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KIKCAFE学生部 取材記事①

一歩足を踏み入れるとそこはまるで実家のような安心感。

11月11日に保土ヶ谷区にあるKIKCAFE学生部の山村さん・太川さん・平野さんに取材をさせていただきました。
「何でもやってみる。」
自分と同世代の学生の内に秘めた熱い気持ちと地域づくりへの歩みに迫ります。



KIKCAFEとは

 KIKCAFEは5年前から「地域活性化」「地域のコミュニティづくり」を目指して活動しています。最初は社会人から始まり、今では35人の学生ボランティア『チーム平成』が活躍中です。
 2年前から地域のマルシェや朝市、横浜アクションアワード(※)、コワーキングカフェ見学、商店街マップの作成など活動範囲を広げています。

※若者と地域のNPOや団体がパートナーシップを組んで未来をつくる活動を多くの方に知ってもらい、広げていくためのアワード
http://action-awards.yokohama/ より)

地域にとってのKIKCAFE、KIKCAFEにとっての地域

 KIKCAFEはカフェだけでなく、コワーキングスペースやイベントスペースとしても使用されています。取材日当日も複数のイベントが開催されており、参加者が笑顔で来て、笑顔で帰っていました。人と話し、人とつながる。チェーン店ではなく、地域に根差しているからこそできることだと思いました。KIKCAFEがつながるのは地域住民だけではありません。まちづくり協議会、区役所、図書館、マルシェといったまちづくりの中心ともつながっています。さらには同じ志を持ったKIKCAFE学生部のメンバー同士のつながりのきっかけにもなっているのです。

保土ヶ谷を誇れるまちに

 「このお店はなんだか入りづらい」と感じたことが一度はあるのではないでしょう。KIKCAFEも「入りやすいカフェ」の実現のために様々な工夫をしており、そのうちの一つとしてマルシェや図書館とのコラボなどを積極的に行っています。
 驚くべきことに、コラボの発端はKIKCAFE学生部。地域の関係者に直談判をしたことでまちづくり協議会、区役所とつながり、区役所の方へのプレゼンテーションを経て図書館とつながりました。
「地域の大人に支えられたから、次は自分が支えたい」
「人をつなぐために共通して持てる話題や知っている場所を保土ヶ谷につくりたい」
回数を重ねるうちに信頼関係ができ、自分から意見を発信することで地域を動かせることを実感したと語ってくれました。長年過ごしてきた保土ヶ谷地域への思いやそこから出てくる危機感が、自分の理想や目標に向けて人を巻き込む原動力となっているように感じました。

やりたいが最初の一歩

 自分の地域が好きな人はたくさんいます。自分の地域に危機感や問題意識を持っている人もそれなりにいます。しかし実際に行動する人はそんなに多くありません。面倒くさい、時間がない、他にやることがあるなど理由はいろいろあります。「やりたいけど最初の一歩がでない」そんな人もいるのではないでしょうか。
 KIKCAFE学生部の皆さんも最初は上手くいかないことも多く、失敗したことが何度もあったそうです。最終的に地域の方とつながれたのも、小さいことを積み重ねていったからだと振り返っていました。最初の一歩を踏み出すことで、その一歩が普段関わることのない人や同じ興味関心を持つ仲間との出会い、今まで見たことない景色や経験といった二歩目になります。いずれ二歩目が三歩目に、三歩目が四歩目に…。地域活動だけでなく、どんなことでもそうです。一歩はどんなに小さいことでも十分大きな一歩なのです。つい結果ばかり気にしてしまいがちですが、最初の一歩や始めてみることで見えるものの大切さを深く考えさせられました。

最後に

 今回の取材でKIKCAFE学生部の方々のような若者の働きかけが地域全体を動かすきっかけになると感じました。若者の最初の一歩を促すためにはどんなことができるのか、自分なりの答えを今後見つけていきたいです。

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