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総合型入試の準備の前に考えるべき大切なこと

こちらのコラムは大学受験生向けのものではあります。ですが、将来の希望を考える中で、よくよく考えてみれば大学進学をしなくてもかなう夢、あるいは大学進学以外でのほうがかないやすい夢もあるので、そこを考えておきましょうという話です。総合型入試を受ける前に、「自分のやりたいことをするのに大学へ行くことが必要か?」はとても大事なので、「大学進学以外考えていない」という方も、念のため一度考えてもいいでしょう。考えてみたら、一回学校生活を飛び出してから、気が向いたときに大学で学びなおすことも可能ですから。

それでは、具体的に見ていきましょう。


1.自分がしたいことを確認

①何がしたいか

いわゆる「将来の夢」です。選択肢はとってもたくさんありますので、今の段階ではっきり見えなくてもなんとかなります。唯一困るのは、仕事も遊びも何もしたいことがないことなので、好きなこと…とまではいかなくてもいいので、「これくらいはやってもいいかな」くらいのことは何とかして考えましょう。学びたいことがあればそれは進学時に幸せなことですが、なくても趣味を深めたり、趣味を続けるために自分の得意なことを学びそれで趣味の資金を稼ぐのも一つの生き方ですし、特に何かしたいことが思いつかなくても、「このお仕事でならごはん食べてもいいかな」「特にやりたいことはなくてもこの生き方ならまだまし」ぐらいは探してください。

②そもそも大学に生きたいかどうかとか、あるいは短大、専門もいいなとか

1)自分のしたいことがどこでできるのか確認
たとえば、すぐに働きたいか、とにかく興味のあることを長い時間かけて学び続けたいか、学びつつ次のステップにつなげたいか。これによりだいぶ変わってきます。その多様な受験生の思いの実現のために、就職や大学進学、専門学校や短期大学などへの進学があります。

2)どの学校だと自分の学びたいことができるか確認
やりたいことが決まったらどこで学びたいかです。付属校で時々あることなのですが、自分の進路を考えたときに学びたい学部が付属の大学にない!ということで、急に外部受験の準備を頑張らなければならなかったりします。それが直前になればなるほど準備は大変になるので、そのチェックは早めにしておきましょう。そして、学校の雰囲気が合うかも大事ですので、オープンキャンパスや学校の公式サイトのチェックが大事です。ちょっとマニアックなアプローチではありますが、大学の過去問を見ると、学校の方針が見えて、行きたい大学かどうかが見えることもあります。

3)そのためにどこまで頑張れるか確認
大学の入試は総合型入試でしたら夏休みにエントリーして秋に受験、一般型でしたら年末ー1月ぐらいでエントリーして1-3月試験などパターンは決まっています。そこで、海外大学や短大、専門学校、就職など大学進学以外の選択肢も考えつつ、その目標のために今自分がどこまでたどり着けているか、そして目標達成のためのタスク量が自分の背負えるレベルか確認が必要です。高校卒業の進路はとても大事ですが、心身壊してまで行くほどの進路はありません。高校卒業後、改めて学びなおすこともできますから。自分のできる範囲、頑張ればできる範囲を考慮しながら、自分の目指す進路へのアプローチを考えていきましょう。

2.どうしたら自分のしたいことを実現できるのかを確認

①自分の学力を確認

自分の目指すところ、あるいは目指したくないところを避けられる場所、が見つかったら自分の得意分野、苦手な分野を確認しましょう。目標に向けて、何をどの程度勉強するか見極めるためです。総合型入試でしたら日々の学校の定期テストで確認すればいいですし、一般試験でしたら、校外の模試で自分の成績を確認できますね。
これができて、はじめて受験勉強がはじまります。

②自分のしたいことがどういう分野なのか、学んでみる。

各社が出している新書、大人向けの新書が重く感じるならば、ジュニア新書でも構いません。芸術系でしたら、好きな分野の雑誌を1年分くらいは読んでみてください。ある程度読み込んで、自分が何が好きでどういうところが好きかを語れるように考えてみましょう。Webメディアで学ぶこともそれはそれで素敵なことなのですが、流通している量が膨大な上に、それが正しいかどうかを判断するのが難しいところがあります。そのため、いきなりWeb情報に接すると、触れた情報があっているのかどうかをチェックするために沢山の書籍やWeb情報で確認するように迫られ、苦労する確率が高いです。
もしどうしてもWeb情報をきっかけに勉強したいのでしたら、Web情報の出典を見て、そこから本を読み、一通り学んだあと最後にもう一回Web情報で最新情報を確認…とするとよいでしょう。最新情報は、書籍よりもWeb情報のほうがメディアの特性上入手しやすいので。

3.どこで学ぶかを決める

これは1,2ができてから、決めることをお勧めします。たまに進学先に憧れがあり、そこで学べることの中で自分の学びたいことに近いことを寄せる方もいますが、それはそれで問題ありません(その場合は、1.、2.よりこの項目がスタートになります)。

学びたいこと、成績的に届くところ、学風、学校のある地域(意外と重要で相性が悪いとホームシックに耐えかねて中退する方もいます)を考慮して選びましょう。海外の場合は知人の方や専門塾に通わない限り、Web情報に頼るところが多く、調べるのが大変です。だからこそ刺激的で楽しい部分もありますが。

国内の進路の場合は、身近な人や高校・予備校の方に聞いたり、進路先が家の近くであればオープンキャンパスに行くこともお勧めします。

4.おわりに

上記のような形で色々な学びができる高校の進路ですが、最後に一番重要なことがあります。高校生活を精一杯楽しんでください。日々の学びや部活動、その他課外活動をできるだけ楽しむことで、進路を考える必然性が生まれ、次の進路を目指すためのモチベーションになります。


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