【朗読 大人向け読み聞かせ】小山内薫/女の膝

セラピストが読む文学小説です。
睡眠導入や作業用BGMとしてもご活用ください。

《あらすじ》
麹町三番町に住んでいた頃の話である。妙に陰気な感じがしていた、その家で、ある日二晩続けて奇妙な体験をする。
声を出すことが出来ず、ただ女の膝と鼠地の縞物でお召縮緬の着物と紫色の帯、これだけが見えるばかりで、上から何か重い物に、圧さえ付けられるような具合に、何ともいえぬ苦しみを感じる夜であるのだ。
部屋を変えると何事も起きないのだが、後に、この家に纏わるぞっとする事実を知る。

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