公園の冒険、寝かしつけ作戦
連休の二日目、特段の予定もないまま家族で過ごす穏やかな一日。しかし、私には密かな計画があった。それは、息子を公園で存分に遊ばせ、お昼寝タイムの寝かしつけを楽にする、というもの。歩き始めたばかりの息子にとって、世界は大冒険の舞台だから、これは完璧な作戦に違いない。
公園へ向かう道すがら、息子は地面に生える草に興味津々。そして、残念ながらその隣にあった干からびた鳥のフンにも。息子がそれを拾おうとするたびに、私は彼を止めるための奮闘を繰り広げた。息子の探求心と私の衛生観念との間で繰り広げられる、壮絶な攻防。結局、息子を強制的に抱っこして公園へと向かうことに。彼の怒りの声は、私の親心を試すかのようだった。息子よ、これは君の健康のため、許しておくれ。
公園では、息子は砂を一つ一つ拾っては私に手渡し、この遊びを永遠に続けるかのように見えた。砂をたくさん拾ったり、葉っぱを追いかけたりと、彼はさまざまなものに触れ、世界を五感で感じていた。私も、息子の無邪気な探求心に心を動かされつつ、汚れを恐れずに彼と共に遊んだ。
結果、息子は公園での活動によって十分に疲れ果て、昼寝も夜の睡眠もすぐに深い眠りについた。やはり、子どもを遊び倒すことは、寝かしつけを楽にする最良の方法だった。今日一日で、子どものエネルギーを正しい方向へと導くことの大切さを、改めて感じた。そして、彼の成長の一瞬一瞬を共に楽しむことの喜びを、心から噛みしめたのだった。
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