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新聞の一面トップとYahooニューストップに載りました!

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以前こちらのnoteでも書いた育休中に育児うつになった経験を
https://note.com/ikukyu_1year/n/n76c137a29bff

西日本新聞の方に取材していただき、
父の日の一面トップに掲載していただきました!
その後Yahooニュースにも転載され、
なぜか一瞬トップに僕と双子たちの写真が載るという
なかなかできない貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございます。

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いつか東京に帰れると思って早5年以上。
未だにアプリの地域設定を「江戸川区」から変更していないあたりが
いかに都内に未練が残っているかが象徴されて恥ずかしい。。。
記事のURLはこちら。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3726d304f7786f59efc06f5ded474951f1c9038

結構、壮絶に描かれていますが、それなりに元気です

自分のnoteでもそれなりに強い口調で書いてみたので
かなりそちらに影響されて、
壮絶な経験をしているように記事でも描かれているけれど
今はそれなりに幸せですのでご心配なく。写真は幸せそうでしょ?
メディアとしてはそのくらい強く書いた方が受け手の関心を引くし、
ある程度メディア側の描きたいストーリーに引っ張られるのは仕方ない。

それは僕も散々テレビの情報番組の編集などでやってきたので理解している。
インタビューなんて何十組撮ってもそこから企画の文脈に合う数組を選び
かつ、強めのセンテンスだけを抜き出して繋いだりする。
時に取材対象者の発言の意図とは異なる使われ方もする。
なので取材を受けた人はメディア側がどう編集しても怒らないでほしい。
メディアなんてそんなものです。

記事では「産後うつ」という見出しになってますが、
僕は基本的に男性の場合は「育児うつ」と言うべきだと思っていて。
それは男性の場合、別に産んでもいないし、
女性特有の産後のホルモンバランスの崩れから来るうつもあるので
それとは分けて考えた方がいいと思うから。
なので「産後うつ」は女性のホルモンバランスの崩れや慣れない育児など
いろんな要因でなるもの。
「育児うつ」は本当に急に慣れない育児をし始めて、育児の大変さ、
社会との断絶などを理由としたうつ。
僕の中ではそのような使い分けで良いのではと思っている。
「男性の産後うつ」というワードに否定的な意見を持つ女性もいるので
全方位に配慮した表現にしている。

それでも「産後うつ」と書いた方がわかりやすいし、注目も引く
「男性なのに産後うつ!?」と思わせられるので
メディアの判断としては「産後うつ」の見出しは間違ってないと思う。

でも、せっかくなので育児うつについて改めて。

このタイミングなので「育児うつ」について思うところを言うと
男性とか女性とか関係なく、育児をしていると孤立しやすい構造が
今の日本にはすごくある。

だから、あとから振り返れば本当に刹那的な悩みであったのにも関わらず
その禍中にいると、永久に続くんじゃないかと思ってしまう。
先が見えなくなった途端に、急にうつのような症状が出ることは誰にでもあり得る。

だから1人にしない、1人にならない工夫が必要だと思っている。
https://note.com/ikukyu_1year/n/n7ecb8a4b5308
こちらに全ての人が長期の育休を取るべき理由を書いたが
パートナーと一緒に育児をするだけで、孤立は防げる。
いつも隣に、悩みを共有できる人がいる、子どもの思いもよらぬ行動を
一緒に笑い合える人がいる。それだけでだいぶ救われるのだ。

もしパートナーに頼れなければ、誰でもいい。
自分の親や兄弟、親戚。ベビーシッターさんや、ファミサポ、一時保育。
「自分の子どもを常にいつもずっと自分1人で面倒みなくてもいい」
この事を知っているだけでも、幾分か気が楽になると思う。

この「頼る」行為は育児が大変になってからだと
考える事すら面倒になってしまって、なかなかできない。
人に頼るくらいなら自分でやった方がその時は楽だから。
家族に頼るくらいはできたとしても、社会に頼ろうと思った時
先述のサービスは、多くの場合に事前の登録や面談が必要だ。
それを今日面倒みるのも大変な状況で、登録しにいけるだろうか?

なので生まれる前に「頼る先」の候補を幾つか見つけておいてほしいのだ。

とはいえ、
僕も育児の大変さを双子が生まれてから知った。

偉そうなことを書いてみたが
僕自身、双子が生まれてから「どうにもならない」と会社に相談して
かなり無茶な速度で育休申請→育児休業1年1ヶ月という
お粗末な展開で育休生活をスタートさせてしまった。
経験していない事は想像できないのだ。
だからこれから子育てがスタートするであろう方々に、
早めに教えてあげてほしい。

記事掲載を振り返って

実際に「育児が原因でうつになった男性」を探しておられたようで
たまたまその募集に出会えて、僕の経験が伝えられて本当に良かった。
そもそも育児に長期間、軸足をおいている男性の絶対数が少ない中、
育児うつを経験している人も本当に少ないのだろう。
(あと話したがらない人も多いのかもしれないが。)

でも僕はあの時期も含めて良い経験だったと思っているし、
育児なんて楽しい事ばかりじゃないと今でもずっと思っている。
でもせっかく子どもがいる人生なのだから、苦楽の両方経験しておいた方が
子どもを持たない選択をした人が味わえない経験がいっぱいできる。
ただただ、ラクな道を歩くよりは色んな感情を抱けた方が
「人生」っぽくて面白いんじゃなかろうか?
そう思って僕は、今日も双子たちの送り迎えと家事の合間に仕事をして
「全然仕事する時間ない」と思いながら今日を過ごすのだ。

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