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フランスパンの魅力

わたしの夫は大の日本食好き。好物は、うどん、塩辛、納豆、おでん。臭くてネバネバしたものも大好きです。

アメリカやオーストラリアの友人たちが苦手だった、納豆や生臭いものをなぜフランス人は大丈夫なのだろう...と疑問に思っていました。

そして、フランスに来わかったことは、フランスには日本に近い食文化がある、ということです。対局にあるようで、似ているフランス料理と日本料理を並べてみました。

①白ご飯  = フランスパン

②つけもの = チーズ

③佃煮 = パテやフォアグラなど

④うどん、そば、そうめんなど = スパゲティ、マカロニ、ラザニアなど

⑤つぶ貝=エスカルゴ

⑥オリーブ = 梅干し

今日はそのひとつ、フランスパンについて語ろうと思います。

ご飯がないと生きていけない日本人(わたしだけ?)と同じように、「フランスパンないと生きていけないのでは?」と思うくらい、常に、フランスの家庭には、フランスパンが常備されています。

日本では、味の濃いものを食べるときに、「白ご飯に合う」と表現しますよね。同じく、シンプルなほとんど味のないフランスパンは、ほぼどんなお料理のとなりに並んでも、相性がいいのです!!

オリーブオイルとバルサミコ酢のかかったサラダのお皿をふきとりながら食べるのもよし、濃い味付けのソーセージをはさんでもよし、スープに浸すのもよし。朝は、バターとジャムをつけたフランスパンをコーヒーに浸し、フランスパンの上にパテやフォアグラ、チーズ、刻みオリーブを載せると、小腹が空いたときのスナックに。(赤ワインとの相性バッチリです)そして、子どもがお腹が空いたと泣いたら、フランスパンをもたせると泣き止む...(日本の塩おにぎりと一緒?)

フランス産の小麦、水(硬水)バター(日本のよりも柔らかめ)の素材が違うからか、フランスで食べるフランスパンは、味が濃い気がします...外側がパリッとしていて、なかがモチモチ。

パン屋さんから、素手でフランスパンを2,3本握って歩いている人をよく見かけます。環境問題に早くから取り組んでいるフランス、無駄な包装を見かけません。紙に無造作にくるっと巻き付けられているフランスパン、または持参したバスケットや、リュックからはみ出しているフランスパンを、街のいたるところでみかけます。

さて、このフランスパン数日で乾パンみたいにカチカチになります。そこで生まれたのが、フレンチトースト。牛乳や卵にひたして、お砂糖やドライフルーツ、季節のフルーツと一緒にオーブンにいれたパンプディングも美味しいです。ちなみに、うちでは固くなったフランスパンを、羊の餌に、羊飼いのおじさんに渡しています。

おかゆ、チャーハン、せんべい、お餅へと変化する、日本人が愛してやまない白ご飯と一緒で、フランスパンにも沢山の楽しみ方があるのですね!


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