場所にしていきたい。
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