地球の裏で思い出を重ねる
任地185日目。土曜日。
今日は買い物デー。買いたかったものが買えて満足。
※ストーリー調に話すけれどオチはありませんのでご了承ください。
州都から任地まではバスで1時間半。帰りバス停でバスを待っているとまあまあ至近距離に若い女の子が座った。二人でバスが来る方向を眺めながら会話が始まり、同じ目的地とのことで一緒に話をしていた。
最近は私もペルー人の年齢があてられるようになってきた。彼女は大学生。
20分ちょっと待ってバスが来たかと思いきや大きく通り過ぎて少し先に止まり、ダッシュする我々。
何とか間に合って笑いながら席に着いた。
『日本人がこんなに話しやすくて親切だと思わなかった~』と彼女。
「え?日本人?ああ、そうなんだー…はは」と私。
『いや、いくみのことだよ!』
と謎の会話をして笑っていた。
とても走って疲れたから、帰り道携帯で音楽を聴くためのイヤホンを貸してくれないかと問われた。
おっと。彼女に貸して音楽を聴き始めてしまったら私は取り残されるうえ、イヤホンを貸しているため私も音楽を聴いて楽しめなくなってしまう。
「うーん・・・イヤホン、持っているけれど私も使いたいんだよね…」とやさしさのかけらもない私。笑
片方がイヤホンを使えば片方は(イヤホンなしで)一人取り残される。
とりあえずイヤホンの話は二人ともスルーをして会話をしていた。
疲れてそうな彼女に、このままじゃあかんよなあと思い、
でもちょいまてよ、二人で一つの音楽聞けばええねんや💡
となって、提案してみた。
「このイヤホン貸すから、右側だけ貸して。一緒に使おう」
ということで二人で一つの音楽を聴くことに。最初彼女のスマートフォンにつなげようとしていたけれど、日本の音楽も興味あるということで私チョイスの彼女向けの日本の曲を選んでみた。
寝たいといっていたのでなるべく穏やかな曲をチョイス。3曲目くらいで寝始めたのを横目に私はひたすらに彼女向けの音楽を選びまくる(だって好きになってほしいもん。日本の曲。)
いつの間にか彼女は爆睡で私はひたすら1曲終わったら次の曲を構えて待つ戦法を繰り返していた。
彼女は日本の曲を気に入ってくれたし、私と出会えたことを喜んでくれた。
任地に無事ついてバイバイ。楽しい帰途でした。
めでたしめでたし。
何でもない1日の話。こうやって思い出はできていく。
日常に紛れて忘れてしまう前に書き留めてみました。
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