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復習のタイミング

塾生のみなさん、定期テストおつかれさまでした。
提出物は無事に済みましたか?


暦の上では「小暑」、ここからいよいよ本格的に夏を迎えます。

未だ梅雨も明けず湿度も高く、体調を崩しやすい時期です。

体調管理には十分気を付けてくださいね。


さて、以前「勉強の振り返り・成績向上のために」という記事を書きました。そこで復習の大切さについて説明したのですが、今回はそれをやるべきタイミングについてお話しようと思います。



◆復習をする回数は?



みなさんは習ったことを何回復習していますか?

「えっ、何回もやらないといけないの?」

「1回もしたことない…」



こんな人は要注意です。

なぜなら勉強にしてもスポーツにしても、
反復しない記憶はどんどん薄れてしまうものです。

ゲームの好きな人もそうですよね。
繰り返しやるからこそ上達が早くなるのです!


しかし勉強は何度も、しかも長くやりたくない…
できるだけ効率化して、うまいこと覚えたい…


そんな人におすすめの回数は3回

なぜ3回?どれくらいの時間?というのはこれからお話します。



◆どのタイミングで復習?


授業やテスト終了後、習ったこと・わかったことを放っておいては
せっかくの内容が定着しません。


ではいつ・どのタイミングがいいのか?

それは、


①24時間以内に10分間
②1週間以内に5分間
③1か月以内に2~4分間


と言われています。


カナダのウォータールー大学のある研究によれば、
1時間の授業内容を復習する際、定着に
最も効果的なタイミングと所要時間は以上のようになるようです。

どういうことでしょうか。

「最初に習ったときの記憶」を100%として、
上記のタイミングと所要時間をグラフに表したものが以下になります。


画像1

かく(画像引用元:University of Waterloo|Curve of Forgetting)


縦軸が記憶の度合い、横軸が経過時間です。

このグラフは1か月までしか横軸がありませんが、
入試にむけて長期記憶にするためにはさらに復習の機会が必要です。

いかがでしょう?
思っていたより短かったのではありませんか?



◆終わりに

つまり日ごろの宿題のこなすタイミングは翌日か当日がよく、
ワークをこなすのは習ってから1週間後、

そしてテストに向けては直前はもちろん習ってから1か月後が理想!

というわけです。

さらに入試に対応することを考えると、
長期休暇を利用した総復習も重要になるということですね。


こういったことも含めて、計画的に勉強に取り組んでいきましょう!

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