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借金が怖かった私が借金をして気づいたこと

すべてが同時に起きているという考え方がありますよね。過去、現在、未来はないと。

モーツァルトは作曲した音楽を一瞬にして聴いた、と言われています。インスピレーションは一瞬だった。大きな一枚の絵のように同時だったと。それを時間芸術、五線譜に書き起こしていくとあの音楽ができたわけです。

学生時代、苦しい恋をしていました。もうたくさんだという出来事があり別れを決意したのですが、最近、未来の自分がやめなさいと言ったから恋が終わったのかな、などと考えることがあります。
思春期にだれかを好きになる、異性に興味を持つのは避けられなかった。だから突進したのはよかった。でもこれ以上は自分を傷つけてはダメだよ、大切にしなさい。そう未来の(いまの)自分が言ったように思うんですね。おかしな考え方でしょうか。
理屈ではないものすごい数のいくつものことが重なり出会っている。「あのとき〜したら」「〜していれば」はないってことがわかる。
運命といってもいいと思います。

この歳になり、公的機関で初めて借金をしました。銀行の教育ローンなのですが。
家も賃貸だし車などもなく、いままで大きな買い物をしたことがなく、どうしてもまとまったお金が必要なときは親や兄弟、元夫から借りて返してきたのです。
気づいたのですが、ローンの契約をしたのは2022年の4月だった。なんか切実な予感があったんですよね。万が一のことを考えて組んでおかなきゃ!と。
それからコロナにかかり後遺症になった。傷病手当や失業保険でなんとか今年の春まではやってきた。体調は元に戻らず、重いものを持ったり長時間の立ち仕事に耐えられないから保育士の仕事ができない。就職も決まらないのでやむを得ず使うことになった。

正直とても怖かったです。離婚した理由の大元は夫の借金でしたからね。でも、借金する人の気持ちを初めて知ったんです。
それで学んだのは、きっと悪いことばかりじゃないんだってこと。借金があるからこそ仕事がんばれるんじゃないかな、と。生きる目標がある。私が借りてるのは大した金額ではないですが、この先返済して0円になったら寂しいみたいな変な感覚。
怖がって避けていたら一生知らなかったことです。
何より、二年前の決断が今の自分を助けている。

なんでかわからないけどしなきゃ!という予兆みたいなものがあったら、流れに身を任せてみると拓けていく。
これからも予感みたいな何かを大事にしたいと思います。

未来の自分がいまの私に何を伝えてるのか、そんなことを時々考えてみるとおもしろいかもしれませんね。

きっと、ぜんぶうまくいく!!!


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