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娘と、ふたり旅に出た。

noteの皆さま、お疲れさまです。Sazanamiです。
きょう、はじめて娘とふたりで、実家までドライブしました〜!(鳴り響くファンファーレ)

✴︎眠っていた下書きをUPしました。
ひと月ほど前の出来事だったかと思います。
あしからず。ぺこり。






おうちから実家まで、高速道路をつかっても、
車で30分かかります。

いままで、歩いて5分で行けるサンエーに
わざわざ車で行くのが精いっぱい
(3分もかからないです)


車で10分の、親子リトミック教室にすら
連れていくのが難しかった、わたしが
(実家の母に、付き添ってもらっています)



嫌がる娘をチャイルドシートに乗せて
高速道路をひた走り
実家まで……。



じぶんで言うのもなんですが






これは、大きな進歩です!











お恥ずかしい話ですが、わたくし、


車に乗ると人が変わるタイプです。





ふだんから気が短いのに
運転すると、さらに気が短くなり


「なんだ、前のクルマ、おっそいな! チッ」


と思ったら、もうクラクションを鳴らしてしまうやばいやつなのです。






この悪しき習慣は、結婚前からです。


いつも時間に余裕を持って
準備できなくて、バタバタ家を出ては



「遅刻するぅ〜〜〜!!!」



と、たいへん焦って運転していました。





家から出るのが遅くなる→とばしてしまう→ゆったり運転のクルマ、もしくは信号にひっかかる→イライラする



の、悪循環を、
職場に着くまで、ひたすらくり返し


運転だけで、グッタリしていました。










こんなわたしが、産後、なにかの拍子に、
夫と運転を代わったことがありました。









当時、娘は5〜6ヶ月くらい。


よく泣き、よく眠る赤ん坊だったので、

その日も、例に漏れずギャン泣きしていました。

お出かけが終わって帰るところで、



いつもなら、行きか帰りの車で

スヤスヤ寝てくれるのですが、



その日に限って、なかなか寝てくれず、

車内をつんざく声で










ぎゃああぁぁぁぁーーーーー!!!!













と、それはそれは盛大に泣いていました。




クルマが、すーっと流れてくれたら、その揺れで
娘も眠りそうなものを、夕方の幹線道路は休日とはいえ、なかなか混んでいました。




泣き続ける娘。

進まないクルマ。





わたしは、これまで感じたことのない

焦りに支配されていました。




ジェットコースターで、じわじわと

てっぺんに上がっていくように




イライラ度が、増していきます。





気づけば、赤ちゃんを乗せているとは思えないほど、荒ぶる運転をしていました。












助手席で、目を覆いたくなるほど

ガラの悪すぎる運転を見せつけられた夫は、

静かに、言ったのです。











「あおり運転で警察に捕まるよ」











働いていないとはいえ、

子どもを連れて出かけるのは、

予定どおり……いや、




時間きっかりには、いかないものです。

そのうえ、準備することや物も

たくさんあります。




いつもより余裕を持って、さぁ出かけるぞ

という、まさにそのとき




「え、なんで今」と

唖然とするタイミングで、なにかしら

イレギュラーな事態も発生しやすいものです。





そういう、数々の「想定外」を乗りこえて

冷静なきもちで、娘を連れて運転するのは




わたしには、難しいと判断しました。





実際、むずかしかったのです。





チャイルドシートを仇のように嫌い、

載せようとすると、えびぞりになって

抵抗しまくる娘。







通っている、親子リトミックのレッスンも、

「娘をチャイルドシートに乗せきれないので、
出発できない」


という、摩訶不思議な理由で

お休みせざるを得なかったことが、

何度もあります。




しまいには、クルマから

そっと遠ざかり、「のーにゃい(乗らない)」と

娘は、高らかに宣言するようになったのでした。





きょうも、そんな感じで

どんなに、事前に「ぱっぱ(車)乗ろうね」と

言い聞かせていても、いざ玄関を出ると




「いやー! のーにゃい!」




やっぱりダメかと、肩を落としそうになりましたが、とりあえず荷物を載せて、後部座席に転がっている、お気に入りのぬいぐるみで釣ってみたところ……






娘ちゃん、つつーっと

クルマに近づいてくるでは、ありませんか!







よし今だ!






「娘ちゃん、しーちゃん(娘がギュッとできる、ちょうどいいサイズの、羊のぬいぐるみ)と、お席におすわりしよう」





しーちゃんと一緒なら

チャイルドシートに乗せられることも

ベルトで締められることも


いとわない様子の娘。






おぉ……!

いつもと違う。




いつもは、助手席に行きたがって
ひととおり、そこで遊んだら
それで満足して、後部座席に行きたがらず
出かけられなかったのです


音の出る、アンパンマンのおもちゃも

そばに置いて



もうひとつの、娘のお気に入りのぬいぐるみ

「にゃんにゃん」を片手に、すばやく運転席へ。


「しーちゃん」を落としたときのために
助手席から「にゃんにゃん」をチラつかせて
遊ぼうと思って





お誕生日に流した、アンパンマンの

プレイリストを、大きめの音量でかけて





いざ、出発!





消防車やモノレールを見せながら
親子リトミックの教室を、なんなく通りすぎ




ドキドキしながら、高速道路へ。





娘は機嫌よく、両のほっぺをギューっと押さえて

変顔をしたり




じゃーんけーん、ぽーん!


と、じゃんけんをしかけてきたり
(出すのは決まってパー)


思いのほか、楽しそうにしていました。





このまま順調に行くかと思われた、そのとき






降りる予定の出口が、一般道から渋滞している





と、電光掲示板に表示されているじゃないか!






Sazanami、ピンチ。






渋滞にハマるか

ひとつ前で降りるか……。






高速道路の渋滞ほど、恐ろしいものはないので、

ひとつ前の出口で、降りることに。





この時点で、予定より15分ほど押していました。





ちょっとマズイか……。





ななめにした、フロントのミラーで

娘のようすを、チラチラ見ながら

クルマを走らせます。





実家に着くまで、あと5分のところで、

ついに出ました!





「のーにゃい! おーりーりゅー!!」





そのまま、グズグズと泣きはじめた娘。

そのとき、パッとひらめきました。





実家の母に、ビデオ電話だ!





すぐに電話をかけると、

スマホを娘にわたしました。




ふだん、極力スマホやテレビには

頼らないようにしていますが、




このときばかりは、仕方あるまいっ!





実家の母と、すこしだけお話して

機嫌を直してくれた娘。




スマホを離さなかったらどうしよう……




一瞬、不安がよぎりましたが、

それは杞憂に終わりました。





娘は、すんなり

わたしにスマホを、返してくれたのです。





右折待ちのあいだに、機嫌をそこねなくて

ほんとうに、ほんとうによかったと




まるで、なにかに生命を救ってもらったかのように、安堵しました。





ほどなくして、実家に到着!





「娘ちゃん、着いたよ……。頑張ったね……!」





Sazanami、感無量。












クルマのエンジン音が聞こえたのか、

母が、すぐに現れました。





孫ちゃん! と娘に呼びかける

母の表情も、心なしか晴れ晴れしていました。





1歳児をクルマに乗せて、実家まで行く。





ものすごく小さなことかもしれませんが、

なにか、特別おおきなことを

娘とふたりで、なしとげたような

達成感が、とめどなく溢れました。





いつもなら、おうちで母の迎えを待ちながら

準備をしたり遊んだりして過ごすのですが、




きょうは、娘が早起きして、

階下の義父母に、すこしだけ預けることができたので、いつもより時間に余裕がありました。




そうなると、延々待ち続けるのが億劫になり






「わたしたちで、

実家に向かったほうが早いかも」






と、急に思い立ったのです。





娘には、お着替えのときから

「ばぁば迎えに行こうね。ぱっぱ🚗乗れる?」

そう、何度も意思確認していました。


そのたびに、「のーぇーりゅー(のれる!)」

と、頼もしいお返事をしてくれましたが、



気が変わったら、予定どおり

迎えに来てもらうつもりでいました。




あまり「クルマで行くぞ!」と

がっちり予定を決めずに



いろんな事態を、想定していたのが

効いたのでしょうか。







おっと。





ただ、娘とドライブしただけのことが

ずいぶん長くなってしまいました。





これは、失礼いたしました!





さいごまで、読んでくれたあなたへ


このできごとから、ひと月。

娘は、どんどんクルマに、いや

チャイルドシートに慣れてきて


車で15分以内の範囲なら

ラクにお出かけできるようになりました👏


























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