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機嫌予報、曇り時々晴れ

 最近、我が家では小さな天気予報が立ち上がっている。その名も「息子機嫌予報」。日中、この予報によれば、息子地方は曇りがちで、時折、嵐のような駄々こねが発生している。ご飯の途中で急に嫌がる低気圧が近づいたり、思い通りにならないというフロントが通過したりする日が続いていた。

 原因分析を試みたところ、最近一回に減らしたお昼寝が怪しいという結論に至った。そこで、実験的に、以前のように朝と夕方、2回のお昼寝タイムを再導入してみることに。すると、なんと機嫌のいい時間帯が増え、穏やかな天候が続くようになった。やはり、彼の小さな体には2回のお昼寝が必須だったのだ。

 しかし、この改善策には副作用が。夜の寝かしつけの時間が、以前の長丁場に戻ってしまうのだ。お昼寝を1回にした時期は、夜の寝かしつけが15分程度で済んでいたが、2回制に戻すと、時には1時間近くを要するようになる。これは、夜の貴重な私の時間と体力を削ぐ大問題だ。

 だが、ここでひるむわけにはいかない。息子の機嫌と健康を守るためなら、少々の犠牲は覚悟の上。そして、息子の明るい笑顔が、どんなに時間がかかろうとも、それを全て報われる瞬間だ。

 というわけで、我が家の「息子機嫌予報」は、今日も明日も「お昼寝2回で晴れ」。夜の寝かしつけの時間は長くなるかもしれないが、そのたびに親子の絆も深まっていく。これもまた、育児の奥深さというものだろう。

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