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社会人1年目、スタートアップで身についた仕事術【前編】

タイトルにある通り、この一年で僕が学んだ仕事術を書きたいと思います。
「仕事術」と大層な口を叩けるほど、何も成し遂げてはいないのですが、それでもここに書いてあるものは全て、「並居る先人たちから教えてもらったもの」&「僕も実践していて間違いがないもの」ですので、自信を持ってお勧めできます。悩むことがあればぜひお使いください。

また、このnoteの構造としては、「時間を測って仕事をする」などのライトなもの(早速使えるもの)から始まり、「お客様視点で行動する」など一定習得までに時間がかかるものにだんだん進むように作ってあります。
同じように悩む方は、ライトなものから試してくださいね。

【生産性】編

こんなことを感じている人にこの章はおすすめ。

「一日中仕事したのにやるべきことが終わっていない…」
「無駄な会議が多い」
「会議しているのに進まない」
「生産性が低い」

▶︎タイムマネジメント

・1日の初めに、行動を全て計画する
仕事ができない、仕事が進まないという場合の多くは、
「何をすべきかがわかっていない」
「優先順位が見えていない」
「一日でどこまですればいいかがわかっていない」
という状態。それ故に「仕事をしているつもり」の時間が気づかぬうちに増えていつことが多い。
大事なのは「Think」の時間を出来るだけ減らし、あとはひたすら「Do」できる状態に落とし込んでおくこと。ToDoリストがThinkリストになっている人は物事の解像度が高くないので仕事が進まない。
以下に僕の例をあげておく。これをしておくと「あれ?今なんの時間なんだっけ?」ということがなくなる。

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・「仕事の終わる時間」を決めて仕事をする
上記にもかなり通じるのだが、「仕事のケツ」を決めてDoすることは非常に大事。なぜか。人はどうしても完璧を目指したくなってしまうから。
時間を区切り、そこまでで絶対終わらせるという意気込みで作ると、細かいところにこだわることなく、まずは終わらせることに意識がいく。
ケータイでも良いが、最初はキッチンタイマーがおすすめ。こういうやつ。

▶︎仕事の進め方

・アウトプットベースで仕事をする
これは、考えることが好きな人におすすめ。最初の思考力が弱いうちは「考えることは仕事ではない」「アウトプットを出してなんぼ」という意識でやる方が良い。理由は以下。

①自分の仕事のゴールを見失わず、一直線で走り抜けられる。
理解度やゴールの解像度が荒いうちは、「自分が取り組んでいるものが何になるのか」が途中でぶれやすい。あれこれ資料を漁っているうちに木になるものがたくさん出てきて、それを読み込んでいたら時間オーバーなんてこと
はざらにある。目的意識をしっかり持つためにアウトプットする。

②自分の理解度を可視化することによりFBサイクルを早く回す
アウトプットすることで、自分の理解度を可視化することができ、FBを最速でもらって改善するというサイクルを爆速で回すことができる

・15分考えてわからなかったら聞く
自分である程度考えてわからないものは人に聞いた方が早い。よくあるのが「新人の自分のために時間をもらうのは申し訳ない」という感情。上司もあなたが早く成長することが何よりレバレッジが効くことを理解しているのでその必要はない。とにかくひたすら聞きまくる。
ただし、全く自分で考えずに聞くのはNG。聞き方は以下を参考にしてほしい。

「〇〇まではわかったんですが、この先のこのポイントでつまずいています」
「AとBという方針があって、一見Aが良いと思うのですが明確な判断基準がわからず、〇〇さんならどうするか教えてください。」

▶︎会議やミーティングの生産性をあげる

・アジェンダのない会議はしない
アジェンダのない会議ほど無駄なものはない。どの時間で何を決めるのか。これが決まっていなければ同じ目線で話し合いなどできないし、決まってない会議があれば、まず自分がアジェンダを作る。

・目的とゴールを明確にする
これも会議の明確化のために重要。「この会議でどこまで決めるのか」が決まっていない会議は、本質とは関係ない瑣末な内容につまづいて発散する」ゴールに対して必要のない議論を判断できるよう、「何に向かって議論するのか」は常に意識する。

・時間を測る
例えアジェンダが決まっていても、タイマーの存在しない会議は生産性が低い。限られた会議時間でゴールを達成するためにどう話し合うのか、を常に意識する。

・ホワイトボードに書く
「Slackなどのチャットに書いてもいいじゃないか」という人がいる。
が、ホワイトボードに書く利点は大きい。
①「何を話す時間なのか」の明確化
会議中に視界に入るため、参加者全員にアジェンダが強く意識される。slackなどではみんなが見ない。
②書き換えがリアルタイムで可能
持ち込んだアジェンダがイケてなかった場合、論点が変わった場合、すぐさま書き直すことができる。
以下は僕がその効能を30分で書き上げた記事。

生産性に関しては、この本が超おすすめ。

生産性を上げることに対しては、
「無駄やコストを減らして数%の改善をすること」
「イノベーションを起こして数十%の改善をすること」
の2種類があるが、まずは前者の方だけでもいいので取り組んでみることが大事。

【伝え方】編

こんな人にこの章はおすすめ

「伝えたいことがうまく伝わらない」
「いつも冗長に話してしまう」
「感情的に話してしまう」

▶︎結論から話す

最初に見出しのない新聞と、見出しのある新聞では全体像の掴みやすさや中身の入ってきやすさが圧倒的に違う。

例)プレゼン資料にFBをもらいたい場合
×「この資料なんですが、昨日から作っていていろんな本とかも参考にしてはいるのですが数値に不安なところがあります。〇〇さんとも事前に見せたりしているのですが…どうでしょうか、これについてFBをもらっても良いでしょうか」
○「この資料の7ページにFBをもらいたいです。具体的には数字の部分について整合性が取れているか見てほしいです」

▶︎背景と目的をセットに

自分の中では当たり前、でも相手にとっては初見ということもザラに存在する。勝手に「これがいいと思うんですが」といわれても、相手は「なぜそれがいいと思っているのか」を推測できない。具体事例と合わせて、「何がしたくて、何について話しているのか」の目線を合わせて話さないとふわふわした議論になりがち。

例)プロダクトの改善要望提案
×「このボタンを上部に持ってきてほしい」
 →言われた方は良い悪いを判断できない
○「次のページへの遷移率をあげたいのだが、それにはこのボタンを上部に持ってきてほしい」
 →なぜそうしたいのかが明確で、相手はソリューションがそれであっているのかどうかも含めて判断できる。

▶︎意見と事実を区別する

これは無意識的にやってしまうことが多い。特に成果が出ていないときは特に。ファクトベースで話をすることを心がけないと自分の主観が入ってしまって物事を分かりづらくさせる。
これについては以下の記事が非常にわかりやすいので読んでほしい。

▶︎抽象と具体を行き来する

具体ばかり伝えても「どこの話をしてるんだ?」となるし、抽象ばかり伝えても具体的なイメージが湧きづらい。人は自分がイメージできないものは捉えられない。

例)学びのシェア
×「人に仕事を任せるときは覚悟が大事」
○「人に仕事を任せるときは覚悟が大事。というのも今日Bくんに〇〇という仕事を依頼したのだが〜〜…」

前田裕二さんのノートも具体と抽象について書いている。

前編はここまで。後半はより抽象度の高い内容を書いていく。

次回の内容予告

【思考法】編
- 「解くべき問い」は何か、を考える
- 「ドミノの一個目」
- 最初の8割で決め切る
- できない前提で考える
- ボロぶね

【振る舞い】編
- 対案を出す
- TTP (徹底的にパクる)
- 仮説を持つ
- ブレストでポジションをとる

【メンタル・体調管理】編
- 睡眠のハック
-信じるものを作る
- 根性ではなく、技術

【知識・インプット】編
- 圧倒的にすごい人に会う
- 巨人の肩の上に乗る

【マネジメント】編
- まずは上位層の引き上げ
- 仕事のゴールとは
- 共通言語を作る
- アジェンダをコントロールする
- 信頼はしても、期待はしない
- 「伝える、見せる、やってみさせる、フィードバック」

【想い】編
- 全てはお客様のために
- 自分がしんがりだという意識
- リーダーの役割

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