ペルーでの日々の記録_2

活動のこと(教育編)その1:日本の家庭科と生活科

任地322日目。火曜日。

昨日の夜からのどの調子が悪く、今日は午前中だけオフィスにいました。午後は断りを入れて早退。早めの休養をしました。風邪っぽい症状、この期に及んで…治るといいのだけれど。(コロナなんじゃないか的な周りの目が気になる。まだコロナウイルス私のところに届いていないと信じたい。)

午前中は健康課に教育プランを話しに行きました。今までも顔見知りの課長で、前に結構嫌なことがあって彼にあまりいいイメージはなかったのですが、意外にも頭が切れるみたいでいろんな意見をもらえました。見直した。笑

明日は健康省の人を巻き込んで話ができそうです。とりあえずよかった。

お昼は3月8日の国際女性デーのお祝いということで女性メンバーでセビーチェとチチャロン(白身魚をあげたやつ)をいただきました。


さてタイトルの話。この前農業編のことについて書いたので今回は教育の活動について。

任地にいて感じるのは教育ってめっちゃ大事なんだなってこと。日本の友人に教育関係者がとても多いのですが、彼らに全力でエールを送りたいくらい教育って大事だなって思います。

「教育」と一言で言っても、学校教育だけではなく家庭内教育、社会的教育も含みます。日本はその形にいろいろ賛否両論はあるにせよ、「教育」に関してとても先進国であることに違いはないんだと思うようになりました。

私は教育についてのプロフェッショナルではないので詳細にどこがどう凄いって言えないのですが、「教育」がされているとしかるべくタイミングでより適切な判断ができるような気がします。ちなみに先日書いた日本の教育のすごさについての記事はこちら

任地を見ていて感じたのは教育の重要性。特に私の任地の場合は、食、栄養、個人の尊厳、環境への意識、経済的な思考、地域に対してのアイデンティティなどの要素。そしてそれらは日本の教育で言う家庭科や生活科に該当するんじゃないかなって思いました。

生活科とか道徳とか、小学生の時は何の授業だよって思っていたし実際内容は思い出せないのですが、あらためてそのカリキュラムを覗いてみると、人が人として生きていくために必要な個人の尊厳であったり周りの環境を大切にすることだったり、そういう要素があって、そういうのってペルーの教育カリキュラムにはないし、どうやら家庭内教育でも網羅されているように見受けられなかったので

そういう視点の教育があってもいいんじゃないかなと提案しました。

家庭科も、日本では国語や社会、生活科などの授業があっての家庭科で、いろいろ要素が絡み合って学んできたことをここに来て知ったのですが、消費者として、また主婦として、親として生きていく上での大切なことって家庭科でも結構学んでいたりもして、そういう要素を入れたいがために家庭科や生活科に注目してみました。またそれに準じた教育現場での取り組み(給食当番、掃除当番、時間に正確に行われる授業)も。

任地は多くが農業従事者で、土地と生活は切り離せないし、農業と現金収入も切り離せない。環境問題や経済的な視野、また日々の食事など、それらの意識があることが彼らの今後の生活を守っていけることにつながるんじゃないかなと思った次第です。

更なる詳細も書いていきたいところですが、体調も芳しくないので今日はこの辺で。また続きはどこかのタイミングで書きます。


それでは!

サポートありがとうございます!! いただいたサポートはペルーでの活動費用、地域や国際協力についての学び、出張費に使わせていただきます。