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ゆっくりと、ゆっくりと、歩こう。

1.1 「履歴書の空白期」

わたしはいま、離職していて絶賛「空白期」の中にいます。そして、この時間をとって良かったと思っています。

昔の自分のようにしんどさを感じている人がいたら、このnoteが少しでも、心を温めるものになったらいいなあと思って書きました。

一か月ほど前(11月14日)【「履歴書の空白期」を語ろう〜人生を豊かにする小休止のススメ〜】に参加しました。

あなたの履歴書に、「空白期間」はありますか?
ぼくの、わたしの履歴書には、愛すべきブランクがあります。
“人は、ただの紙切れにすぎない履歴書の、ほんの十数センチの空白に、自分の人生を押しつぶされそうになることがある”
まわりからは、一見何もしていないように思われてしまう、人生の棚卸しや準備の期間。
「企業の面接でマイナス評価になるのでは」と不安を覚えたり、同世代と比べて迷走している自分が不甲斐なく思えたり。そんな経験はありませんか?
でも、さまざまな事情で働けなくなったり、人前に出られなくなったりすることって、別に特別なことじゃない。きっと誰の人生にも起こりうるはず。
むしろ、立ち止まった時間こそが、その後の人生や自分の内面を豊かにしてくれるのではないでしょうか?

紹介文、とっても好きな文章で載せさせてもらいました。ぜひ、全文読んでみてほしい、です。↓

1.2 イベントあらまし

イベントの前半は、お三方それぞれの「履歴書の空白期」について紙芝居でおしゃべりしてくださいました。
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そして後半は「人生って、ガチャみたいなもんですよね」ということで“カプセルトーク”を実施。この場で話したいテーマを紙に書き出し、カプセルに詰め込んで、各テーブルにガチャポン方式で配布→トーク&シェアの時間をしました。

テーブルトークでは、扱うテーマが繊細なものなので、一層、どんなことも真摯に受けとって誠実に話そうという姿勢が皆さんにあったように感じ、すごく話しやすい雰囲気でした。

お三方はもちろん、参加者のみなさんも、とても温かかった。

一方で、『履歴書の空白期』ってやっぱりネガティブなイメージが大きいようでした。

~カプセルトークのテーマであったもの~
・『なぜ空白期やブランクが悪だと感じるのか』
→やっぱり、「働く」って「生きる」とか、アイデンティティと直接結びついているから、働いていないと価値がない、ようにも感じてしまう?
・『空白期(ブランク)があることで社会に通用するのか』

2.1 空白期を過ごしている私が幸せを感じている

私はどちらかというと真面目(でぽんこつ)な人間で、人生の王道レールを外れることは不幸だと思っていたし、大学でも講義を途中で出ていく人を見て、ひやひやしてしまいます。 
大半の人が思うように?、新卒でいい会社で働かないとと思っていました。

(1)多くの人の言葉が心に積もっていた

でも大学4年時、やりたいことが既存の職業職種で表現できず、折り合いもつけれず、就職浪人したいと迷っていました。

心が求めているのは分かっていたのですが、自信がなかったのと、履歴書の空白期を過ごすことに否定的な言葉が苦しく就職浪人はしませんでした。

でも、自分の囚われを外してくれる沢山の言葉は心に積もっていきました。

・坂爪圭吾さん 
―ひとと同じであることが、自分をすり減らすことだけが、人生じゃない。レールを外れても、大地は残る。
―大学をやめた最大の理由は「ここにいたら自分がダメになる気がした」からであって、別に他に何かやりたいことがあった訳ではなかった。
・70歳の友人
―あなたの今の選択だけであなたの人生がすべて決まるわけじゃないよ。大きな失敗をしたからって、これまで歩んできたあなたを否定することにはならないよ。

(ちゃんと就職活動をしていい企業に入ることも、心が求めているものに従って道を進むことも出来ず、中途半端な自分自身に失望していた時に、この言葉にめちゃくちゃ救われて、前を向けました。)

・漫画(これは最近Twitterで見たもの。出展不明すいません)
―「人の生き方はそれぞれなのに、いくつになったらこうでなくっちゃとか、高2の冬だからこれを決めろとかそんなのおかしい。」… 「人が決めたスケジュールは守らなくていいが、道を探すことはやめちゃだめだ。」

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(みんなに合うとは限らないですが、わたしはこのおじさん先生の生き方や考えに気持ちが楽になりました。とても好きです。)

今の自分が、みんながそれぞれのペースで進めばいいと思えているのは、やっぱり出会ってきた言葉が積み重なってくれたからだと思います。

(2)未完成でも笑顔が素敵な人たちに出会えた

言葉だけじゃなくて、リアルなひととの出会いも大きかったです。


パラレルキャリアや副業で自分の夢に向かっている同世代の女性イベントで出会った方が、企業をやめて契約社員として働いていらっしゃるとのことでした。

その方は自分と似たような状況・思いを持った人だったのですが、

「私は、まだスキルも経験もないけれど、“自分らしく生きる人を増やす”ってことだけは、あきらめないって決めて毎日泣きながら働いている。」

と話してくれました。

とっても素敵な笑顔で輝いていました。

そして、未熟で何にもなくても自分のために頑張っていいし、その道(方法)はちゃんとあると肯定された気がしました。


この方以外にも、友人が保育士をやめて、世界中を旅をしながら働き始めたり、ほめるバーで山中さん(今回の登壇者でもあり、何もかもが本当に素敵な方)に出会って空白期の経験があると知ったり。

それまで、完成されたことしか許されないと思っていたけど、だんだん、だんだん、大丈夫な気がしてきました。

さらには、そのほうが自分の目指す生き方に繋がっているような気もしています。

2.2 進路・キャリアに悩んでいるむかしの私へ

ゆっくり、ゆっくり、あなたのペースで進んで大丈夫。

そして必要なら、「理由がなくても、一度、立ち止まってみてもいい」と思う。

例えば、自分のキャリアについて、もやもやしている。でも仕事で精一杯で、もやもやを言語化できないかもしれないし、やりたいことが本当にそうなのか確認のために行動に移す時間もないかも。

もしも言語化できていたら「□□になるので辞めます」と言いたいよね。言わないと立ち止まれないと思っているよね。

私は「えいっ」とやめてみて、その時は何にも未来がみえないけど、いまは目指す山の頂上の霧が少しずつ晴れてきたし、生きていけているよ。

もしかしたら、私だけじゃなくて、仕事で、心身がしんどくなってしまう人も、もやもやしているけど言葉にできない、「△△があってないと思うのでちょっと休ませてください」みたいに正当な理由が言葉にならないから、休めない、っていうこともあるのかも。

空白期をお勧めするnoteじゃないんだけど、
これを読んだあなたが、もし望んでいたら「一度、立ち止まてみても全然大丈夫だよ」って声をかけられたらいいなあと思います。

わたしで良ければいつでも話を聞きますし、あなたの力になってくれる大人は意外とたくさんいると思う。

3.1 まとめ

鬼長くなりました。 

こんなnoteを読んでくれる優しい人はいるのだろうか…と自信喪失中ですが、最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。

きっと2020年、いい一年になるでしょう。(笑)

3.2 登壇者のお三方様へ

目指したい方向にいらっしゃる素敵なお三方と出会えて、とっても嬉しかったです。

山中さん
小笠原さん
馬場さん

本当に本当に、ありがとうございました!!

また、お会いできたら幸せです。

3.3 「履歴書の空白期」サポステ生会議

昨日、12月11日「履歴書の空白」をテーマにしたニコ生の配信がありました。こちらから見れるようです!

わたしもこれから見ます ^^

最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました!


沢山の感謝と愛をこめて。


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