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女たるもの食事の準備をすべしという思い込み

私の母は、スーパー専業主婦だ。
3食手作りのご飯、掃除、洗濯は毎日。
フルタイムのパートもこなす。
裁縫だってお手のもの。

それに引き換え
私は家事に興味がない。
興味だけじゃなくて才能もない。
手伝いなんてほとんどしたことない。

母もたまに「将来困るわよ」と苦言を呈していたが
私はといえば、どこ吹く風で、母がやってくれるのをいいことに何もやらなかった。

そんな私ですが、
心の奥底に、

食事の準備は女の役割だ

と思い込んでいたという驚きの事実があった。
今は、気づいて、楽になったけど。

遡る事、5年半前。
パートナーと一緒に暮らし始めた時
家事分担の話になった。
残念ながら、二人共家事はダメ、やりたくない。
じゃあ、やらなくていっかーとなればいいんだけど

私は、母がスーパー主婦だったので、
自分はやりたくないけど、家事は完璧な状態であってほしい
というワガママな願いがあった。

パートナーは家が汚くても気にならない、ご飯はコンビニで大丈夫、こだわりない。洗濯は、着るものがなくなったら洗えばいい(もちろん分別などいしない)という位に大らか。
でも、私が、綺麗で快適な家に住みたい!ということで分担することになった。
掃除は彼、洗濯は私。
食事は、、なんとなく私。(あれ?)まぁ、私の方が家に早く帰ってくるし。

その当時、私は正社員としてバリバリ働いており、
今思えば変なんだけど、
お弁当も作らねば!
という義務感があって、とにかく必死だった。
私は、母の手作りご飯で生きてきたので、外で食べるご飯が美味しく感じられないという厄介な状態でもあった。

それまで、実家暮らし、王様暮らしだったのに、
やってくれる母はいなくなり、通勤時間も長くなったり、
ものすごいストレス。
自分で作るご飯は、、もちろん、そんなに美味しくない。

それでも、1年くらいは頑張ったかな。

ある時

もう、ご飯作りたくない!!

とブチ切れたら

それは、いいことだね

と、パートナーに言われた。

いいことなの??
そうなの??

あ!!
そうか!!
私は、お母さんみたいにならなきゃいけない
って思いこんでた!!!
影響されてないつもりだったのに。
どこかに、罪悪感を抱えてた。
そうだったのかーーー。

という訳で、
(本当は手作りの美味しいご飯が食べたいけど、あきらめて)
買ってきたり、食べに行ったりがメインの生活になりましたとさ。
気が向いたら、作ったりもする程度に。

「やらねば」って思いを手放すと、少し軽くなる。


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