下関国際高校の、大金星!!
皆さま、昨日の高校野球、見ましたか?
下関国際高校が、春夏連覇を目指していた大阪桐蔭高校に、9回で逆転勝ち!
見事、準決勝に駒を進めました。
やったーヽ(´▽`)/!!
「ベスト8」の壁を超えた!!
あの「常勝軍団」大阪桐蔭高校が対戦相手。
準決勝の組み合わせを見て、
「あぁ……詰んだなぁ……」と
思わなかったこともないです。
去年の秋、今年の春、そして夏と、
3冠を目指していた大阪桐蔭。
きっと初回からじゃんじゃん点を取られて、気の毒なくらいのワンサイドゲームを展開させられ、下関国際は甲子園から姿を消すのだろう。
と想像していたものの、
せっかくだから応援したい。
2歳の娘は先月から保育園だし、
せめてお迎えの時間まででも、と
おそるおそるTVのチャンネルを、
高校野球に合わせてみました。
2回表の時点で、2-0。
あぁ、やっぱり先制されてる。
このままズルズル……
と思いきや、5回表には同点に。
……おや?
思ったより「いい勝負」に、なっている。
少しずつ、「がんばれ!」と
画面越しの選手たちに、
声をかける瞬間が増えてきました。
下関国際・エースピッチャーの古賀は、制球を乱すことなく粛々と投げこみ、大阪桐蔭打線を封じ込めています。
その目は、据わっていました。
その裏、大阪桐蔭に勝ち越されても、次の6回表には、また食らいついて追いつくんです。
自陣のミスで逆転されても、そのあとは
絶対に点をやらない。
グラウンドの下関国際ナインたちが、
火を噴いているように見えました。
がんばれ、がんばれ……。
食い入るようにテレビを見つめながら、おなじ言葉を呪文のように繰り返していました。
変わったピッチャー・仲井も、最速146キロのストレートを次々決めるなど、気迫のピッチングを見せています。
ツーアウト満塁、ピンチ!
など、ランナーが溜まってピンチな場面も
いくつかありました。が、
その都度びしっと抑えるのです。
いいぞ仲井、痺れるぞー!
がんばれーー!!
9年ぶりの「トリプルプレー」
そして7回裏。大阪桐蔭高校の攻撃。
ノーアウト1・2塁で、バント……
からの、トリプルプレー!!
打者の決めたバントを、ピッチャー仲井がダイレクトキャッチ! そのまま2塁→1塁とアウトを奪い、一気にこの回が終わったのです。
喜びを爆発させる下関国際ナインと、ベンチ入りの選手たちを見て、涙があふれました。
この子たちは、1ミリも試合を諦めてない。
そして9回表。
球場の地響きが感じられるほど、
会場の手拍子が胸に響きます。
お願い、せめて同点にしてー!
このまま終わりたくないと祈りながら、
娘の保育園に行く道すがら、
カーラジオに向かって呼びかけます。
すると打線がつながり、
4番・賀屋のタイムリーヒットで逆転!
そのまま逃げきってしまいました。
やった……。゚(゚´Д`゚)゚。
やった……!
大阪桐蔭に、勝ったー!!!!
絶対王者に主導権を握らせない、
素晴らしい試合運び!
相手がどこの学校でも、名門の大阪桐蔭でも、力負けせず自分たちの野球をつらぬく気迫が、すごかったです!
「野球の醍醐味は、弱者が勝つこと」
坂原監督のこの理念が、
チームを強くしていったんですね、きっと。
ところで、下関国際高校って?
下関国際高校は、
山口県下関市にある私立高校。
4年前の夏にも甲子園に出場。
ベスト8の成績を残しています。
聞いたことのない名前の学校が、どんどん勝ち上がっていくの、おもしろかったんです!
当時、彼らの試合は、ほとんど見ていました。
ことしの初戦も、旧盆のとき
たまたまついていた実家のテレビで観戦。
懐かしい友達に会えたみたいな気持ちで、そのまま日を置いて、3回戦まで観戦しました。
やっぱり、ほかの高校の子たちより強気というか、気迫がみなぎっています!
だから、惹きつけられてしまうんですよっ。
なんでも、エース古賀をはじめ、いまの3年生たちは、当時の甲子園「ベスト8」の試合を観て、下関国際高校への進学を決めているとか。
「ベスト8の先輩たちを超える」
先輩たちへの憧れとリスペクトを胸に、
選手たちは見事、有言実行したのでした。
監督は、誰ですか?
チームを率いる坂原秀尚監督。
ほんとうに生徒思いの、
ただ厳しいだけではない「熱い」監督ですね。
野球部の寮がなかった(2020年まで)ため、
選手たちの住むアパートの近くに
4回も引っ越しているそうです。
それから遠征試合のたびに、マイクロバスを自ら運転するだけじゃなく、年末に漁港でアルバイトして、遠征費を捻出しているそうですよ。
(埋め込みしたリンク先より↓)
監督の「ザ・スパルタ」な理念からくる発言も逆に新鮮でおもしろくて、4年前は、甲子園をより楽しめました。
代表的なのは、
「文武両道ありえない」
「かき氷は許さない」
こちらでは割愛しますが、興味のある方は、
「坂原監督 文武両道」もしくは
「坂原監督 かき氷」で、
ググってみるのをおすすめします😁
いちばん印象に残ったのは、
坂原監督の、この考え方です。
野球という「ひとつの物事」に、
ひたすら打ちこむ、集中する。
そうして初めて、
野球を極めることができる。
(埋め込みしたリンク先の記事の内容を、
自分なりに解釈してみました)
なるほど。
たしかに、あれもこれもと手を出しすぎて、すべて中途半端になってるのが、わたしだなぁ。
と、納得せざるを得ません😅
とにかく、がんばれ下関国際高校の選手たち!
そして、坂原監督ヽ(´▽`)/
あしたの準決勝、第2試合
たのしみです!!
おまけと、あとがき。
昨日の勝利インタビューの動画、
置いていきます。
【8/23追記】……と思ったら、動画が非公開になっている。削除しました。申し訳ないっ。
下関国際高校の選手たちが、
ダグアウトに引き上げていくときでした。
3塁側から、大阪桐蔭高校の名監督・西谷浩一監督が、帽子を取って歩み寄り、坂原監督に握手を求めたのです。
「坂原監督が、大監督に
敬意を表されている……」
と、感動しました。
負けても、あんなに丁寧に相手校の監督に、
敬意を示せる西谷監督も素敵です。
そして、下関国際高校の選手たちと坂原監督も、それだけの名試合をしたんですね。
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