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狭すぎてるから大丈夫

狭すぎてるから大丈夫…ですって?

「狭い」というとネガティブに感じることが多い単語ですよね。
実際、今日話すことも、もしかしたら「ネガティブ」に感じてしまう人もいるかもしれません、日本に住んでる日本の方なら…

バリ島発オリジナルバッグsisiの生島です。

誰に呼ばれた訳でもなく、しなくてはいけない事があった訳でもないのに、1999年に勝手に一人でバリ島・ウブドに引っ越しして、色々あって現在に至っています。それについては以前取材していただいたこちらをご覧頂くとわかりやすいかもしれません。

さて、本題。

私が暮らしているこちらバリ島・ウブドもそうなんですが、日本のいくつかの都市(時として田舎)で起こっている「オーバーツーリズム」!そう、私の日本の家のある奈良でもそれが起こっていて地元に暮らす人たちの「日常」を脅かすほどの渋滞などを起こしています。(お店をしているので有難いのと、大変なのとの間です)

また、SNSの普及などにより、日本国内だけではなく、世界のさまざまな情報もリアルタイムで入ってきますよね。 オリンピックで起こる色んなことも!ま、誰がどのように発しているかによって、実際起こっていることは「ひとつ」でも、それを良い、悪い、面白い、つまらない、と色々感じる(感じさせられる…伝え方によって)事と思います。

今、子供たちが日本に暮らしていると言うのもあり、しょっちゅう日本に帰って1-2ヶ月過ごす事があるので、日本のリアルな感覚(日本人の感覚)を感じる機会が以前よりもグッと増えたように思います。
と、同時にもちろん以前から分かっていた「インドネシアの大らかさ」も外から実感しています。

今回それを図にしてみました!

まずは「こうあるべきこと」と「ま、これぐらいなら状況によってはしょうがないんじゃない」の図 日本バージョン

緑が「こうあるべき」で、黄色が「少々これぐらいはしょうがない許容範囲」


そして…バリ島…と、いうかインドネシア

緑と黄色の2色ではなく、これが薄まっていきながらも、もう白(絶対ダメ)はないと思われる…

私のイメージではこんな感じです。更に書けば…これまたザクッとした括りですが

その他の先進国って広い!たとえば…米国など?はこんなイメージ

全部まとめると…

もしかしたら、日本はもっともっと細いかもしれない…

「こうあるべきこと」と「ま、これぐらいなら状況によってはしょうがないんじゃない」の図って、そもそもどう言うこと?

例えば…道を歩く歩き方など。

私は奈良に帰って奈良公園(鹿のたくさんいる公園)の近くの観光客の皆さんが歩いてる商店街を歩く事がよくあるんですがその歩き方なんかが、まさにそうかもしれません。

日本人は左側通行で周りを気遣いながら人の流れに乗って歩こうとしている人が多い。

それに対して多くの外国人は右側、左側、もないし、好きなところで立ち止まったり、しゃがみ込んだり突然方向を変えたり!

それにイライラする日本人もきっと多いはず!

そこで、今回のタイトル「狭すぎてるから大丈夫」が効いてくるのです。

どうして外国人は好き勝手にしてる訳??と思ってる人もきっと多いんだと思うんです。「うちのエリアには外国人なんて来ないからよく分からない」と言う人は、日本人でも「あの人どうして?」と思うような人のことを想像してみてください。

何故か、というと「彼らが好き勝手」な訳ではなく、日本人(自分)が狭過ぎるだけなんです。

ほら、もう、短冊です

上の図見てみてくださいね。インドネシアを筆頭に諸外国は「こうすべき」が、そもそも広くって、更に「ま、そう言うこともあるかもね」までが広いんです!日本人から言わせると「広すぎる!」んですよね。

こちらバリ島に20年以上暮らしていて分かったのは、バリの人たちは「臭い」と「音」に本当に鈍感なんです。

いや、今日の私のテーマの立場から書くと「日本人はバリ人に比べて匂いと音にとっても敏感」なんです。

朝の5時ごろから大爆音でヒップホップを滞在してた部屋のすぐ横で突然かけられていた事があり、驚いて部屋を飛び出して見にいったら、なんと若い男の子が、自分はヘッドフォンをして違う音楽を聴きながら、景気付け?で作業場中に聞こえるように別の機器でその音楽を鳴らしていた…

「あの、それ…」と注意して止めてもらった翌日も同じような時間に大爆音…数日経った日にすぐ横の別の部屋に暮らすバリ人のお母さんに「毎朝大変よね」と愚痴を言ったら…

「へ?」

と驚いた顔をされて、それこそ驚いた私は「毎朝うるさいでしょう?」ときいたらハッとして、「あ、そうそう、あれね、うるさいわね💦」と合わせてくれました。小さいお子さんがいるのに、どうも気になってなかった…同じように近所にたくさんのバリ人家族が済んでいるのに気にしているのは私だけだった…え?なに?私が変な感じになってる?

のちにもこのようなことが事が何度もあって「音には鈍感」論が確立されました。携帯やipadのようなもので何か観てる時もすごい音!え?誰かに聞かせてあげようと思ってるの?と、注意を何度かしましたが、周りも含めて「何が?」って😂

郷にいれば郷に従え、とのことで、私はここで「外国人」で住まわせてもらってる訳ですから、歩み寄るように日々努力していますが、時々「すみませんが」とお願いする訳ですが「え?外国人何言ってるの?」と思われてるんだろうなぁ、と言うことがしばしば。

私はだいぶ、日本人の中でもざっくりしてる方なんだけれどなぁ…

なので、日本で「う〜ん」と思っていらっしゃる方は「それは正しい」というか、対 外国の人、にしたら、日本のいわゆる「常識の枠」は想像の何倍も何倍も狭いんです。説明して図にして見せても分からないぐらい。

日本の皆さんにバリ島の常識の枠が「ほぼ無い」というのが伝えきらないのと同じように😂 なので、イライラされる方は特に余裕があれば「分からないぐらい違う感覚ってものがあるんだなぁ」と想像してみるとちょっと笑える?ぐらいになるかもしれません。

今日も最後まで読んで下さって有難うございました。

sisi bagインスタグラムもあります

私個人のものもあったりして…


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