KIKCAFE学生部 取材記事②
KIKCAFEとは
今年で5年目となる横浜市保土ヶ谷区にあるコワーキングカフェです。コワーキングスペース、人と繋がるカフェスペース、個室として利用できる和室の3つのスペースで構成されています。そして年齢、出身など様々なバックグラウンドを持つ人たちが集まる地域ネットワークの一つとなっています。
KIKCAFEで活動する大学生
KIKCAFEの地域の活動では大学生の存在が欠かせません。ボランティアとして活動する大学生は約35人にも上り「保土ヶ谷を誇れる街にすること」を目標に活動しています。
活動内容はKIKCAFEの運営や、「「地域のネットワーク作り」としての地域での活動です。具体的には、「地域のマルシェ、合同市への参加」、「地元の飲食店を紹介した保土ヶ谷マップの作成」などとても精力的に活動しています。
中でも今年コロナ禍を乗り越え開催された「「保土ヶ谷宿場まつり」での活動のお話を今回聞くことができました。
宿場まつり
「保土ヶ谷宿場まつり」とは保土ヶ谷駅周辺の商店街で開催されている地域を元気づけるお祭りです。コロナウイルスの流行に伴って休止していましたが2020年以来3年ぶりに2023年10月8.9日の2日間開催されました。このお祭りは地域の人の出店やステージ発表が行われとても魅力があるお祭りです。
コロナウイルスの流行により、日本各地のお祭りは中止になりました。「宿場まつり」もコロナの影響を受け中止に追い込まれました。
コロナウイルスの流行が緩和されてきた今年、祭りを再開する地域も増える中で保土ヶ谷の商店街は休業する店も出ており祭りに協賛することが難しくなってしまうなど祭りに協力する人が減ってしまい開催が危ぶまれていたそうです。
このような状況で、中学生の時に祭りに参加していた大学生メンバーを中心に普段培った地域の人脈を生かして宿場まつりの実行委員会にコンタクトを取りKIKCAFEの大学生メンバーとして「宿場まつり」の運営に携わりました。
初めは人が集まらずに開催が危ぶまれていたお祭りも、地元の小学校が授業の一環として祭りの出展をするなど希望が殺到したそうです。これも地域に根差した活動をしているKIKCAFEさんが作り上げた「地域のつながり」と代々受け継がれてきた「宿場祭り」の住民の心である地域文化が生みだした大きな成果だと思います。
人と人をつなぐKIKCAFE
KIKCAFEは人と人をつなぎます。今の大学生メンバーは新型コロナウイルス流行と時期を合わせて大学に入学しました。流行り病によって人との交流を妨げられ孤独を感じてしまう中でKIKCAFEの存在はとても重要な存在だったに違いありません。
取材させて頂いた大学生メンバーの一人はKIKCAFEの代表を「第2のお母さん」とおっしゃっていました。KIKCAFEが大学生にとって第2の家のような存在になっていることを強く感じました。
またKIKCAFEには大学生のつながり以外にもバブル世代のコミュニティや、出身地が同じ人によるコミュニティなどの共通点がある人での交流がありどんな人でもKIKCAFEには居場所があると強く思いました。
KIKCAFEは人と人をつなぐ暖かい場所です。
終わりに
今回取材を通して、今の時代こそKIKCAFEのような居場所が必要だと思います。コロナウイルスの流行によって人との交流を避けてしまうことが社会全体で増えたと思います。
しかしそれは人に大きな孤独感や不安感を与えてしまします。この2つが社会の不安定を招いてしまいかねません。なので、大きな孤独感と不安感を埋めてくれる居場所がもっと必要だと思いました。
保土ヶ谷や横浜に住んでいなくても、生まれた場所が日本でなくてもきっとKIKCAFEはあらゆる人の「第2の家」となってくれます。
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