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下関国際高校の、大金星!!

8月19日。
「俳句の日」ということですが、今日だけは、どうしても野球を語りたいのです。
「俳句幼稚園」への登園、お休みいたしますこと、どうかお許しを〜💦



皆さま、昨日の高校野球、見ましたか?

下関国際高校が、春夏連覇を目指していた大阪桐蔭高校に、9回で逆転勝ち!

見事、準決勝に駒を進めました。
やったーヽ(´▽`)/!!





「ベスト8」の壁を超えた!!


あの「常勝軍団」大阪桐蔭高校が対戦相手。

準決勝の組み合わせを見て、
「あぁ……詰んだなぁ……」
思わなかったこともないです。



去年の秋、今年の春、そして夏と、
3冠を目指していた大阪桐蔭。


きっと初回からじゃんじゃん点を取られて、気の毒なくらいのワンサイドゲームを展開させられ、下関国際は甲子園から姿を消すのだろう。


と想像していたものの、
せっかくだから応援したい。


2歳の娘は先月から保育園だし、
せめてお迎えの時間まででも、と

おそるおそるTVのチャンネルを、
高校野球に合わせてみました。



2回表の時点で、2-0。

あぁ、やっぱり先制されてる。
このままズルズル……


と思いきや、5回表には同点に。


……おや?
思ったより「いい勝負」に、なっている。

少しずつ、「がんばれ!」と
画面越しの選手たちに、
声をかける瞬間が増えてきました。



下関国際・エースピッチャーの古賀は、制球を乱すことなく粛々と投げこみ、大阪桐蔭打線を封じ込めています。

その目は、据わっていました。



その裏、大阪桐蔭に勝ち越されても、次の6回表には、また食らいついて追いつくんです。

自陣のミスで逆転されても、そのあとは
絶対に点をやらない。

グラウンドの下関国際ナインたちが、
火を噴いているように見えました。



がんばれ、がんばれ……。

食い入るようにテレビを見つめながら、おなじ言葉を呪文のように繰り返していました。



変わったピッチャー・仲井も、最速146キロのストレートを次々決めるなど、気迫のピッチングを見せています。

ツーアウト満塁、ピンチ!
など、ランナーが溜まってピンチな場面も
いくつかありました。が、


その都度びしっと抑えるのです。



いいぞ仲井、痺れるぞー!
がんばれーー!!









9年ぶりの「トリプルプレー」


そして7回裏。大阪桐蔭高校の攻撃。
ノーアウト1・2塁で、バント……



からの、トリプルプレー!!





打者の決めたバントを、ピッチャー仲井がダイレクトキャッチ! そのまま2塁→1塁とアウトを奪い、一気にこの回が終わったのです。


喜びを爆発させる下関国際ナインと、ベンチ入りの選手たちを見て、涙があふれました。


この子たちは、1ミリも試合を諦めてない。






そして9回表。

球場の地響きが感じられるほど、
会場の手拍子が胸に響きます。

お願い、せめて同点にしてー!

このまま終わりたくないと祈りながら、
娘の保育園に行く道すがら、
カーラジオに向かって呼びかけます。



すると打線がつながり、
4番・賀屋のタイムリーヒットで逆転!



そのまま逃げきってしまいました。


それまで、娘と以下のやりとりが
あったことも、記しておきます。


わたし「娘ちゃん、青い帽子の
 お兄ちゃん、がんばれー! しよう!」

娘(若干さめた声で)「がんばれー」

9回裏、ツーアウト。打球が飛ぶ。

わたし「娘ちゃん、はい今! 
    がんばれー!」

娘「???」

ラジオの実況「試合終了ー!」
娘ちゃん、野球きらいになりはしないか😂





やった……。゚(゚´Д`゚)゚。

やった……!


大阪桐蔭に、勝ったー!!!!

わたし(目を潤ませ、満面の笑み)
「娘ちゃん……勝った! お兄ちゃんたち勝ったよ!!」

娘 (・Д・)ポカーン
保育園の駐車場の車内で、このやりとり。
はよう帰りなはれ😅





絶対王者に主導権を握らせない、
素晴らしい試合運び!


相手がどこの学校でも、名門の大阪桐蔭でも、力負けせず自分たちの野球をつらぬく気迫が、すごかったです!






「野球の醍醐味は、弱者が勝つこと」

坂原監督のこの理念が、
チームを強くしていったんですね、きっと。





ところで、下関国際高校って?


下関国際高校は、
山口県下関市にある私立高校。

4年前の夏にも甲子園に出場。
ベスト8の成績を残しています。

聞いたことのない名前の学校が、どんどん勝ち上がっていくの、おもしろかったんです!

当時、彼らの試合は、ほとんど見ていました。



ことしの初戦も、旧盆のとき
たまたまついていた実家のテレビで観戦。

懐かしい友達に会えたみたいな気持ちで、そのまま日を置いて、3回戦まで観戦しました。


やっぱり、ほかの高校の子たちより強気というか、気迫がみなぎっています!

だから、惹きつけられてしまうんですよっ。



なんでも、エース古賀をはじめ、いまの3年生たちは、当時の甲子園「ベスト8」の試合を観て、下関国際高校への進学を決めているとか。

「ベスト8の先輩たちを超える」

先輩たちへの憧れとリスペクトを胸に、
選手たちは見事、有言実行したのでした。





監督は、誰ですか?


チームを率いる坂原秀尚監督

ほんとうに生徒思いの、
ただ厳しいだけではない「熱い」監督ですね。


野球部の寮がなかった(2020年まで)ため、
選手たちの住むアパートの近くに
4回も引っ越しているそうです。

それから遠征試合のたびに、マイクロバスを自ら運転するだけじゃなく、年末に漁港でアルバイトして、遠征費を捻出しているそうですよ。

(埋め込みしたリンク先より↓)


監督の「ザ・スパルタ」な理念からくる発言も逆に新鮮でおもしろくて、4年前は、甲子園をより楽しめました。


代表的なのは、

「文武両道ありえない」
「かき氷は許さない」

こちらでは割愛しますが、興味のある方は、
「坂原監督 文武両道」もしくは
「坂原監督 かき氷」で、

ググってみるのをおすすめします😁



いちばん印象に残ったのは、

「一流」とは、ひとつの流れに
こだわり続けること。

坂原監督の、この考え方です。


野球という「ひとつの物事」に、
ひたすら打ちこむ、集中する。

そうして初めて、
野球を極めることができる。

(埋め込みしたリンク先の記事の内容を、
自分なりに解釈してみました)



なるほど。

たしかに、あれもこれもと手を出しすぎて、すべて中途半端になってるのが、わたしだなぁ。

と、納得せざるを得ません😅









とにかく、がんばれ下関国際高校の選手たち!
そして、坂原監督ヽ(´▽`)/ 


あしたの準決勝、第2試合
たのしみです!!







おまけと、あとがき。

昨日の勝利インタビューの動画、
置いていきます。


【8/23追記】……と思ったら、動画が非公開になっている。削除しました。申し訳ないっ。


下関国際高校の選手たちが、
ダグアウトに引き上げていくときでした。

3塁側から、大阪桐蔭高校の名監督・西谷浩一監督が、帽子を取って歩み寄り、坂原監督に握手を求めたのです。




「坂原監督が、大監督に
敬意を表されている……」

と、感動しました。





負けても、あんなに丁寧に相手校の監督に、
敬意を示せる西谷監督も素敵です。

そして、下関国際高校の選手たちと坂原監督も、それだけの名試合をしたんですね。

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