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3期目を迎え、U-GAKU事業を海外に展開します。その裏側の背景や想いについて書いてみました。

斡旋が中心である留学の概念を変え、自社運営でより参加者の「変わる」にコミットする留学へ。

あいさつ

みなさんこんにちは!
U-GAKUを運営している株式会社Crepityの生雲です。
社内外から、いっくんと呼ばれていたりします。
普段は、note的なもの書いたことないんですが、
たまには自社でやっている事業に対する思いとか、作っている側の人間として
ちゃんと伝えた方がいいのかなと思う部分もあり、書くことにしました。


そんな前置きはさておき、この度、12月をもって弊社Crepityは無事に3期目を迎えることができました。
とてつもなくバタバタとスタートしたこともあって、最初は「来月のメンバーへの給与って払えるんだっけ...?」みたいなこともあったのですが、本当に社内のメンバーや仕事を消化してくださった方々、様々な面から応援や精神的な支えをくれた友人たちのおかげで、2期連続黒字と言う形で決算を乗り越えられたことをとても嬉しく思います。本当にありがとうございます!(&これからもよろしくお願いしますw)

そんな中、本日リリースを出させていただきましたが、国内留学事業であったU-GAKUを海外展開することにしました。そして、ほとんどの留学事業が斡旋/エージェントとして語学学校と提携という形をとる中、弊社は一定のリスクをとって、全ての拠点を直営でプログラム運営を行うこととしました。

そういった展開の背景や想い、ここまでU-GAKUがどう変遷してきたのか、これからどう進化させていきたいのか、についてお話しできればと思います。

※2023/5/26より、セブ留学サービスの名称をCebu Way Englishに変更しております

U-GAKUって結局何やってるんだっけ?

U-GAKUは現在、フィリピン/セブ、カナダ/トロント、沖縄北谷、北海道ニセコにて留学体験ができるプログラムとなっています。一方で、単に英語学習ができるというプログラムではなく、参加者の”生きたい人生を生きるための一歩を。”を踏み出してもらうためのサービスです。そのため、サービスとして下記3つのことに取り組んでいます。


①「U-LIFE LESSON」をプログラムに設計
②斡旋ではなく全ての拠点を直営でプログラムを運営
③1回の留学で複数の国・地域に横断可能

①「U-LIFE LESSON」をプログラムに設計

独自のプログラムで、人生を振り返り、自分を知り、歩みたい未来とそれを実現するためのプロセスを言語化した上で、本プログラムをどう過ごすかの目標設計も行っています。それにあたり、9割以上の参加者のみなさまに対して、直接僕自身が1時間程度面談をし、設計のサポートをさせていただいております。具体的にはヒアリングをさせていただいた後、独自の目標設計シートを用いて、人生の長期的な目標を言語化した上で、英語面、人生面でそれぞれこのプログラムを通してどういうゴールを定めるかを決めて、その上で毎日の行動目標を設計しています。そうして決めた目標を主体的に改善しつつプログラムに参加していくことで、より一人ひとりの人生に対して「変化」の幅の広い体験を提供しています。

②斡旋ではなく全ての拠点を直営でプログラムを運営

「留学」で調べて少し色々なサイトにあたっていただくとわかると思うのですが、基本的に多くの人が斡旋/エージェント業者を経由してプログラムに参加しています。つまり、参加者→エージェント→語学学校という流れでコミュニケーションが取られており、事前に相談を受ける事業者と、直接サービスを提供する事業者が異なる形になります。また、語学学校は無数にあるので運営の方針・スタンスはさまざまで、サービスの品質・良し悪しは中間事業者側でも実態としては少しわかりづらく、コントロールはしにくい状況です。エージェントを通すことで、留学に対する包括的な相談はできる等のメリットもあり、この態様自体を否定するわけでは全くないのですが、我々に限っては参加者の”人生”にフォーカスしている事業である以上、U-GAKUは集客だけしてサービス提供を委託してまかせる、という形式は取れないなと思っています。そのため、国ごとの法務や税務上の制約や、固定費を抱える等のリスクはあるものの、自社運営にこだわってサービス提供を行っています。

③1回の留学で複数の国・地域に横断可能

通常、留学というとどこかの国や地域を一つ選んで渡航するということが多いかと思いますが、我々は、希望者には1回の留学で複数の国や地域に横断していくことができるようにしていきたいと思っています。また、その意思決定について行った後でもその時の価値観の変化や気分によって別のところに行けるようにもしたいと思っています。具体的には、最初の1ヶ月はフィリピンに行き、そのあとシンガポールに2ヶ月、カナダに1ヶ月行って日本に帰ってくるといったようなものです。これを仕組みとしてもうけていくのは、様々な土地の文化や人々の価値観に触れたり、そこでしかできない体験を多く積んでもらうことによって、”人生の変化”の可能性を広げていきたいと考えているためです。これは社会的にも、国と国との垣根が低くなり、グローバル化が進んでいく中での人材を育成するという意味で価値のあることではないかなと考えています。
そして、この横断を実現する上で、自社での直営にこだわっていることが大きな強みになるとも考えています。それは、斡旋として事業を行っていると複数の拠点の語学学校を紹介はできるが、それぞれの語学学校は別の組織のために、参加者が一つ一つ語学学校と契約等の手続きを行なって処理をしなければならなくなるためです。仲介のコストも含めて多くのコストが発生するため、結果として留学に参加される方の留学費用も高くなってしまうとともに、時間もかかる上、シームレスな対応が難しく気軽には行えません。一方弊社では、全ての拠点が自社運営であるために、社内的な簡単な処理だけで場所を移動していただくことが可能になります。極端な話、来週から行きたいと相談があっても対応できるぐらいです。
現状は、国内の拠点である沖縄北谷と北海道ニセコのみこの横断が可能となっていますが、2023年夏頃から海外拠点もより増やしていくとともに、海外も横断ができるように進められたらと考えています。

それでなんでこれやっているんだっけ?

U-GAKUができた経緯
コロナウイルス感染症によるパンデミックによって約98%の留学機会が失われたと言われています。元々全国的に学生のつながりの多かった私は、その結果「留学に行こうと思っていたけど行けなくなってしまった。」「4年生で最後の機会だったのに」といった悲しみの声を聞くことも少なくない状況でした。そんな中でコロナ以前までセブ留学の事業を営んでいた現U-GAKU責任者の野口と出会い、国内でも外国人も多く異国のような環境もあり、そこで留学を行えるのではないかということを知り、事業の立ち上げに至りました。

U-GAKUが英語から人生に焦点を変えたわけ
事業の立ち上げ当初は、とにかく失われてしまった留学機会を取り戻すということに必死だったのですが、僕自身、上述のように参加者と面談させていただいたり、現地に赴いてコミュニケーションを取らせていただく中で気づいたことがあります。
参加者の方々の本質的なニーズは、”人生をより良くしたい””自分を変えたい”とそういったところにあるということです。もちろん「なんとなく、このままの自分じゃダメだ」という人から「今までの人生を脱して、新しい人生を送るんだ」という人まで程度は様々ですが。英語は”目的”ではなくて”手段”、言われてみると当然のようなことですが、「とりあえず英語」となっていて本人自体も気づいていないことも多いと感じています。
そうした中で、U-GAKUの事業をどのような方向性に向かわせるかということを考えると答えは明白で、参加者の人生に向き合って、「変わる」機会や環境を届けようということになったというわけです。

※細かいですが大事なので少しだけ。我々は「変える」ということは謳っておらず、あくまで「変わる」というところに終始しています。これは、U-GAKUにできるのはあくまで「変わる」可能性が最大限増大するようなきっかけや機会・環境の提供であって、実際に「変える」のは本人の意思や行動、経験によってのみだと考えているためです。また、我々が「変える」という言葉を使ってしまうと、それはこちらのエゴであると考えており、あくまで本人の人生を自分の意思によって「変わる」ということを大事にしたいと考えています。

生雲が「人生」にこだわるわけ
ここからは自分の話になってしまって恐縮なんですが、なぜ生雲が人の人生に向き合うことにこだわるのかについて少しだけお話しできたらと思います。
結論をすごく端的に言うと、僕自身があまり自分の人生を自分らしく生きてこれなかったなと思う部分が多かったからです。それを自分なりに分析すると、家庭での問題と学校での問題に分けられました。
まず幼い頃からあまり家庭の仲が良くなく、末っ子だった私はその環境の中ですごく他の家族の顔色を伺いながら生きてしまっていたなと思います。個人的には唯一の家族なんだからと言う思いを幼いながらに感じつつ、家族の愚痴をよく聞く毎日で、なんだかすごく居心地も良くなく、力のない私は反抗的になるときも多々ありましたし、よく布団の中で泣いていたのを覚えています。
学校での問題についても近しいものです。やんちゃな生徒も多い学校であったこともあり、ガラスが割れる等の問題が起こることもしばしばでした。学級委員や部活の副キャプテンなどまとめ役を任せていただくことの多かったこともあり、生徒間の問題、先生と生徒の問題を仲裁しなきゃとできないながらに焦ったり、できない自分に心が苦しい時もありました。
解決する高い能力を持っていたわけではないので、どちらにもヘラヘラするしかないこともしばしばで、結果としてイジられの中心として不本意な行動をしてしまったことも多いです。
そうした経験も通して、人の顔色しか伺ってこなかった私は、承認欲求も強く、誰かに認められるために生きると言うことに終始した人生を送っていたというわけです。今は、ようやく自分の意思や気持ちを素直に認識して、いわゆる自分らしく生きられているなと感じますが、当時の自分は、自分の意思や気持ちというものもまるでわかっておらず(当時は分かった気でいた)、その中でがむしゃらに前に進んでいたなと思います。そうした変化していく過程を振り返ると、僕は本当にたまたま、支えてくれる人や変化をもたらせてくれる機会に恵まれたなと感じています。それがなければ僕は暗闇の中でもがいているままだったかもしれません。

そうやって様々な方に支えられたり、機会をいただいた僕は、少しずつでも支える側、その機会を作っていく側にまわっていきたいなと考えるようになりました。自分にどこまでのことができるかはわかりませんが、弊社で掲げている「自分らしさに気づき、自分らしく生きられる未来へ。」というVisionの達成に向けて、このU-GAKU事業も成長させていくことができたらと考えています。

今後について

今後のU-GAKUの発展については、先述の部分もありますが、海外の拠点を増やすこと、横断的に留学を体験できるようにすること、より”人生が変わる”ことにフォーカスしてきっかけや機会提供を増やしていくことになっていくかなと思います。一方で、この人生というテーマの中で、”留学”、”英語”という部分にのみこだわっているわけではないため、横展開としてプログラミングやデザイン等、様々なスキルを獲得する事業も作っていくこともやぶさかではないなと思っています。(作りたい人がいたら声かけてください)

以上が、展開の背景や想い、ここまでU-GAKUがどう変遷してきたのか、これからどうしていくのかについてのお話となります。

駄文に最後まで付き合っていただいてありがとうございます。

※久々に自分の文章を書いたので読みにくい、わかりにくい等あると思うのですが、生暖かく見守っていただけると嬉しいです笑

U-GAKU URL:https://u-gaku.jp/


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